セルフ・カウンセリング
自分の心に出会えるメルマガ


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セルフ・カウンセリング
♪ 自分の心に出会えるメルマガ ♪
( ”イライラ””モヤモヤ”が解消できる!)
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第 5 号  2007 年 5 月 20 日
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みなさん、こんにちは。

「セルフ・カウンセリング ♪自分の心に出会えるメルマガ♪」をお読みいただきありがとうございます。

みなさんは、セルフ・カウンセリングという言葉を耳にしたことがおありですか?
これは、渡辺康麿氏が創案した、書いて読む、一人で出来る自己発見法です。

私たちは、このセルフ・カウンセリングを学んでいるグル-プですが、みなさんにも、ぜひ、この方法をお伝えしたいと思い、 同氏の著書を連載することにいたしました。

楽しくお読みいただけたら幸いです。

連載になっておりますので、初めての方は、バックナンバー第1号からお読みいただくとわかりやすいと思います。

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「心っていったい何だろう・・・?」

こんな思いを抱いた、猫のミケと犬のゴンは、「自分の心に出会える本」という書物をみつけました。
それを読み解いていく二人。果たして、二人は“自分の心”に出会うことができるのでしょうか?


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「自分の心に出会える本」  渡辺康麿著  より抜粋
(vol 5)

ミケ:

「アバタもエクボ」って何のことかしら?

ゴン:

それはね、いったん恋に落ちると、自分の好きな人のことは、欠点も魅力に見えてしまうってことだよ。

ミケ:

私の好きな人には短所なんかないわよ。
どこをどう見たって長所ばっかり。

ゴン:

それが、感情の絶対性なんだよ。

自分の評価が絶対的になって、冷静に見られなくなっているのさ。

ミケ:

・・・・・それで、恋に狂っている人は、マンガでは目がハートマークになっているのかな・・・・・・?

ゴン:

きっとそうだね。

ハートの感情で、何も見えなくなっているということだよね。

ミケ:

そういえば、ケンカしている時は、相手がどんなことを言っても憎たらしく感じるわ。

相手はゴメンネって言っているのに、私はその言い方が気に入らないと思って許せないの。

その相手に味方する人さえ憎たらしく感じるし、ケンカの仲裁に入った人にまで、 あんた、どっちの味方?、と腹をたてたり。

いったんいやになると、顔を見るのも、声を聞くのも、いやになるわ。

ほんと、感情って無限に広がっていってしまうのよね。

ゴン:

「坊主憎けりゃ、袈裟まで憎い」というやつだね。

ミケ:

初対面の人に会った時の第一印象にも、自分の感情が現れるわ。

この前、初対面でスッゴクいやな感じがした人がいたの。

あとでよーく考えてみたら、昔、いやな思いをした相手と、声とか、顔とかが似ていたのよね、その人。

それだけのことだったの。

ゴン:

その人のことはまだ何も知らないのに、はじめからいやに思うなんて・・・・・・。

まったく不合理なんだね、感情って・・・・・・。

ミケ:

ただ、感情って抑えても消えないのよね。

実は最近、ママからムリヤリ勧められてお見合いをしたの。

だけど、相手の人のこと、どうしても好きになれないの・・・・・・。

客観的に見ればいい人なんだからって、自分に言い聞かせておつき合いしているんだけど・・・・・・。

でも、態度がぎこちなくなってしまって。

その人に会うと、毎回、後味が悪くって・・・・・・。

ゴン:

僕も、いやだと思う相手を無理に好きになろうとしても、ダメだった。

自分が不安なときに、自分で自分を励ましても、やっぱりダメだった・・・・・・。

ミケ:

感情を押し殺して、我慢に我慢を重ねているうちに、思わぬときに思わぬ形で爆発しちゃうことがあるわ。

ゴン:

そうそう、ほかの人に八つ当たりをしたり、ものに当たったり。

相手はまったく関係のない人で、自分もこの人のせいではない、と頭ではわかっていたとしても・・・・・・。

ミケ:

私、自分はキレやすい性格なんだと思っていたわ。

でも、感情を抑え込もうとするから、かえって感情が高まってしまって、ついにはキレちゃうのかもしれないわ。

ゴン:

ぶつけどころがないときは、体の具合に出てきちゃうよね。

僕は悲しみや恐れや怒りのようなマイナスの感情を、感じる前に抑えてしまうクセがついているみたいなんだ。

子どもの頃、よく親父に、「男のくせに泣くんじゃない。
言いたいことがあったら、ちゃんと言ってみろ」って叱られたな。

そう言われても、こわくて言えないんだ。

ミケ:

私、腹がたった瞬間に、こんなにすぐ怒る自分はよくないって感じてしまうわ。

メチャクチャ怒っているときも、怒ってばっかりの自分はよくないな、とどこかで自分の感情を否定してしまっている・・・・・・。

*****感情があるのは生きている証拠*****

感情がある、ということは、私たちが生きているという証拠です。

自分の感情を押し殺していると、自分で自分が何を感じているかがわからなくなり、自分の心を見失ってしまいます。

ついには、何を見ても、聞いても、心が動かなくなってしまいます。

感情を抑えつづけると、無関心になり、無感動になり、無気力の状態におちいります。

ミケ:

「アバタもエクボ」って何のことかしら?

ゴン:

それはね、いったん恋に落ちると、自分の好きな人のことは、欠点も魅力に見えてしまうってことだよ。

つづく・・・

〜★〜 編集後記 〜★〜

感情があるのは、生きている証拠なんですね。

でも、ミケが言っているようにマイナス感情に襲われた時は早くその感情から逃れたいと思うものです。

抑圧することや発散することが良くないのであれば、他に、いったい、どのような有効な方法があるというのでしょうか?

どうぞ、お楽しみに!
皆様のご意見ご感想をお待ちしております。

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