セルフ・カウンセリング
自分の心に出会えるメルマガ


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セルフ・カウンセリング
♪ 自分の心に出会えるメルマガ ♪
( ”イライラ””モヤモヤ”が解消できる!)
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第 12 号 2007 年 8月 30日
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みなさん、こんにちは。

「セルフ・カウンセリング ♪自分の心に出会えるメルマガ♪」をお読みいただきありがとうございます。

みなさんは、セルフ・カウンセリングという言葉を耳にしたことがおありですか?
これは、渡辺康麿氏が創案した、書いて読む、一人で出来る自己発見法です。

私たちは、このセルフ・カウンセリングを学んでいるグル-プですが、みなさんにも、ぜひ、この方法をお伝えしたいと思い、 同氏の著書を連載することにいたしました。

楽しくお読みいただけたら幸いです。

連載になっておりますので、初めての方は、バックナンバー第1号からお読みいただくとわかりやすいと思います。

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「心っていったい何だろう・・・?」

こんな思いを抱いた、猫のミケと犬のゴンは、「自分の心に出会える本」という書物をみつけました。
それを読み解いていく二人。果たして、二人は“自分の心”に出会うことができるのでしょうか?


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「自分の心に出会える本」  渡辺康麿著  より抜粋
(vol 12)

☆★☆ セルフ・カウンセリングって、なぁに? ☆★☆

クマ:

心のことを、意識、感情、欲求という順に二人で学んできたんだね。

でも、理屈でわかったことが、すぐに自分のことと結びつくかというと、 なかなか結びつかないような気がして、ここにきたんだね。

ミケ:

そうなの。
何をどう感じているのか、どんな欲求をもっているのか、自分のことって、 わかっているようでいてわかっていないような気がして。

どういうふうにしたら自分の心が見えてくるの?

ゴン:

僕もです。

たとえば感情的になったとき、感情の奥の欲求を突き止めれば解決法が出てくるという話でした。

でも、どうやって、自分の欲求を突き止めていったらいいのでしょうか。

ミケ:

ほんとよね。
自分の心に出会うためには、いったいどうしたらいいのかしら?

クマ:

それにはね、セルフ・カウンセリングというとてもいい方法があるんだよ。

自分のありのままの心に出会えるための方法なんだ。

ゴン:

セルフ・カウンセリング?

ミケ:

セルフって、「自分」ということよね。

自分で自分をカウンセリングするの?

クマ:

そう。

セルフ・カウンセリングは一人でできる、書くカウンセリングなんだ。

ゴン:

でも、カウンセリングというと、ふつう、相談をするクライエントと、相談を受けるカウンセラーの二人がいて、 クライエントが話して、カウンセラーが聞く、というイメージしか思い浮かばないのですが・・・・・・。

クマ:

そうだね。

一人でできるカウンセリング、って矛盾した言い方だけど、一人でやるからこそ、 自分の問題を自分で解決していこうという気持ちが生まれてくるんだよ。

ミケ:

誰か聞いてくれる人がいたほうが、話す気になれるものではないかしら?

クマ:

そうだね。

落ちつかないときには、誰かに話を聞いてもらうと、ホッとすることがあるもんね。

でもそれは、聞き手が上手に聞いてくれる人の場合にかぎるんじゃないかな。

ゴン:

それは、そうですね。

ミケ:

何を言っても、そのまま聞いてくれる人なんて、いないかもしれない。

たいてい、こっちが話をしている途中で何か言うわ。

「それは違うよ」とか、「こうじゃないの?」とか、「こういうふうにしたら?」とか、言うもんね。

ゴン:

たとえ、「うん、うん」と聞いてくれたとしても、僕のほうが聞き手の人の顔色や声の調子が気になってきて、 もう、これ以上のことは話せないなって思うことがあります。

そうやって、言いたいことをのみ込んでしまうことが、よくあるんです。

クマ:

書いたものを読むのが自分だけということなら、こんなこと言ったら相手にどう思われるだろうと 気にする必要はまったくなくなるね。

書くカウンセリングなら、相手の反応に左右されないで、落ちついて自分自身と向き合えるんだ。

ミケ:

本当に書くだけでいいの?

クマ:

正確には、書くカウンセリングだけでなく、書いて読むカウンセリングなんだ。

自分の感じたことを書いて、自分で読み返していくんだよ。

ゴン:

それだったら、一人でもできますね。

ミケ:

たったそれだけのことで自分の心に出会えるの・・・・・・?

クマ:

その、それだけのことが、とても大切なんだよ。

読み返すことで、自分の思いを受け止めていくことになるんだ。

ゴン:

そうか。

心っていうのは意識、つまり、思いの流れ、だからなんですね。


*****書くことは心に出会うはじめの一歩*****

文字という表現手段を用いて書くということは、音声という表現手段を用いて 語るということ以上の意味をもっています。

音声による表現は消えていくのに対して、文字による表現は、消えずにそのまま残ります。

この二つの表現手段の相違は、一見小さな相違のように見えます。

しかし、その小さな相違が、大きな相違を引き起こすのです。

私たちは通常、テープ・レコーダーで録音し再生しないかぎり、自分が話したことを聞き直すことはできません。

しかし、私たちは、自分が書いたものを何度でも読み返すことができます。

つまり、話す場合には、自己表現はできても、自己認識は十分にはできないのです。

それに対して、書く場合には、自己表現できるだけでなく、 自己表現したことにもとづいて、自己認識ができるのです。

それだけでなく、さらに、自己表現にもとづく自分自身の自己認識の適切さを、納得がいくまで自己吟味できるのです。

つづく・・・

・・★・・ 編集後記 ・・★・・

暑い暑い夏休みでしたが、皆様、いかがお過ごしでしたか?

クマさんのもとを訪れたゴンとミケはいよいよ、セルフカウンセリングについて手ほどきを受けていきます。

クマさんによると、セルフカウンセリングとは、自分で書いて読むカウンセリングなんですね。

「書くこと」は心に出会うはじめの一歩だといえるでしょう。

そして、書いて読み返すことで、自分の思いを受け止めていくことができるんですね。
次回の続きをどうぞお楽しみに!

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