セルフ・カウンセリング
自分の心に出会えるメルマガ


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セルフ・カウンセリング
♪ 自分の心に出会えるメルマガ ♪
( ”イライラ””モヤモヤ”が解消できる!)
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第 25 号 2008年 3月 15日
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みなさん、こんにちは。

「セルフ・カウンセリング ♪自分の心に出会えるメルマガ♪」をお読みいただきありがとうございます。

みなさんは、セルフ・カウンセリングという言葉を耳にしたことがおありですか?
これは、渡辺康麿氏が創案した、書いて読む、一人で出来る自己発見法です。

私たちは、このセルフ・カウンセリングを学んでいるグル-プですが、みなさんにも、ぜひ、この方法をお伝えしたいと思い、 同氏の著書を連載することにいたしました。

楽しくお読みいただけたら幸いです。

連載になっております。興味のある方は、バックナンバーからお読みいただくとわかりやすいと思います。
1〜22号 「自分の心に出会える本」より
23号〜  新連載「自己形成学の創造」より

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人は、生まれてから今に至るまでの人生の中で、いろいろな経験をします。
そして、その経験を通して、「こうしなければならない」とか「こうあらねばならない」とかいうその人なりのモノサシを形作っていきます。

自分の生い立ちを振り返ることによって、無意識に取り込んできたそのようなモノサシに気づき、 そのとらわれから自由になっていく方法を自己形成史分析といいます。

セルフ・カウンセリングという方法は、このような、自己形成史分析という自己探求の方法が基礎になっています。

メルマガ 第23号より、セルフカウンセリング創設者である渡辺康麿氏ご自身の自己形成史を紹介していきたいと思います。



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古希記念論文集 「自己形成学の創造」 渡辺康麿著 より抜粋
( vol. 3 )

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ほんとうの自己を求めて
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3.運動能力による自己評価の時代

□ バットのやっちゃん


小学校の高学年になると、私の自分のネウチをはかる根拠として、腕力というモノサシに代わって、 新たに運動能力というモノサシが私の前に浮かび上がってきました。

この頃丁度、日本は戦争に敗れ、再び、子どもたちの間に野球が流行してきました。

「六三制、野球ばかりが強くなり」というような川柳が生まれてくるほどでした。

私は仲間を募って、野球部を作りました。

むろん、私がピッチャーで、4番打者になりました。

私は番長だったわけですから、誰も異議申し立てはしませんでした。

やるとなると、とことんやらないと気がすまないたちなので、放課後はむろんのことですが、お昼休みの時間も、みんなで練習に励みました。

私自身はといえば、学校での練習ではあきたらず、家に帰ると、夜遅くまで鏡の前やショー・ウィンドウの前で バットの素振りを繰り返しました。

その熱中ぶりは、家族のものや近所の人たちから、今までは、“ケンカのやっちゃん”という仇名を付けられていたのが、 今度は“バットのやっちゃん”という仇名を付けられるようになったほどでした。

□ 得意、でも物足りない

その練習のかいあってか、私たちのチームは区の軟式野球大会でついに優勝しました。

主将だった私は、当時の区長から、賞状と記念品を貰って、学校に帰りました。

ピッチャーで、かつ、4番バッターの私は、学校の中でヒーロー的な存在になったと言ってもいいでしょう。

たしかに、私は得意だったのですが、やはり、何か足りない思いが残ったのです。

しかし、何がかけているのかは、当時の私には全く見当がつきませんでした。


つづく ・・・



次回は、ほんとうの自己を求めて より
4 学力による自己評価の時代をお送りいたします。


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