セルフ・カウンセリング 自分の心に出会えるメルマガ |
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ セルフ・カウンセリング ♪ 自分の心に出会えるメルマガ ♪ ( ”イライラ””モヤモヤ”が解消できる!) ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ 第 30 号 2008年 6月 1日 ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ |
みなさん、こんにちは。 「セルフ・カウンセリング ♪自分の心に出会えるメルマガ♪」をお読みいただきありがとうございます。 みなさんは、セルフ・カウンセリングという言葉を耳にしたことがおありですか? これは、渡辺康麿氏が創案した、書いて読む、一人で出来る自己発見法です。 私たちは、このセルフ・カウンセリングを学んでいるグル-プですが、みなさんにも、ぜひ、この方法をお伝えしたいと思い、 同氏の著書を連載することにいたしました。 楽しくお読みいただけたら幸いです。 連載になっております。興味のある方は、バックナンバーからお読みいただくとわかりやすいと思います。 1〜22号 「自分の心に出会える本」より 23号〜 新連載「自己形成学の創造」より |
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人は、生まれてから今に至るまでの人生の中で、いろいろな経験をします。 そして、その経験を通して、「こうしなければならない」とか「こうあらねばならない」とかいうその人なりのモノサシを形作っていきます。 自分の生い立ちを振り返ることによって、無意識に取り込んできたそのようなモノサシに気づき、 そのとらわれから自由になっていく方法を自己形成史分析といいます。 セルフ・カウンセリングという方法は、このような、自己形成史分析という自己探求の方法が基礎になっています。 メルマガ 第23号より、セルフカウンセリング創設者である渡辺康麿氏ご自身の自己形成史を紹介していきたいと思います。 |
********************************** 古希記念論文集 「自己形成学の創造」 渡辺康麿著 より抜粋 ( vol. 8 ) ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++ ほんとうの自己を求めて ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++ |
8.道徳的実践に基づく自己評価の時代 □ 死刑囚との出会い そんな時、ある番組の取材で、私はたまたま一人の死刑囚に出会いました。 その死刑囚の日々は、ただ処刑される日を待つだけという毎日でした。 その彼には、外側から見るならば新しい未来を創り出す可能性は全くないと言ってよいでしょう。 それにもかかわらず、彼は「一日、一日を感謝しつつ暮らしている」ということを私に告げたのです。 そのことは、私にとってほんとうに驚きでした。 この死刑囚の方との出会いをとおして、私は、人間には深い内面の世界があることに気づかされました。 そして私の関心は、社会変革から、自己変革へと移っていきました。 □ 再出発・・・・・・そして挫折 それから後、私はテレビ局に勤めながら、日本で行われているさまざまな自己変革のための方法を自らやってみました。 実験しているうちに、私の胸の中からいろいろな疑問が次から次へと湧いて来ました。 自分が変わるということは、一体どういうことなのかを、私はどうしても原理的に突き止めておきたい気持ちにかられるようになりました。 3年ぐらいひとりで生活できるほどのお金を蓄えた上で、私は思い切ってテレビ局を辞めました。 そして、再び、ある私立大学の教育学科に入り、自分のテーマをあらゆる角度から追求しました。 その結果、私なりにですが、自己変革について一つの見通しを得ることが出来ました。 その大学に在学中、キャンパスでさまざまな悩みを抱えている学生たちに出会いました。 その学生たちからの頼みで、夏休みや冬休みの時を利用して、私は自己反省を助ける対話(カウンセリング)を試みるようになりました。 その学生たちの体験手記がたまたま大学の新聞に紹介されたことがきっかけとなって、不安に悩む大学生が次から次へと私を訪ねてきました。 私は、その大学を卒業すると同時に、青年たちが自己反省できるための道場を開くことにしました。 それからというもの、私の毎日は悩みを持つ青年たちの指導にあけくれるようになりました。 青年たちは、私の家の個室で、10日間にわたって毎日、朝6時から夜9時まで、倫理的な観点から自己反省を続けました。 私は一日何回もその青年達の部屋に行き、彼らが無自覚的に持っている<甘え>と<見栄>とを指摘しました。 彼らとのカウンセリングをするために、私は休みの日を取ることも出来なければ、家の外に出ることも出来ませんでした。 しまいには疲れ果てて、彼らの部屋に行くのに這って行かなければならないようになりました。 一人の学生が精神錯乱に陥ったのは、丁度そんな時だったのです。 |
つづく ・・・ |
次回は、ほんとうの自己を求めて より 9.自己評価不安からの解放をお送りいたします。 |
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