セルフ・カウンセリング
自分の心に出会えるメルマガ


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セルフ・カウンセリング
♪ 自分の心に出会えるメルマガ ♪
( ”イライラ””モヤモヤ”が解消できる!)
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第 45 号 2009年 2月 1日
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みなさん、こんにちは。

「セルフ・カウンセリング ♪自分の心に出会えるメルマガ♪」をお読みいただきありがとうございます。

みなさんは、セルフ・カウンセリングという言葉を耳にしたことがおありですか?
これは、渡辺康麿氏が創案した、書いて読む、一人で出来る自己発見法です。

私たちは、このセルフ・カウンセリングを学んでいるグル-プですが、みなさんにも、ぜひ、この方法をお伝えしたいと思い、 同氏の著書を連載することにいたしました。

楽しくお読みいただけたら幸いです。

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連載になっております。興味のある方は、バックナンバーからお読みいただくとわかりやすいと思います。
   1〜22号   「自分の心に出会える本」より
   23号〜    「自己形成学の創造」より
   32号〜 新連載「セルフ・カウンセリングの方法」より

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人は、生まれてから今に至るまでの人生の中で、いろいろな経験をします。
そして、その経験を通して、「こうしなければならない」とか「こうあらねばならない」とかいうその人なりのモノサシを形作っていきます。

自分の生い立ちを振り返ることによって、無意識に取り込んできたそのようなモノサシに気づき、 そのとらわれから自由になっていく方法を自己形成史分析といいます。

セルフ・カウンセリングという方法は、このような、自己形成史分析という自己探求の方法が基礎になっています。

☆★☆セルフ・カウンセリングとは?☆★☆

セルフ・カウンセリングでは、自分が経験した日常生活のある時の場面を書きます。
家庭や学校、職場での場面など、どのような場面でもかまいません。
テレビを見た時、本を読んだ時、一人で考えている時など、相手がいない場面も大切な題材になります。
もちろん文章の上手・下手はまったく問題ありません。
専門知識も必要ありません。
自分が見たこと、聞いたこと、思ったこと、言ったこと、したことを、時間の順にそのまま書くと、リポートになります。
まず、自分が何を悩んでいるのかわかります。
その悩みの奥に、どのような願いがあるのかわかります。
そして、相手の気持ちがわかります。
そうすると、自分と相手の気持ちを尊重しつつ、心を通わせてゆくための知恵が生まれます。
人間関係のすべてに共通する心のからくりを、自分の経験を通して学ぶことができます。

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第32号より、セルフ・カウンセリングのプログラムに取り組み、 新たな自己発見をした方々の、体験談を紹介していきます。

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「セルフ・カウンセリングの方法」 渡辺康麿著 より抜粋
(vol . 15 )

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ー セルフ・カウンセリング ケーススタディ 8 ー
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☆★☆感情を受けとめ、生かしていくには☆★☆

仕事の場では、私情をはさまないということは原則のようなものです。
しかし、仕事をする上での手順とか、実行するしないの選択とか、 どのような企画にするかという発想など、どの仕事をとっても、ただ機械的にしているわけではありません。
その仕事に対する受け止め方の背後には、その人の価値観が潜んでいるといっても過言ではないと思います。
その証拠に、手順一つ決めるにも、意見が分かれると感情的になってしまうということも起ります。
このような考え方の対立、価値観の対立が起ったときには、どのように対処したらよいのでしょうか。
対立が表面に現れると、ほとんど感情問題になり、激しい怒りをストレートに感じることがあります。
そのような場合、怒りをそのまま表現して、相手を恐れさせるという仕方で自分の意見を押し通すということもあり得るでしょう。
しかし普通は、そのようにしますと、後の仕事がやりにくくなる、あるいは自分でも落ち着けないということになります。
反対に自分の怒りを抑え込んで、相手に合わせるということもあるでしょう。
しかし、そうすればその場ではうまくいっても、自分の気持ちは治まりません。
自分を情けなく思い、屈辱感や自己嫌悪に陥り仕事に対する意欲を失うこともあります。
もちろん、そのような対立は社内だけのことではありません。
他社との取引などでは価値観の対立がいっそう顕著になります。
その場合。
感情的になればうまくいかないことは、はっきりしています。
どこまでも冷静に自分の主張をしつづけ、相手の主張も聞きつつ、妥協点を見出していく力が求められます。
このような場面で必要なことは、自分をよく知っているということです。
自分が怒りを感じた場面を記述し、自分が何を求めているのか、何を伝えたいのか、何を大事にしているのか、本音の気持ちを突きとめることです。
自分の気持ちが十分に理解できているとゆとりが生まれ、自分の主張をすることも、相手の要求を聞くことも、落ち着いてできます。
結果として妥協点を見出すまで話し合うという持久戦にも耐えられるのです。
しかし、怒り心頭で相手の言い分を聞くどころではないということもときにはあるでしょう。
そのようなときは、とりあえず自分の気持ちを思う存分、書き表すということが、もっとも生産的です。

タイトル「いくらお客だって許せない」   [女性・26歳]
        ( ケーススタディ8 − 前半 )

【研究動機】
私は、外資系の出版社に勤めています。
私が担当しているのは百科事典です。
半年に一回、内容の更新のためにユーザーの会社に行って、差し替え業務をします。
あるユーザーのところへ行ったときのことです。
最近この会社の担当者が代わり、私の説明が足りなかったこともあって、思いがけないトラブルが生じてしまいました。

【場面記述】

私は事前に電話を入れて訪問した。

私は〈今日は、一日かかりそうだな〉と思った。

私は「おはようございます。先日お電話したK社の小川です。
作業に参りました」と言った。

女子事務員で顔なじみの松田さんは「はい。このテーブルでどうぞ」と言った。

私は「すいません。お借りします。
では、先日宅配便でお送りしました追録と原本をお願いします」と言った。

松田さんは「お待ちください。今もって来ます」と言った。

松田さんは、宅急便の包みと原本をもって来た。

私は早速作業にかかった。

しばらくして松田さんは、お茶を運んで来た。

松田さんは、「こちらは主任の斎藤です。四月からこちらの担当になりました」と言った。

私は「小川です。よろしくお願いします」と言った。

主任さんは「これ、二週間くらい前にあんたの会社から届いたんだけど、頼んだつもりはないんだけど」と言った。

私は〈あー、担当が代わったのでわかっていないんだな。
それにしてもあんたとはひどい言葉だ。
この人にあんた呼ばわりされる筋あいはないぞ〉と思った。

私は「この本は、半年ごとに差し替えが必要なので、原本を買っていただいた時点で契約されているのです」と言った。

主任は「そんな話は聞いていない」と言った。

私は〈営業が契約を結んだときに、契約書を取り交わしているはずなのに〉と思った。

私は「営業が伺ったときに、ご説明していると思いますが」と言った。

主任は「だから聞いていないと言ったろう。
それに、今回はわが社では必要ないかもしれないじゃないか。
あんたの勝手で動かれると、こっちは迷惑するんだ」と言った。

私は〈なんか柄が悪いなあ。
ちょっとすごみがある顔だし。
でも負けるもんか。
きっぱり言っておこう〉と思った。

私は「これは半年に一回差し替えないと、情報の変化に対応できないので、契約時にご了承いただいているのですが」と言った。

私は〈ちょっと切り口上になったかな。
主任は黙っちゃったなあ〉と思った。

私は「では、本日はどのようにいたしましょうか」と言った。

主任は「仕方がないじゃないか。もう来ちゃったんだからな」と言った。

私は〈もう来ちゃったんだからな、などと言われたくない。
こっちは仕事で来たんだ。
怒っていては仕事にならない。
とにかく早くすませたい〉と思った。

私は作業に取りかかった。

主任は、私のそばにいた。

私は〈嫌な奴だなあ。監視されているようで手元が狂うよ〉と思った。

主任は「あんた、学校出て、こんな仕事を毎日やっているのか。
こんな簡単なこと、俺だってできる」と言った。

私は〈こんな仕事って、どういう意味だ。
このじじい!! この仕事だけじゃないぞ。
あっちへ行け!!〉と思った。

主任は「あんた、こんなことで給料もらってるんか」と言った。

私は〈もう許せない。
あんたあんたって気安く言うな!!
どんな仕事だって、仕事に上下があるわけじゃないだろ!!〉と思った。

私は仕事の手を止めて、主任の顔をじっと見て「あなたにそこまで言われる必要はないと思います」と言った。

主任の顔は、赤くなった。

私は〈あっ怒ったな。まずかったかな。
しかし、悔しい!! 悔しい!!
なんでこんな言い方されなきゃいけないんだよ!!〉と思った。

主任は「次からこんな押し売りみたいなことしないでくれ。
あんたじゃなく上司と話がしたいから、あんたの上司の名刺をくれ」と言った。

私は〈しまった。
あいつの言葉に乗ってしまった。
こういうやり取りを会社には知られたくない〉と思った。

私は「今回の件に関しましては、私が上司に伝えます」と言った。

主任は「あんたじゃ、話にならないんだよ」と言った。

私は〈どこまで脅すつもりだ。
悔しい! もうかかわりたくない。
早く帰りたい。上司の名はださずにおこう〉と思った。

私は、紙に会社の担当部署の連絡先を書いてテーブルの上に置いた。

主任は、それを見ていた。

私は作業を終えた。

私は「作業を終わりました。
次回のことは、こちらへお電話をお願いします。失礼します」と言った。

私は〈しっかり礼儀を守って、おどおどしたようすは見せないようにしなくちゃ〉と思った。

私は、松田さんに挨拶をし、胸を張ってわざとゆっくりと事務所を出た。

私は〈悔しい! 何なんだあいつは! 人のこと馬鹿にしやがって! 腹が立つ!
何でこんな嫌な思いまでして仕事しなくちゃいけないんだよ! 悔しい!
もう会社には戻りたくない。このまま家に帰ろう〉と思った。

後日、この主任から私の上司に電話が入って、私の態度が悪い、と言っていたそうです。

上司は私の非礼をわび、『さっそく営業担当者に、契約書をもってご説明にうかがわせます』と答えたとのこと。

そして私に対して、上司は『お客の中には、いろいろ感情的にものを言う人もいるが、その波に乗らないように』と言いました。

何事にも冷静に当たれということです。
でも私は、それが苦手なのです。

【記述による発見】

☆★☆頭と感情が食い違っていた☆★☆

私は、自分の語学力を生かせるところとして、選んでこの会社に入社したつもりでした。
しかし、自分のやりたい仕事だけをやるわけにはいかず、ユーザーのところへ出かけていく仕事もしなければなりません。

以下、次号(ケーススタディ8ー後半)に つづく・・・

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