セルフ・カウンセリング
自分の心に出会えるメルマガ


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セルフ・カウンセリング
♪ 自分の心に出会えるメルマガ ♪
( ”イライラ””モヤモヤ”が解消できる!)
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第 60 号 2009年 9月 1日
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みなさん、こんにちは。
「セルフ・カウンセリング ♪自分の心に出会えるメルマガ♪」をお読みいただきありがとうございます。
みなさんは、セルフ・カウンセリングという言葉を耳にしたことがおありですか?
これは、渡辺康麿氏が創案した、書いて読む、一人で出来る自己発見法です。
私たちは、このセルフ・カウンセリングを学んでいるグル-プですが、みなさんにも、ぜひ、この方法をお伝えしたいと思い、 同氏の著書を連載することにいたしました。
楽しくお読みいただけたら幸いです。


連載になっております。興味のある方は、バックナンバーからお読みいただくとわかりやすいと思います。
   1〜22号   「自分の心に出会える本」より
   23号〜    「自己形成学の創造」より
   32号〜 新連載「セルフ・カウンセリングの方法」より



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人は、生まれてから今に至るまでの人生の中で、いろいろな経験をします。
そして、その経験を通して、「こうしなければならない」とか「こうあらねばならない」とかいうその人なりのモノサシを形作っていきます。

自分の生い立ちを振り返ることによって、無意識に取り込んできたそのようなモノサシに気づき、 そのとらわれから自由になっていく方法を自己形成史分析といいます。

セルフ・カウンセリングという方法は、このような、自己形成史分析という自己探求の方法が基礎になっています。

☆★☆セルフ・カウンセリングとは?☆★☆

セルフ・カウンセリングでは、自分が経験した日常生活のある時の場面を書きます。
家庭や学校、職場での場面など、どのような場面でもかまいません。
テレビを見た時、本を読んだ時、一人で考えている時など、相手がいない場面も大切な題材になります。
もちろん文章の上手・下手はまったく問題ありません。
専門知識も必要ありません。
自分が見たこと、聞いたこと、思ったこと、言ったこと、したことを、時間の順にそのまま書くと、リポートになります。
まず、自分が何を悩んでいるのかわかります。
その悩みの奥に、どのような願いがあるのかわかります。
そして、相手の気持ちがわかります。
そうすると、自分と相手の気持ちを尊重しつつ、心を通わせてゆくための知恵が生まれます。
人間関係のすべてに共通する心のからくりを、自分の経験を通して学ぶことができます。


第32号より、セルフ・カウンセリングのプログラムに取り組み、 新たな自己発見をした方々の、体験談を紹介していきます。

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「セルフ・カウンセリングの方法」 渡辺康麿著 より抜粋
(vol . 29 )


ー セルフ・カウンセリング ケーススタディ 15 ー


タイトル 「高校生の息子との対立」〔男性・46歳〕

(ケーススタディ15 − 前半)

【研究動機】

長男の子育てについては、幼児のときから妻や両親に任せきりでした。
その長男が高校2年生になって、そろそろ大学受験の準備をしなければいけない時期に、 どういうわけか夜遊びするようになったのです。
妻は、息子に厳しく注意してほしいと私に言ってきました。
私は、今まで何も注意などしたことないのに、急に注意なんてできないと断わりました。
すると妻は、あなたが放任してきたから息子がこんなふうになったのだ、と私を責め立てるのです。

【状況説明】

今日もまた、妻から厳しく叱ってほしいと言われました。
テレビを見ながら私は、息子の帰ってくるのを待っていました。
午前0時ごろ息子は帰ってきました。そのとき自宅の居間でのことです。

【場面記述】

玄関が開く音がして、居間に息子が入ってきた。
息子は私を見ると、すぐにドアを開けて出て行こうとした。

私は「お帰り。
ちょっとここへ来いよ」と言った。

息子は「もう遅いから」と言った。

私は〈逃げようとしているな〉と思った。

私は「まあ、ちょっと話があるんだ。
ここへ来い」と言った。

息子は黙って椅子に腰掛けたが、テレビのほうを見ていた。

私は〈ちょっとは気が引けているのかな。
悪いと思っているようだ。
酒を飲んできたな〉と思った。

私は「バイクの飲酒運転は危険だぞ。
気をつけろよ。
飲んだんだろ」と言った。

息子は私の顔も見ないで「ぜんぜん」と言った。

私は〈腹を立てているのか。
飲んでないなんて言わせないぞ。
酒の匂いをさせといて。
生意気だ〉と思った。

私は「酒の匂いぐらいわかるもんだ。
どこへ行ってた、こんな遅くまで。
学生の身分で何やってるんだ」と言った。

息子は「別に」と言って、テレビのほうを見ていた。

私は〈テレビを消したほうがよかったな。
今の若いやつは、すぐにこんなふうなセリフを吐く。
逃げだな〉と思った。

私は「それじゃあ何でこんなに遅かったか言ってみろ」と言った。
息子はちらっと私の顔を横目で見た。

私は〈すごみのある目だな。言いにくいことをしてきたんだな。
そういえば、女の声でよく電話がかかってくると妻が言っていたな。
女の子と一緒だったのか〉と思った。

私は「相手は女だろう」と言った。

息子は「うるさいなあ。
俺の自由だろう」と言った。

私は〈図星だな。
都合が悪いとすぐにうるさいと言うんだ〉と思った。

私は「うるさいとは何だ。
高校生の身分で、自由だろうはないだろう」と言った。

私は〈もう少し穏やかに話すつもりだったのに。
怒らせちゃまずいな。
しかし腹が立つ。
でも、ここで逃がしたらおしまいだ。
穏やかに言わなきゃあ〉と思った。

私は「まあ遊ぶのは自由だが、高校生の身分で酒を飲み、女と遊んで夜遅く帰るのは少しハメのはずしすぎだろうが。
おまえの学校は男子校だろう。
どこの学校の女の子だ?」と言った。

息子は黙っていた。

私は〈程度の低い学校の女の子だったら、止めさせないと。
受験も失敗することになる。
早く目を覚まさせないと〉と思った。

私は「人に言えないようなことはするなよ。
女もいいが、くだらない女とつきあって一生を棒に振るようなことはするなよ。
友だちも女も、自分を高める人を選べよな」と言った。

息子は「俺の自由だろう。
誰を選ぼうが俺の人生だ」と言った。

私は〈こんなに穏やかに話をしてやっているのに!
何様だと思っているんだ!
もう許せん!〉と思った。

私は「そんなエラそうなことは自分で稼ぐようになってから言え!
いったい何様だと思っているんだ!」と怒鳴った。

息子は私をにらんで「養ってくれとは言ってない!
自分で勝手に生んだんだろう!
嫌なら出て行く!」と大声で言った。

私は〈もう、勝手にしろ!〉と思った。

私は「なにィ!
出て行きたいんなら勝手に出て行け!」と怒鳴った。

妻の「ふたりともやめて頂戴!」という声が背後から聞こえてきた。

私は〈妻は驚いて起きて来たんだな〉と思い振り返った。
妻と娘がドアのところに立っていた。

私は〈娘にまで心配させてしまった。
かわいそうだったな>と思った。

妻は「こんな夜中にケンカしないで!
ご近所迷惑ヨ。
私たちだって眠れないわよ!
もう止めて!」と泣き叫ぶように言った。

私は〈しまった。
大声を出しすぎたか。
それにしても息子の態度は許せん!
しかし、これ以上はやめよう。
暴力ざたになってはいけない。
落ち着かなければ〉と思った。

私は「今夜はもう休め。
明日学校だからな。
しかし、もう一度よく話し合おうじゃないか」と言った。
息子は私のほうを見ないで、自分の部屋に入って行った。

私は〈まったく、お前のせいで夫婦仲まで悪くなるじゃないか。
いいかげんにしろよな。
それにしても妻が心配そうにしているなあ〉と思った。

妻は、息子の部屋に行こうとした。

私は「行かないほうがいい」と言った。

妻は「でも、あのままじゃあ、あの子がかわいそうよ。
帰りが遅いことだけを注意してくれればいいのに。
遊び相手は本人の好みだもの」と言った。

私は〈妻は、自分だけいい子になろうとして、私に嫌な役を押しつけたな。
はじめっから自分で注意すればいいことなのに。
腹が立つ〉と思った。

私は「それだったら自分で言えばいいじゃないか。
俺が出ることなかったろうが」と言った。

妻は「そうやって、いつも自分は子育てから逃げて、あなたってずるいのね」と言った。

私は〈妻とまでケンカしたくない〉と思った。

私は「もう寝るぞ」と言って、居間を出た。

【場面記述を読んで】

☆★☆やはり子供から逃げていた☆★☆

私は、会社では社員教育に自信があるほうでした。

以下、次号(ケーススタディ15ー後半)に つづく・・・

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