セルフ・カウンセリング
自分の心に出会えるメルマガ


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セルフ・カウンセリング
♪ 自分の心に出会えるメルマガ ♪
( ”イライラ””モヤモヤ”が解消できる!)
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第 64 号 2009年 11月 1日
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みなさん、こんにちは。
「セルフ・カウンセリング ♪自分の心に出会えるメルマガ♪」をお読みいただきありがとうございます。
みなさんは、セルフ・カウンセリングという言葉を耳にしたことがおありですか?
これは、渡辺康麿氏が創案した、書いて読む、一人で出来る自己発見法です。
私たちは、このセルフ・カウンセリングを学んでいるグル-プですが、みなさんにも、ぜひ、この方法をお伝えしたいと思い、 同氏の著書を連載することにいたしました。
楽しくお読みいただけたら幸いです。


連載になっております。興味のある方は、バックナンバーからお読みいただくとわかりやすいと思います。
   1〜22号   「自分の心に出会える本」より
   23号〜    「自己形成学の創造」より
   32号〜    「セルフ・カウンセリングの方法」より
   62号〜 新連載「自分って何だろう‐現代日本人の自己形成‐」より



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人は、生まれてから今に至るまでの人生の中で、いろいろな経験をします。
そして、その経験を通して、「こうしなければならない」とか「こうあらねばならない」とかいうその人なりのモノサシを形作っていきます。

自分の生い立ちを振り返ることによって、無意識に取り込んできたそのようなモノサシに気づき、 そのとらわれから自由になっていく方法を自己形成史分析といいます。

セルフ・カウンセリングという方法は、このような、自己形成史分析という自己探求の方法が基礎になっています。

☆★☆セルフ・カウンセリングとは?☆★☆

セルフ・カウンセリングでは、自分が経験した日常生活のある時の場面を書きます。
家庭や学校、職場での場面など、どのような場面でもかまいません。
テレビを見た時、本を読んだ時、一人で考えている時など、相手がいない場面も大切な題材になります。
もちろん文章の上手・下手はまったく問題ありません。
専門知識も必要ありません。
自分が見たこと、聞いたこと、思ったこと、言ったこと、したことを、時間の順にそのまま書くと、リポートになります。
まず、自分が何を悩んでいるのかわかります。
その悩みの奥に、どのような願いがあるのかわかります。
そして、相手の気持ちがわかります。
そうすると、自分と相手の気持ちを尊重しつつ、心を通わせてゆくための知恵が生まれます。
人間関係のすべてに共通する心のからくりを、自分の経験を通して学ぶことができます。


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「自分って何だろう 〜現代日本人の自己形成〜」

渡辺康麿著 より抜粋

(vol . 3 )


他人のモノサシ、 自分のモノサシ
ー 現代日本人の自己評価の試み ー


□人間性とは?□

まず、はじめの手がかりとして、人生という言葉を取りあげてみましょう。
私たちが人生という時、さしあたり、人が生きることを意味しています。
人が生きるということは、まさに、人間が生きることを意味しているのであって、 人間以外のものが生きることを意味していないと言ってよいでしょう。
とすると、「人が生きる」ということは、人間が人間として生きることを意味しているのではないでしょうか。
そして、人間が人間として生きるということは、人間が人間らしく、 つまり、人間性の本質にふさわしく生きることを意味しているのではないでしょうか。
とすると、私たちは、まず、人間の本質を探求しなくてはならないことになります。
それでは、人間の本質、言いかえると、人間を人間たらしめている人間の条件は、どこのあるのでしょうか。
さしあたり、私たちは、人間の生命をほかの動物の生命と同じように、欲求を充足してゆく過程であると見なすことができます。
この点では、人間も動物も変わりないと言うことができます。
よく言われるように、たしかに人間も動物の一種なのです。
しかし、動物は、欲求充足の仕方があらかじめ定められています。
言いかえると、欲求充足のための行動があらかじめ定められています。
したがって、動物は、同じような行動パターンをくり返さざるをえません。
しかし、人間は、自分の欲求充足の仕方自体を反省することができるのです。
自分の欲求充足の仕方としての行動をふりかえることができるのです。
したがって、人間は、いつでも、自分の行動を変えることのできる可能性が与えられているのです。
この自己反省ができるということのうちに、人間の、動物とは違う独自性があると言ってよいでしょう。
しかし、一口に自己反省と言っても、私たちは、さまざまな仕方で自己反省をしています。
それでは、どのような自己反省が、最も人間らしい自己反省なのでしょうか。

つづく・・・

次回は「自分をふりかえる問題 」〈そのT〉をお送りいたします。
どうぞ、お楽しみに!

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