セルフ・カウンセリング 自分の心に出会えるメルマガ |
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ セルフ・カウンセリング ♪ 自分の心に出会えるメルマガ ♪ ( ”イライラ””モヤモヤ”が解消できる!) ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ 第 67 号 2009年 12月 15日 ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ みなさん、こんにちは。 「セルフ・カウンセリング ♪自分の心に出会えるメルマガ♪」をお読みいただきありがとうございます。 みなさんは、セルフ・カウンセリングという言葉を耳にしたことがおありですか? これは、渡辺康麿氏が創案した、書いて読む、一人で出来る自己発見法です。 私たちは、このセルフ・カウンセリングを学んでいるグル-プですが、みなさんにも、ぜひ、この方法をお伝えしたいと思い、 同氏の著書を連載することにいたしました。 楽しくお読みいただけたら幸いです。
連載になっております。興味のある方は、バックナンバーからお読みいただくとわかりやすいと思います。 1号〜 「自分の心に出会える本」より 23号〜 「自己形成学の創造」より 32号〜 「セルフ・カウンセリングの方法」より 62号〜 新連載「自分って何だろう‐現代日本人の自己形成‐」より
********************************* 人は、生まれてから今に至るまでの人生の中で、いろいろな経験をします。 そして、その経験を通して、「こうしなければならない」とか「こうあらねばならない」とかいうその人なりのモノサシを形作っていきます。 自分の生い立ちを振り返ることによって、無意識に取り込んできたそのようなモノサシに気づき、 そのとらわれから自由になっていく方法を自己形成史分析といいます。 セルフ・カウンセリングという方法は、このような、自己形成史分析という自己探求の方法が基礎になっています。 ☆★☆セルフ・カウンセリングとは?☆★☆ セルフ・カウンセリングでは、自分が経験した日常生活のある時の場面を書きます。 家庭や学校、職場での場面など、どのような場面でもかまいません。 テレビを見た時、本を読んだ時、一人で考えている時など、相手がいない場面も大切な題材になります。 もちろん文章の上手・下手はまったく問題ありません。 専門知識も必要ありません。 自分が見たこと、聞いたこと、思ったこと、言ったこと、したことを、時間の順にそのまま書くと、リポートになります。 まず、自分が何を悩んでいるのかわかります。 その悩みの奥に、どのような願いがあるのかわかります。 そして、相手の気持ちがわかります。 そうすると、自分と相手の気持ちを尊重しつつ、心を通わせてゆくための知恵が生まれます。 人間関係のすべてに共通する心のからくりを、自分の経験を通して学ぶことができます。 ***************************** 「自分って何だろう 〜現代日本人の自己形成〜」 渡辺康麿著 より抜粋 (vol . 6 ) 他人のモノサシ、 自分のモノサシ ー 現代日本人の自己評価の試み ー □自分をふりかえる時の問題□〈その3〉 (3)二つの反省の共通点と相違点 目的中心の自己反省においては、自己の設定した目的の達成がめざされています。 その意味で、この自己反省は、個人主義的な自己反省であると言うことができます。 また、目的中心の自己反省においては、目的達成に対する行動の有効性が主な関心事となっています。 その意味で、この自己反省は、技術的な自己反省であると言うこともできるでしょう。 規範中心の自己反省に於いては、他者(集団)が期待する規範との一致が目指されています。 その意味で、この自己反省は、集団主義的な自己反省であると言うことができます。 また、規範中心の自己反省においては、規範の遵守による行動の正当性が主な関心事となっています。 その意味で、この自己反省は、道徳的自己反省であると言うこともできるでしょう。 しかし、この二つの自己反省の間には、根本的な共通点を見い出すことができます。 目的中心の自己反省においては、自己の目的を達成することによって自己の生存価値を確認しようとし、 規範中心の自己反省においては、他者の期待に適応することによって自己の生存価値を確認しようとします。 すなわち、両者とも、自己評価への欲求を充足するための自己反省であると言ってよいでしょう。 自己の欲求に閉じ込められているという意味で、両者とも、閉鎖的な自己反省であると言うことができるでしょう。 それでは、私たち人間にとって、他者と自己の存在に対して、おのれを閉ざすのではなく、 他者と自己の存在に対してかぎりなくおのれを開いてゆくことが、はたして可能なのでしょうか。 言いかえるなら、私たち人間にとって、あらゆる特定の個人的目的やあらゆる特定の社会的規範から自由になって、 世界と自己に対して無条件的に直面することが、はたして可能なのでしょうか。 もし、それが可能なら、それこそ真に、人間的な自己反省であると言うことができるのではないでしょうか。 つづく・・・ 次回は「自分を振り返る時の問題」〈その4〉をお送りいたします。 どうぞ、お楽しみに! ********************************** 【閉じる】 |
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