セルフ・カウンセリング
自分の心に出会えるメルマガ


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セルフ・カウンセリング
♪ 自分の心に出会えるメルマガ ♪
( ”イライラ””モヤモヤ”が解消できる!)
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第 69 号 2009年 1月 15日
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みなさん、こんにちは。
「セルフ・カウンセリング ♪自分の心に出会えるメルマガ♪」をお読みいただきありがとうございます。
みなさんは、セルフ・カウンセリングという言葉を耳にしたことがおありですか?
これは、渡辺康麿氏が創案した、書いて読む、一人で出来る自己発見法です。
私たちは、このセルフ・カウンセリングを学んでいるグル-プですが、みなさんにも、ぜひ、この方法をお伝えしたいと思い、 同氏の著書を連載することにいたしました。
楽しくお読みいただけたら幸いです。


連載になっております。興味のある方は、バックナンバーからお読みいただくとわかりやすいと思います。
  1号〜    「自分の心に出会える本」より
 23号〜    「自己形成学の創造」より
 32号〜    「セルフ・カウンセリングの方法」より
 62号〜 新連載「自分って何だろう‐現代日本人の自己形成‐」より



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人は、生まれてから今に至るまでの人生の中で、いろいろな経験をします。
そして、その経験を通して、「こうしなければならない」とか「こうあらねばならない」とかいうその人なりのモノサシを形作っていきます。

自分の生い立ちを振り返ることによって、無意識に取り込んできたそのようなモノサシに気づき、 そのとらわれから自由になっていく方法を自己形成史分析といいます。

セルフ・カウンセリングという方法は、このような、自己形成史分析という自己探求の方法が基礎になっています。

☆★☆セルフ・カウンセリングとは?☆★☆

セルフ・カウンセリングでは、自分が経験した日常生活のある時の場面を書きます。
家庭や学校、職場での場面など、どのような場面でもかまいません。
テレビを見た時、本を読んだ時、一人で考えている時など、相手がいない場面も大切な題材になります。
もちろん文章の上手・下手はまったく問題ありません。
専門知識も必要ありません。
自分が見たこと、聞いたこと、思ったこと、言ったこと、したことを、時間の順にそのまま書くと、リポートになります。
まず、自分が何を悩んでいるのかわかります。
その悩みの奥に、どのような願いがあるのかわかります。
そして、相手の気持ちがわかります。
そうすると、自分と相手の気持ちを尊重しつつ、心を通わせてゆくための知恵が生まれます。
人間関係のすべてに共通する心のからくりを、自分の経験を通して学ぶことができます。


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「自分って何だろう 〜現代日本人の自己形成〜」

渡辺康麿著 より抜粋

(vol . 8 )


他人のモノサシ、 自分のモノサシ
ー 現代日本人の自己評価の試み ー


□かけがえのない、ありのままの自分を□

それでは、セルフ・カウンセリングによって、そのような自己超越に基づく自他の受容は、どのようにして可能になるのでしょう。
セルフ・カウンセリングの原則に従って記述してゆけるようになると、私たちは、リアルに自己を理解できるようになります。
リアルに自己を表現できるようになると、私たちは、リアルに自己を理解できるようになります。
リアルに自己を理解できるようになると、リアルに自己の存在を受容できるようになります。
今、私は、リアルな自己表現、リアルな自己理解、リアルな自己受容というように、“リアル”という言葉を三回くり返して用いました。

(1)リアルな自己表現とは

リアルな自己表現という言葉は、どんなことを意味しているのでしょう。
リアルな自己表現というのは、空間的な比喩を用いて言うなら、具象的で多側面にわたる自己表現であると言ってよいでしょう。
とするならば、アン・リアルな自己表現とは、抽象的で少側面だけの自己表現であると言うことができるでしょう。
アン・リアルな自己表現は、全体の中のいくつかの側面を指し示して、自己の全体であると見なします。
また、全過程の中のいくつかの局面を指し示して、自己の全過程であると見なします。
一部分を全体と見なすという点において、正しくない自己表現であるということもできるでしょう。

 (2)リアルな自己理解とは

それでは、リアルな自己理解とは、どのような自己理解を意味しているのでしょうか。
それは、空間的な比喩で言うなら、自己の全側面を適切な仕方で構造化し統合化することを意味します。
時間的な比喩で言うなら、自己の全局面を適切な仕方で構造化し統合化することを意味します。
すなわち、全側面と全局面を含んだ自己の全過程像を形成することであると言いかえることもできるでしょう。

(3)リアルな自己受容とは

それでは、リアルな自己受容とは、どのようなことを意味しているのでしょうか。
それは、特定の価値基準に基づいて、自己の一側面や一局面だけを肯定し、 他の側面や局面を否定するのではなく、自己の全側面や全局面を受容することを意味していると言ってよいでしょう。
なお、一言つけ加えて言うなら、自己受容というのは、特定の価値基準に基づく「存在価値の肯定」を意味してはいません。
それは、自己の「存在の受容」を意味しているのです。
自己評価することと自己受容することとの間には、根本的な次元の違いがあると言ってもよいでしょう。

つづく・・・

次回は「人生の究極的目的」をお送りいたします。
どうぞ、お楽しみに!

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