セルフ・カウンセリング
自分の心に出会えるメルマガ


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セルフ・カウンセリング
♪ 自分の心に出会えるメルマガ ♪
( ”イライラ””モヤモヤ”が解消できる!)
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第 74 号 2010年 4月 1日
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みなさん、こんにちは。
「セルフ・カウンセリング ♪自分の心に出会えるメルマガ♪」をお読みいただきありがとうございます。
みなさんは、セルフ・カウンセリングという言葉を耳にしたことがおありですか?
これは、渡辺康麿氏が創案した、書いて読む、一人で出来る自己発見法です。
私たちは、このセルフ・カウンセリングを学んでいるグル-プですが、みなさんにも、ぜひ、この方法をお伝えしたいと思い、 同氏の著書を連載することにいたしました。
楽しくお読みいただけたら幸いです。


連載になっております。興味のある方は、バックナンバーからお読みいただくとわかりやすいと思います。
  1号〜    「自分の心に出会える本」より
 23号〜    「自己形成学の創造」より
 32号〜    「セルフ・カウンセリングの方法」より
 62号〜 新連載「自分って何だろう‐現代日本人の自己形成‐」より



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人は、生まれてから今に至るまでの人生の中で、いろいろな経験をします。
そして、その経験を通して、「こうしなければならない」とか「こうあらねばならない」とかいうその人なりのモノサシを形作っていきます。

自分の生い立ちを振り返ることによって、無意識に取り込んできたそのようなモノサシに気づき、 そのとらわれから自由になっていく方法を自己形成史分析といいます。

セルフ・カウンセリングという方法は、このような、自己形成史分析という自己探求の方法が基礎になっています。

☆★☆セルフ・カウンセリングとは?☆★☆

セルフ・カウンセリングでは、自分が経験した日常生活のある時の場面を書きます。
家庭や学校、職場での場面など、どのような場面でもかまいません。
テレビを見た時、本を読んだ時、一人で考えている時など、相手がいない場面も大切な題材になります。
もちろん文章の上手・下手はまったく問題ありません。
専門知識も必要ありません。
自分が見たこと、聞いたこと、思ったこと、言ったこと、したことを、時間の順にそのまま書くと、リポートになります。
まず、自分が何を悩んでいるのかわかります。
その悩みの奥に、どのような願いがあるのかわかります。
そして、相手の気持ちがわかります。
そうすると、自分と相手の気持ちを尊重しつつ、心を通わせてゆくための知恵が生まれます。
人間関係のすべてに共通する心のからくりを、自分の経験を通して学ぶことができます。


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「自分って何だろう 〜現代日本人の自己形成〜」

渡辺康麿著 より抜粋

(vol . 13 )


他人のモノサシ、 自分のモノサシ
ー “自分らしさブーム”を考える ー


□自分自身を探して□

ということは、いったい、私たちにとってどんなことを意味しているのでしょうか。
それは、自分はなぜこの人と一緒に暮らすのかという問いに対して、私たち一人ひとりが、自分なりのきちんとした答えを出さなければならない、 ということを意味しているのではないでしょうか。
なぜならば、私たちはしようと思えば、ほかの仕事をすることも、ほかの人と結ばれることもできなくはないからです。
実際には、それなりの困難に伴うとしてもです。
私たちが、心から納得のできる仕方で、ある仕事やある人を選びとることができるためには、 自分の価値基準がはっきりしていなくてはなりません。
つまり、自分が、最終的に価値においていることがらが、自分自身にはっきりしていなくてはならないのです。
先日のことです。
私のゼミの学生が私にこんなことを語ってくれました。
「ボクは、たくさんお金がもらえるところ(会社)でなくったっていいんです。
名のあるところ(会社)でなくったっていいんです。
ただ、そこで(その会社で)自分のやりたい好きなことを、気の合った仲間たちとやれればいいんです。
でも、本当に自分がやりたいことがわからないんです。
もし、会社を経済的収入ということで選ぶのなら、その会社が初任給をいくら出すかということで決められます。
また、社会的評価ということで選ぶのなら、その会社が、たとえば一部上場企業であるかどうかというようなことで、決めることもできます。
でも、自分のやりたい仕事をやらせてくれるところ(会社)を選びたいということになると、 まず、自分が本当にやりたいことがわかっていなければ、決めようがないのです。
そこから、フリー・アルバイターと呼ばれているような、一群の若者たちが現われてきます。
こういう若者たちは、会社に入っても正式社員にはならないわけです。
会社の方で「社員にならないか」と申し出ても、彼らは「いいえ、結構です」と断わるのです。
ちょっと前までは考えられないことです。
この若者たちは、一、二年ある会社に勤めると、また別の会社に移っていきます。
つまり、仕事を変えてゆくということで、自分の本当にやりたいことが何なのかを探しているのです。
というのは、彼らは今まで、つまり幼稚園から大学を出るまで、ずっと社会の敷いたレールにのっかって走ってきたからです。
本当の意味で、自分を探求するということができなかったのです。
それで、遅まきながら、フリー・アルバイターとしていろいろな仕事を試しにやってみることで、自分探しをしているのです。

つづく・・・

次回は「 ”自分らしく生きる”とは」をお送りいたします。
どうぞ、お楽しみに!

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