セルフ・カウンセリング
自分の心に出会えるメルマガ


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セルフ・カウンセリング
♪ 自分の心に出会えるメルマガ ♪
( ”イライラ””モヤモヤ”が解消できる!)
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第 87 号 2010年 10月 15日
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みなさん、こんにちは。
「セルフ・カウンセリング ♪自分の心に出会えるメルマガ♪」をお読みいただきありがとうございます。
みなさんは、セルフ・カウンセリングという言葉を耳にしたことがおありですか?
これは、渡辺康麿氏が創案した、書いて読む、一人で出来る自己発見法です。
私たちは、このセルフ・カウンセリングを学んでいるグル-プですが、みなさんにも、ぜひ、この方法をお伝えしたいと思い、 同氏の著書を連載することにいたしました。
楽しくお読みいただけたら幸いです。


連載になっております。興味のある方は、バックナンバーからお読みいただくとわかりやすいと思います。
  1号〜    「自分の心に出会える本」より
 23号〜    「自己形成学の創造」より
 32号〜    「セルフ・カウンセリングの方法」より
 62号〜 新連載「自分って何だろう‐現代日本人の自己形成‐」より



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人は、生まれてから今に至るまでの人生の中で、いろいろな経験をします。
そして、その経験を通して、「こうしなければならない」とか「こうあらねばならない」とかいうその人なりのモノサシを形作っていきます。

自分の生い立ちを振り返ることによって、無意識に取り込んできたそのようなモノサシに気づき、 そのとらわれから自由になっていく方法を自己形成史分析といいます。

セルフ・カウンセリングという方法は、このような、自己形成史分析という自己探求の方法が基礎になっています。

☆★☆セルフ・カウンセリングとは?☆★☆

セルフ・カウンセリングでは、自分が経験した日常生活のある時の場面を書きます。
家庭や学校、職場での場面など、どのような場面でもかまいません。
テレビを見た時、本を読んだ時、一人で考えている時など、相手がいない場面も大切な題材になります。
もちろん文章の上手・下手はまったく問題ありません。
専門知識も必要ありません。
自分が見たこと、聞いたこと、思ったこと、言ったこと、したことを、時間の順にそのまま書くと、リポートになります。
まず、自分が何を悩んでいるのかわかります。
その悩みの奥に、どのような願いがあるのかわかります。
そして、相手の気持ちがわかります。
そうすると、自分と相手の気持ちを尊重しつつ、心を通わせてゆくための知恵が生まれます。
人間関係のすべてに共通する心のからくりを、自分の経験を通して学ぶことができます。


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「自分って何だろう 〜現代日本人の自己形成〜」

渡辺康麿著 より抜粋

(vol . 27 )


他人のモノサシ、 自分のモノサシ
ー 私の日本人論 ー


□日本人論ブームとその社会的背景□

ドイツから日本に戻ってくると、今まで何の疑問も感じないでいた日本人の在り方が、私にはひとつずつ疑問に思えてきました。
それ以来、日本人的性格について書かれたものを、できるかぎり集めてみるようにしました。
私の見るところでは、戦後、三回に及ぶ日本人論ブームがあったと思います。
第一期の日本人論ブームが起こったのは、終戦後まもない1950年代です。
ただし、この時の日本人論ブームは、知識人階層に限られていたと言ってよいでしょう。
この時の日本人論ブームの火つけ役を担ったのは、ルース・ベネディクトというアメリカの女性の人類学者の書いた、『菊と刀』という本です。
この本に対する賛否両論という形で、かなりの数の日本人論が書かれました。
この本の中では、日本人の文化は恥の文化であり、欧米人の文化は罪の文化である、ということが書かれています。
第二期の日本人論ブームが起こったのは、1970年代です。
この年代は、日本が文明開化して百年目に当たります。
1960年代の終りから、日本人による日本人論が徐々に現われ、1970年代に入ると急激に増加しています。
その中でも最も代表的な本をあげれば、イザヤ・ベンダサンの『日本人とユダヤ人』です。
この本は、百万部を超えるベスト・セラーになりました。
このイザヤ・ベンダサンという著者が日本人の山本七平氏であるということは、今では通説になっています。
このほかにも、この時期に、社会人類学者中根千枝氏の『タテ社会の人間関係』や、 精神病理学者の土居健郎氏の『甘えの構造』というような日本人論が、ベスト・セラーになりました。
第三期の日本人論ブームは、1980年ぐらいからはじまって、今も続いています。
この時期に、いろいろな外国人の手になる日本人論が数多く現われています。
その代表的な例として、オーストラリアのジャーナリストのグレゴリー・クラーク氏の『日本人―そのユニークさの源泉』をあげることができるでしょう。
日本のほとんどの新聞社が、この本を書評欄で取りあげていました。
それぞれの日本人論ブームの背後には、大きな歴史的な変動に伴う、日本人の自己評価の危機が潜んでいるように思われます。
第一次の日本人論ブームの起こった終戦直後は、言うまでもなく、 戦争に敗れたという事実によって、私たち日本人は自分自身の生き方を反省せざるをえなかったのだと思います。
第二次日本人論ブームの起こった1970年代は、日本経済が高度成長の頂点に達した時です。明治維新以来、 日本人は欧米の科学技術の水準に追いつくことを目的として、必死になって努力してきました。
ところが、この70年代において、私たち日本人は欧米の科学技術に追いつき、さらにはそれを追い越すところにきてしまったのです。
言いかえると、私たち日本人は、百年もの間、目標としてきたことを失ってしまったのです。
その結果、これから先、どのように生くべきかがわからなくなり、自分自身をふりかえらざるをえなくなったのだと思います。
1980年代からはじまり、今もつづいている第三次日本人論ブームは、外国人による日本人論ブームであると言ってよいでしょう。
欧米人にとって日本が驚くほど短期間に、敗戦のショックから立ち上り、高度な経済成長をなしとげ、 経済大国として世界に登場してきたことは、驚くべきことだったのだと思います。
その驚きから、「日本人とは、いったい何者なのか」という問いが生まれ、その問いに対する答えとして、 さまざまな日本人論が外国人の手によって書き表わされてきていると言ってよいでしょう。

つづく・・・

次回は「日本人論に欠けている根本視点」をお送りいたします。
どうぞ、お楽しみに!

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