セルフ・カウンセリング
自分の心に出会えるメルマガ


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セルフ・カウンセリング
♪ 自分の心に出会えるメルマガ ♪
( ”イライラ””モヤモヤ”が解消できる!)
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第 93 号 2011年 1月 15日
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みなさん、こんにちは。
「セルフ・カウンセリング ♪自分の心に出会えるメルマガ♪」をお読みいただきありがとうございます。
みなさんは、セルフ・カウンセリングという言葉を耳にしたことがおありですか?
これは、渡辺康麿氏が創案した、書いて読む、一人で出来る自己発見法です。
私たちは、このセルフ・カウンセリングを学んでいるグル-プですが、みなさんにも、ぜひ、この方法をお伝えしたいと思い、 同氏の著書を連載することにいたしました。
楽しくお読みいただけたら幸いです。


連載になっております。興味のある方は、バックナンバーからお読みいただくとわかりやすいと思います。
  1号〜    「自分の心に出会える本」より
 23号〜    「自己形成学の創造」より
 32号〜    「セルフ・カウンセリングの方法」より
 62号〜 新連載「自分って何だろう‐現代日本人の自己形成‐」より



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人は、生まれてから今に至るまでの人生の中で、いろいろな経験をします。
そして、その経験を通して、「こうしなければならない」とか「こうあらねばならない」とかいうその人なりのモノサシを形作っていきます。

自分の生い立ちを振り返ることによって、無意識に取り込んできたそのようなモノサシに気づき、 そのとらわれから自由になっていく方法を自己形成史分析といいます。

セルフ・カウンセリングという方法は、このような、自己形成史分析という自己探求の方法が基礎になっています。

☆★☆セルフ・カウンセリングとは?☆★☆

セルフ・カウンセリングでは、自分が経験した日常生活のある時の場面を書きます。
家庭や学校、職場での場面など、どのような場面でもかまいません。
テレビを見た時、本を読んだ時、一人で考えている時など、相手がいない場面も大切な題材になります。
もちろん文章の上手・下手はまったく問題ありません。
専門知識も必要ありません。
自分が見たこと、聞いたこと、思ったこと、言ったこと、したことを、時間の順にそのまま書くと、リポートになります。
まず、自分が何を悩んでいるのかわかります。
その悩みの奥に、どのような願いがあるのかわかります。
そして、相手の気持ちがわかります。
そうすると、自分と相手の気持ちを尊重しつつ、心を通わせてゆくための知恵が生まれます。
人間関係のすべてに共通する心のからくりを、自分の経験を通して学ぶことができます。


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「自分って何だろう 〜現代日本人の自己形成〜」

渡辺康麿著 より抜粋

(vol . 32 )


他人のモノサシ、 自分のモノサシ
ー 私の日本人論 ー


□国際化社会で問われるもの□

日本人に見られるような、社会的評価に依拠する自己形成は、自己喪失の危機におちいる可能性を持っています。
また、社会的評価の喪失を恐れる自己形成は、防衛的な自己中心主義におちいりがちです。
それに対して、欧米人に見られるような、自己の価値基準(イデオロギー)に依拠する自己形成は、 他者喪失の危機におちいる可能性を持っています。
また、自己の同一性の喪失を恐れる自己形成は、攻撃的な自己中心主義におちいりがちです。
日本人は、社会的評価を与えられている他者に対しては肯定的に評価しますが、社会的評価が与えられない他者に対しては否定的に評価します。
それに対して、欧米人は、自分の価値基準に合う他者に対しては肯定的に評価しますが、自分の価値基準に合わない他者に対しては否定的に評価します。
二十一世紀の国際社会における私たちの課題は、社会的他者の評価に基づく自己評価の試みからも、 文化的価値基準に基づく自己評価の試みからも解放されて、自己の存在と他者の存在を無条件的に受け容れあい、 理解しあうことにあると言ってよいでしょう。

つづく・・・

次回は「子どもたちのSOS」をお送りいたします。
どうぞ、お楽しみに!

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