セルフ・カウンセリング 自分の心に出会えるメルマガ |
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ セルフ・カウンセリング ♪ 自分の心に出会えるメルマガ ♪ ( ”イライラ””モヤモヤ”が解消できる!) ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ 第 100 号 2011年 5月 1日 ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ みなさん、こんにちは。 「セルフ・カウンセリング ♪自分の心に出会えるメルマガ♪」をお読みいただきありがとうございます。 みなさんは、セルフ・カウンセリングという言葉を耳にしたことがおありですか? これは、渡辺康麿氏が創案した、書いて読む、一人で出来る自己発見法です。 私たちは、このセルフ・カウンセリングを学んでいるグル-プですが、みなさんにも、ぜひ、この方法をお伝えしたいと思い、 同氏の著書を連載することにいたしました。 楽しくお読みいただけたら幸いです。
連載になっております。興味のある方は、バックナンバーからお読みいただくとわかりやすいと思います。 1号〜 「自分の心に出会える本」より 23号〜 「自己形成学の創造」より 32号〜 「セルフ・カウンセリングの方法」より 62号〜 新連載「自分って何だろう‐現代日本人の自己形成‐」より
********************************* 人は、生まれてから今に至るまでの人生の中で、いろいろな経験をします。 そして、その経験を通して、「こうしなければならない」とか「こうあらねばならない」とかいうその人なりのモノサシを形作っていきます。 自分の生い立ちを振り返ることによって、無意識に取り込んできたそのようなモノサシに気づき、 そのとらわれから自由になっていく方法を自己形成史分析といいます。 セルフ・カウンセリングという方法は、このような、自己形成史分析という自己探求の方法が基礎になっています。 ☆★☆セルフ・カウンセリングとは?☆★☆ セルフ・カウンセリングでは、自分が経験した日常生活のある時の場面を書きます。 家庭や学校、職場での場面など、どのような場面でもかまいません。 テレビを見た時、本を読んだ時、一人で考えている時など、相手がいない場面も大切な題材になります。 もちろん文章の上手・下手はまったく問題ありません。 専門知識も必要ありません。 自分が見たこと、聞いたこと、思ったこと、言ったこと、したことを、時間の順にそのまま書くと、リポートになります。 まず、自分が何を悩んでいるのかわかります。 その悩みの奥に、どのような願いがあるのかわかります。 そして、相手の気持ちがわかります。 そうすると、自分と相手の気持ちを尊重しつつ、心を通わせてゆくための知恵が生まれます。 人間関係のすべてに共通する心のからくりを、自分の経験を通して学ぶことができます。 ***************************** 「自分って何だろう 〜現代日本人の自己形成〜」 渡辺康麿著 より抜粋 (vol . 39) 子どもたちのSOS ー 不登校 ー □再び学校に行くまで□ それでは、親が学校へ行かない子どもを無条件的に受け容れ、その親の無条件的受容が子どもに伝わった時、 子どもにどのような変化が見られるのでしょうか。 まず、子どもの生活時間が変わります。 今まで昼近くになって、あるいは夕方近くになって起きてきていた子どもが、朝早く起きてくるようになります。 それとともに、今まで深夜まで起きていて寝なかった子どもが、12時前には寝るようになります。 つまり、起きるのも寝るのも、家族の生活時間と足なみを揃えるようになります。 食事も、今まではとったりとらなかったりして不規則だったのが、定まった時間にとるようになります。 次に、基本的な生活習慣を取り戻します。 朝起きると、着替えもすれば、顔も洗い歯も磨くようになります。 ふとんを敷き放しだったのが、ふとんを自分でたたむようになります。 さらには、自分の部屋を自分で掃除したり、自分の下着類を自分で洗濯したりします。 要するに、自分のことは自分でするようになります。 それだけではありません。 さらに自分から家事の手伝いをするようになります。 たとえば、自分の部屋だけではなく、居間や庭を掃除したり、自分のだけではなく家族の下着を洗ったり、 料理の下ごしらえをしたり、食卓や食器の後片付けをしたりします。 それからさらに、人と応対することを避けなくなります。 電話が鳴っても受話器をとらなかったのが、受話器をとって応対したり、 御用聞きがきても勝手口に出て行かなかったのが、出て行って用件を聞いたりするようになります。 お客がくるとあわてて自分の部屋にひきこもっていたのが、ちゃんとお客に挨拶するようにもなります。 それからまた、外に出ることもいとわなくなります。 頼まれれば、買い物に出かけたり、犬の散歩に出かけたりします。 生活内容も変わってきます。 テレビを一日中見ていた子どもが、一定の時間だけ見るようになります。 また、見る番組も違ってきます。 娯楽番組しか見なかった子どもが、報道番組や教養番組をも見るようになります。 新聞も、テレビの番組表しか読まなかった子どもが、日本や外国のニュース記事にも目を通すようになります。 マンガしか読まなかった子どもが、伝記や歴史などの本を買ってきて読むようにもなります。 社会から離れていた子どもが、社会に関心を持ち、社会へ出て行く心の準備をしているのだと言えるかもしれません。 この頃になると、今まで学校の話題は注意深く避けていたのが、自分から学校のことについて話すようになります。 また、自分の部屋で教科書や参考書を開いて勉強するようになります。 子どもによっては親に、家庭教師をつけてくれとか、塾に行かせてくれとか頼む子どももいます。 新学期や新学年が近づいてくると、自分から級友に電話をかけ会いに出かけて行くようになります。 また、先生にも手紙を書いたり電話をかけたりして、学校の様子を聞こうとします。 いよいよ、学校へ行く日が近づいてきたのだと言ってもよいでしょう。 そして、ある日、「ボク、明日学校行くからね」と言って、まるで過去に何事もなかったかのように学校に出かけて行くのです。 つづく・・・ 次回は「なぜ、行けるようになるのか」をお送りいたします。 どうぞ、お楽しみに! ********************************** 【閉じる】 |
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