セルフ・カウンセリング
自分の心に出会えるメルマガ


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セルフ・カウンセリング
♪ 自分の心に出会えるメルマガ ♪
( ”イライラ””モヤモヤ”が解消できる!)
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第 112 号 2011年 11月 1日
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みなさん、こんにちは。
「セルフ・カウンセリング ♪自分の心に出会えるメルマガ♪」をお読みいただきありがとうございます。
みなさんは、セルフ・カウンセリングという言葉を耳にしたことがおありですか?
これは、渡辺康麿氏が創案した、書いて読む、一人で出来る自己発見法です。
私たちは、このセルフ・カウンセリングを学んでいるグル-プですが、みなさんにも、ぜひ、この方法をお伝えしたいと思い、 同氏の著書を連載することにいたしました。
楽しくお読みいただけたら幸いです。


連載になっております。興味のある方は、バックナンバーからお読みいただくとわかりやすいと思います。
  1号〜    「自分の心に出会える本」より
 23号〜    「自己形成学の創造」より
 32号〜    「セルフ・カウンセリングの方法」より
 62号〜 新連載「自分って何だろう‐現代日本人の自己形成‐」より



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人は、生まれてから今に至るまでの人生の中で、いろいろな経験をします。
そして、その経験を通して、「こうしなければならない」とか「こうあらねばならない」とかいうその人なりのモノサシを形作っていきます。

自分の生い立ちを振り返ることによって、無意識に取り込んできたそのようなモノサシに気づき、 そのとらわれから自由になっていく方法を自己形成史分析といいます。

セルフ・カウンセリングという方法は、このような、自己形成史分析という自己探求の方法が基礎になっています。

☆★☆セルフ・カウンセリングとは?☆★☆

セルフ・カウンセリングでは、自分が経験した日常生活のある時の場面を書きます。
家庭や学校、職場での場面など、どのような場面でもかまいません。
テレビを見た時、本を読んだ時、一人で考えている時など、相手がいない場面も大切な題材になります。
もちろん文章の上手・下手はまったく問題ありません。
専門知識も必要ありません。
自分が見たこと、聞いたこと、思ったこと、言ったこと、したことを、時間の順にそのまま書くと、リポートになります。
まず、自分が何を悩んでいるのかわかります。
その悩みの奥に、どのような願いがあるのかわかります。
そして、相手の気持ちがわかります。
そうすると、自分と相手の気持ちを尊重しつつ、心を通わせてゆくための知恵が生まれます。
人間関係のすべてに共通する心のからくりを、自分の経験を通して学ぶことができます。


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「自分って何だろう 〜現代日本人の自己形成〜」

渡辺康麿著 より抜粋

(vol . 51)


子どもたちのSOS
ー いじめ ー


□2 背景の考察と克服の鍵□ つづき

☆★☆業績主義の教育への侵入☆★☆ その3

(3)母親の自己評価

前の項で、私たちは、社会が近代化されていくにつれて、人間の評価の仕方が属性中心の評価から 業績中心の評価に変わってきていることを明らかにしました。
その変化は、政治経済の領域から文化教育の領域にまで及んできていることについても言及しました。
こうした評価的な態度は、家庭においても、父親だけではなく、母親にも及んできています。
戦前までの女性は、家事をこなし子どもを育てていれば、それで充分に自分の存在価値を肯定することができていました。
ところが、戦後の女性にとっては、ただ家事をこなし子どもを育てるだけでは、自分の存在価値を肯定できないように感じられてきています。
現代の大部分の男性(父親)は、職場で業績をあげて社会(人々)から評価されることにおいて、 自分の存在価値を確認していると言ってよいでしょう。
現代の女性(母親)も、もし機会が与えられるならば、男性と同じように職場で自分の能力を生かして 業績をあげて社会から評価されることで、自分の存在価値を確認することを願っていると言ってよいでしょう。
流行の言葉を用いて言えば、とんでいる女になりたいと心の奥底で願っていると言えるでしょう。
しかし、現実には、今の日本の社会では、特別な才能を持った女性をのぞいては、 女性が自分の能力を用いて業績をあげて社会から評価される機会は、少ないと言ってよいでしょう。
それでは、今の日本の大部分の女性は、何によって自分の存在価値を確かめているのでしょうか。
大部分の男性が仕事によって自己評価しているとするならば、大部分の女性は、知らず知らずに、 子育てによって自己評価していると言うことができるでしょう。
より具体的には、日本の大部分の女性は、わが子をほかの子に比べてよりできる子に育てることにおいて、 自分の存在価値を確かめていると言うことができるでしょう。
母親にとって子育ては、親業という職業になり、子どもの学業成績は母親の業績になるわけです。
その証拠として、二つほど例をあげておきましょう。
ある母親から聞いた話です。
成績のよい長女の父母会に出席する時には一番前の席に座っていたけれど、 成績のわるい長男の父母会に出席する時にはいちばん後ろの席に座ったというのです。
ほかの母親から聞いた話です。
子どもが幼稚園に入った時から大学生になるまで続いている母親同士のグループで、 はじめの頃はどの母親も子どものことについて話していたけれど、今では、子どものことを話す母親のグループと 子どものことを話さない母親のグループの二つに、おのずから分かれてしまったというのです。
今でも子どものことを話したがる母親グループは、いわゆる出来のよい子どもを持っており、 その反対に子どものことを話したがらなくなってしまった母親グループは、いわゆる出来のわるい子どもを持っているというのです。
このいずれの例も、日本の母親がいかに自分の子どもの出来具合でほかの母親に対して優越感を感じたり、 劣等感を感じたりしているかを示しています。
日本の母親は、子どもが出来れば得意になり、できなければ落胆すると言ってもよいでしょう。
母親が子どもを自己評価の手段として利用するようになると、母親の関心は、社会的に認められた能力を子どもがどれだけ持っているかという一面に集中していきます。
その時、母親は、子どもの全面を認めることができなくなります。
そうなると、母親は、子どもと素直な心の交流を持つことができなくなってしまうのです。

つづく・・・

次回は「子どもの自己評価」をお送りいたします。
どうぞ、お楽しみに!

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