セルフ・カウンセリング
自分の心に出会えるメルマガ


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セルフ・カウンセリング
♪ 自分の心に出会えるメルマガ ♪
( ”イライラ””モヤモヤ”が解消できる!)
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第 120 号 2012年 3月 1日
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みなさん、こんにちは。
「セルフ・カウンセリング ♪自分の心に出会えるメルマガ♪」をお読みいただきありがとうございます。
みなさんは、セルフ・カウンセリングという言葉を耳にしたことがおありですか?
これは、渡辺康麿氏が創案した、書いて読む、一人で出来る自己発見法です。
私たちは、このセルフ・カウンセリングを学んでいるグル-プですが、みなさんにも、ぜひ、この方法をお伝えしたいと思い、 同氏の著書を連載することにいたしました。
楽しくお読みいただけたら幸いです。


連載になっております。興味のある方は、バックナンバーからお読みいただくとわかりやすいと思います。
  1号〜    「自分の心に出会える本」より
 23号〜    「自己形成学の創造」より
 32号〜    「セルフ・カウンセリングの方法」より
 62号〜 新連載「自分って何だろう‐現代日本人の自己形成‐」より



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人は、生まれてから今に至るまでの人生の中で、いろいろな経験をします。
そして、その経験を通して、「こうしなければならない」とか「こうあらねばならない」とかいうその人なりのモノサシを形作っていきます。

自分の生い立ちを振り返ることによって、無意識に取り込んできたそのようなモノサシに気づき、 そのとらわれから自由になっていく方法を自己形成史分析といいます。

セルフ・カウンセリングという方法は、このような、自己形成史分析という自己探求の方法が基礎になっています。

☆★☆セルフ・カウンセリングとは?☆★☆

セルフ・カウンセリングでは、自分が経験した日常生活のある時の場面を書きます。
家庭や学校、職場での場面など、どのような場面でもかまいません。
テレビを見た時、本を読んだ時、一人で考えている時など、相手がいない場面も大切な題材になります。
もちろん文章の上手・下手はまったく問題ありません。
専門知識も必要ありません。
自分が見たこと、聞いたこと、思ったこと、言ったこと、したことを、時間の順にそのまま書くと、リポートになります。
まず、自分が何を悩んでいるのかわかります。
その悩みの奥に、どのような願いがあるのかわかります。
そして、相手の気持ちがわかります。
そうすると、自分と相手の気持ちを尊重しつつ、心を通わせてゆくための知恵が生まれます。
人間関係のすべてに共通する心のからくりを、自分の経験を通して学ぶことができます。


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「自分って何だろう 〜現代日本人の自己形成〜」

渡辺康麿著 より抜粋

(vol . 59)


子どもたちのSOS
ー いじめ ー


□3 実践報告□ つづき

☆★☆ 家庭で ― 母親 ☆★☆

私は、お母さんたちにも、あらゆる機会をとらえてはたらきかけてきました。
「お母さん! お子さんのことでイライラしていませんか。
ハラハラしてませんか。
ちょっと立ち止まって、自分の子育てをふりかえってみませんか」という呼びかけをしてきました。
あるカルチャー・センターでは「お母さんの自己発見」という講座を開きました。
また、各地の市民館でも、同じようなタイトルで家庭教育学級を開いてきました。
幼稚園や小学校のPTAから講演を頼まれた時には、スケジュールの許すかぎり講演を引き受けてきました。
講演会の後では、希望者がいれば「お母さんの自己発見法」の実習セミナーを開いてきました。
遠いところに住んでいて、私が出かけていって直接教えることができない人のためには、通信で手ほどきするようにしてきました。
私の心の中には、このままでは、子どもたちの世界にいじめのような 何かしら異常なことがきっと起こってくるに違いないという、危機感があったのです。
私は、実に多くのお母さんたちから報告を受けてきました。
そのお母さんたちの手紙は、私の疲れをいやし、私の心を支えてくれました。
ここでは、その報告は残念ながら割愛しなくてはなりませんが、いずれの報告にも、次のようなことが共通して書かれていました。

1 子どもとのかかわりを書こうとすることによって、心が落ち着いた。

2 書こうと思うので、知らず知らすに子どもの様子を見、子どもの言葉をよく聞くようになる。

3 よく見、よく聞くことによって、子どもの気持ちがくみ取れるようになる。

4 子どもの気持ちをくみ取っていることを子どもに伝えると、子どもの気持ちが落ち着いてくる。

5 子どもは、落ち着いてくると、自分のことをあるがままにお母さんにはなすようになり、さらには、お母さんの話を聞くようになる。

6 子どもは、自分のことは自分でするようになる。

このような変化が生じた結果、お母さんの心の中からイライラやハラハラがひとりでに消えていきます。

つづく・・・

次回は「家庭で ― 父親」をお送りいたします。
どうぞ、お楽しみに!

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