セルフ・カウンセリング
自分の心に出会えるメルマガ


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セルフ・カウンセリング
♪ 自分の心に出会えるメルマガ ♪
( ”イライラ””モヤモヤ”が解消できる!)
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第 122 号 2012年 4月 1日
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みなさん、こんにちは。
「セルフ・カウンセリング ♪自分の心に出会えるメルマガ♪」をお読みいただきありがとうございます。
みなさんは、セルフ・カウンセリングという言葉を耳にしたことがおありですか?
これは、渡辺康麿氏が創案した、書いて読む、一人で出来る自己発見法です。
私たちは、このセルフ・カウンセリングを学んでいるグル-プですが、みなさんにも、ぜひ、この方法をお伝えしたいと思い、 同氏の著書を連載することにいたしました。
楽しくお読みいただけたら幸いです。


連載になっております。興味のある方は、バックナンバーからお読みいただくとわかりやすいと思います。
  1号〜    「自分の心に出会える本」より
 23号〜    「自己形成学の創造」より
 32号〜    「セルフ・カウンセリングの方法」より
 62号〜 新連載「自分って何だろう‐現代日本人の自己形成‐」より



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人は、生まれてから今に至るまでの人生の中で、いろいろな経験をします。
そして、その経験を通して、「こうしなければならない」とか「こうあらねばならない」とかいうその人なりのモノサシを形作っていきます。

自分の生い立ちを振り返ることによって、無意識に取り込んできたそのようなモノサシに気づき、 そのとらわれから自由になっていく方法を自己形成史分析といいます。

セルフ・カウンセリングという方法は、このような、自己形成史分析という自己探求の方法が基礎になっています。

☆★☆セルフ・カウンセリングとは?☆★☆

セルフ・カウンセリングでは、自分が経験した日常生活のある時の場面を書きます。
家庭や学校、職場での場面など、どのような場面でもかまいません。
テレビを見た時、本を読んだ時、一人で考えている時など、相手がいない場面も大切な題材になります。
もちろん文章の上手・下手はまったく問題ありません。
専門知識も必要ありません。
自分が見たこと、聞いたこと、思ったこと、言ったこと、したことを、時間の順にそのまま書くと、リポートになります。
まず、自分が何を悩んでいるのかわかります。
その悩みの奥に、どのような願いがあるのかわかります。
そして、相手の気持ちがわかります。
そうすると、自分と相手の気持ちを尊重しつつ、心を通わせてゆくための知恵が生まれます。
人間関係のすべてに共通する心のからくりを、自分の経験を通して学ぶことができます。


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「自分って何だろう 〜現代日本人の自己形成〜」

渡辺康麿著 より抜粋

(vol . 61)


子どもたちのSOS
ー いじめ ー


□3 実践報告□ つづき

☆★☆ 地域で ―私の自宅での『教育相談会』☆★☆

ここまで、学校や家庭における自己形成史分析の実践例を紹介してきました。
先生一人ひとりが受け持ちの子に対して、親一人ひとりがわが子に対して、 どのようにかかわってきたかを反省することが、まず何よりも大切なことです。
しかし、それだけでは不充分です。
学校ならば、先生がおたがいにどのようなかかわり方をしているのかをふりかえってみる必要があります。
子どもは先生のかかわり方を見ているからです。
このことは、家庭ではもっと大切なことです。
子どもは、母親と父親のかかわり方を見て育つからです。
夫婦である親同士のかかわり方を知らず知らずに取り入れて身につけていくからです。
子どもは、親の言うことは聞かなくても、親のすることはマネしていくのです。
しかし、いじめを本当になくすためには、
それだけでも、なおまだ不充分だと言わなくてはなりません。
地域の先生と親が心の交流を持つことが必要です。
また、地域の親同士も、心の交流を深めていくことが必要です。
月一回、私は自宅を開放して教育相談会を開いてきました。
この集まりには、お母さんたちばかりではなく、学校の先生たちも加わっています。
私としては、この教育相談会がお母さんや先生一人ひとりの問いに答えるというだけではなく、 地域のお母さん同士や先生同士が交わりを深める機会になることを願っていました。
この集まりで、お母さんたちも先生方も、いじめの問題が、我が子やわがクラスの子だけの特別の問題ではなく、 日本の子ども全体の問題であることを自覚するようになってゆきました。
また、いじめの問題が起こると、ともすると先生は親のしつけが足りないせいにし、親は先生の指導力が足りないせいにしがちです。
しかし、親と先生が話し合っていくうちに、今起こっているいじめの問題は、 私たち大人が共通の責任として背負っていかなければならない問題であることを自覚するようになっていきました。
いずれにせよ、いじめの問題を真に解決するために、私たち親が心を合わせ、手をつないでいかねばなりません。

つづく・・・

次回は「子どもと心の交流をもつために」をお送りいたします。
どうぞ、お楽しみに!

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