セルフ・カウンセリング
自分の心に出会えるメルマガ


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セルフ・カウンセリング
♪ 自分の心に出会えるメルマガ ♪
( ”イライラ””モヤモヤ”が解消できる!)
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第 125 号 2012年 5月 15日
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みなさん、こんにちは。
「セルフ・カウンセリング ♪自分の心に出会えるメルマガ♪」をお読みいただきありがとうございます。
みなさんは、セルフ・カウンセリングという言葉を耳にしたことがおありですか?
これは、渡辺康麿氏が創案した、書いて読む、一人で出来る自己発見法です。
私たちは、このセルフ・カウンセリングを学んでいるグル-プですが、みなさんにも、ぜひ、この方法をお伝えしたいと思い、 同氏の著書を連載することにいたしました。
楽しくお読みいただけたら幸いです。


連載になっております。興味のある方は、バックナンバーからお読みいただくとわかりやすいと思います。
  1号〜    「自分の心に出会える本」より
 23号〜    「自己形成学の創造」より
 32号〜    「セルフ・カウンセリングの方法」より
 62号〜 新連載「自分って何だろう‐現代日本人の自己形成‐」より



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人は、生まれてから今に至るまでの人生の中で、いろいろな経験をします。
そして、その経験を通して、「こうしなければならない」とか「こうあらねばならない」とかいうその人なりのモノサシを形作っていきます。

自分の生い立ちを振り返ることによって、無意識に取り込んできたそのようなモノサシに気づき、 そのとらわれから自由になっていく方法を自己形成史分析といいます。

セルフ・カウンセリングという方法は、このような、自己形成史分析という自己探求の方法が基礎になっています。

☆★☆セルフ・カウンセリングとは?☆★☆

セルフ・カウンセリングでは、自分が経験した日常生活のある時の場面を書きます。
家庭や学校、職場での場面など、どのような場面でもかまいません。
テレビを見た時、本を読んだ時、一人で考えている時など、相手がいない場面も大切な題材になります。
もちろん文章の上手・下手はまったく問題ありません。
専門知識も必要ありません。
自分が見たこと、聞いたこと、思ったこと、言ったこと、したことを、時間の順にそのまま書くと、リポートになります。
まず、自分が何を悩んでいるのかわかります。
その悩みの奥に、どのような願いがあるのかわかります。
そして、相手の気持ちがわかります。
そうすると、自分と相手の気持ちを尊重しつつ、心を通わせてゆくための知恵が生まれます。
人間関係のすべてに共通する心のからくりを、自分の経験を通して学ぶことができます。


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「自分って何だろう 〜現代日本人の自己形成〜」

渡辺康麿著 より抜粋

(vol . 64)


子どもたちのSOS
ー いじめ ー


□むすび”自分づくり”への新しい一歩□
― 自己形成史分析のめざすもの ―

☆★☆ 教育の荒廃はどこから ☆★☆

今日、教育が荒廃していることは、誰の目にも明らかです。
しかし、この教育の荒廃がどこからきているかという原因については、解釈が分かれています。
ある人は、その原因を主として機械技術の発達による環境の変化に求めます。
とりわけ、それをマスコミの影響に求めます。
また、ある人は、その原因を画一的な受験体制という社会制度に求めます。
とりわけ、偏差値による序列化を引き起こすような試験制度に求めます。
さらに、ある人は、教師の質の低下に求めます。
とりわけ、一部の教師の政治化や大部分の教師のサラリーマン化に求めます。
それからまた、ほかの人は、家庭のしつけのなさに求めます。
とりわけ、親の過保護や過干渉に求めます。
私は、どの原因の指摘も当たっていると思います。
おそらくは、これらの原因が重なりあって、日本の教育の荒廃を招いてきたといってよいでしょう。
しかし、私には、最も根本的な原因が忘れられているように思われてなりません。
それは、私たち日本人は、教育の究極的目的を見失ってしまっているということです。
手段が目的となり、目的が手段となっているとしたら、すなわち本末が転倒しているとしたら、 私たちの生活は無秩序におちいっていると言わざるをえないでしょう。

つづく・・・

次回は「教育の前提とは」をお送りいたします。
どうぞ、お楽しみに!

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