※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※                                            セルフ・カウンセリング          ♪ 自分の心に出会えるメルマガ ♪             ( ”イライラ””モヤモヤ”が解消できる!) ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※                     第 142号  2013 年 2月   1日 ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※    みなさん、こんにちは。    「 セルフ・カウンセリング ♪自分の心に出会えるメルマガ♪ 《    をお読みいただきありがとうございます。    みなさんは、セルフ・カウンセリングという言葉を    耳にしたことがおありですか?    これは、渡辺康麿氏が創案した、    書いて読む、一人で出来る自己発見法です。    私たちは、このセルフ・カウンセリングを学んでいるグル-プですが、    みなさんにも、ぜひ、この方法をお伝えしたいと思い、    同氏の著書を連載することにいたしました。    楽しくお読みいただけたら幸いです。   ~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~    連載になっております。興味のある方は、    バックナンバーからお読みいただくとわかりやすいと思います。       1号~    「自分の心に出会える本《     23号~    「自己形成学の創造《     32号~    「セルフ・カウンセリングの方法《     62号~    「自分って何だろう‐現代日本人の自己形成‐《    136号~ 新連載「大人の自己発見・子どもの再発見《 バックナンバーはこちら→ http://blog.mag2.com/m/log/0000231376/   ~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~* ************************************** **************************************    人は、生まれてから今に至るまでの人生の中で、    いろいろな経験をします。        そして、その経験を通して、    「こうしなければならない《とか「こうあらねばならない《とかいう    その人なりのモノサシを形作っていきます。    自分の生い立ちを振り返ることによって、    無意識に取り込んできたそのようなモノサシに気づき、    そのとらわれから自由になっていく方法を    自己形成史分析といいます。    セルフ・カウンセリングという方法は、    このような、自己形成史分析という    自己探求の方法が基礎になっています。        ☆★☆ セルフ・カウンセリングとは? ☆★☆    セルフ・カウンセリングでは、    自分が経験した日常生活のある時の場面を書きます。        家庭や学校、職場での場面など、どのような場面でもかまいません。        テレビを見た時、本を読んだ時、一人で考えている時など、    相手がいない場面も大切な題材になります。    もちろん文章の上手・下手はまったく問題ありません。    専門知識も必要ありません。        自分が見たこと、聞いたこと、思ったこと、言ったこと、したことを、    時間の順にそのまま書くと、リポートになります。    まず、自分が何を悩んでいるのかわかります。    その悩みの奥に、どのような願いがあるのかわかります。        そして、相手の気持ちがわかります。        そうすると、自分と相手の気持ちを尊重しつつ、    心を通わせてゆくための知恵が生まれます。        人間関係のすべてに共通する心のからくりを、    自分の経験を通して学ぶことができます。 ************************************** **************************************              「 大人の自己発見・子どもの再発見 《                            渡辺康麿著  より抜粋                         ( vol . 7 ) ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++             お母さんの自己発見                                                 ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++  ☆★☆ 現代社会では、業績によって、自分のネウチをはかっている ☆★☆  では、現実に、  こういう手の出し過ぎや口の出し過ぎということが起こってくるのでしょうか。  それをハッキリさせるためには、  もうちょっと私たちの内面の変化ということを問題にしなくてはならないでしょう。    戦後、  私たち日本人の物の考え方や、  物の見方は大きく変わってきました。  この、物の考え方や物の見方が変わったということは、  突きつめると、  私たちが何を大事にするか、  ということが変わってきたということです。    何を大事にするかということを、  さらに突きつめると、  結局のところ、  何によって自分のネウチをはかるかということになります。  自分自身のネウチをはかるものが、  私たちにとって、  一番大事なことなのですから。    前近代社会では、  人間のネウチというものが、根本的には、  生まれつきのもので計られていたと言ってよいでしょう。    たとえば、  性別というのは生まれつきです。  昔は、  男性の方が女性より価値があると考えられていたわけです。  少し前までは、  男尊女卑というのは、  ごくふつうのことだったのです。    それから、出生順位によっても、  その人のネウチは違ってきていたのです。  つまり、  長男と次男では、  扱いがおのずから違ったわけです。  お家によっては、  長男のお膳と次男以下のお膳が違うということさえあったわけです。    それから、血筋がいいかどうかということも、  その人のネウチをはかるときの、ものさしになっていました。    明治維新があって、  封建社会と呼ばれる社会が崩れていきました。  でも、身分は、  やっぱり形を変えて続いていたのです。    なぜなら、学歴が、  身分のような役割を果たしていたからです。  つまり、  どんなに能力があっても、  小学校卒だったら係長どまりでした。  ところが、大学卒であれば、  会社なら、社長や重役になれましたし、  官庁なら、長官や局長になりました。  そういう意味で、  戦前の社会では学歴が一種の身分のような働きをしていた  言っていいと思います。    これも、今日、  全くなくなったというわけではありません。  でも、どうでしょうか。  学歴社会は少しずつ崩れてきているのではないでしょうか。  大手メーカーのある会長さんは  『学歴無用論』などということを言いだしています。  もちろん、会社へ入るときは、  学歴が一応問題になります。  つまり、  会社も人を選ぶのが大変ですから、  学歴を一つの目安にします。  一応、  有吊大学を出てきた学生なら頭もそんなには、  悪くないだろうというようなことで・・・。  でも、  会社へ入ってから後は、どうでしょうか。  問題になるのは、業績ですね。  いくらいい大学を出ていても、  全然業績を上げないというのであれば、  評価されない時代になってきたわけです。  つまり、  業績中心の評価にかわってきたのです。  評価の仕方が合理的になってきたと言っていいでしょう。    そのような社会の中で、  男性の場合は、  自分のネウチをどこではかっているのでしょうか。  私の見るところでは、  だいたい仕事です。  ですから、  男性にとって仕事は同時に生き甲斐でもあるわけです。  結婚するときには、  「いやあ、君との家庭生活がすべてだよ《  などという男性がいるかもしれません。  でも、そんな言葉に騙されてはいけません。  実際、結婚を3カ月も過ぎると、  男性にとっては、  やっぱり、  会社の中での自分の仕事ぶりが問題にならざるをえないわけです。  そうすると、男性の場合、  社会的に評価されるような仕事を、    つまり、  その会社なら会社で、  その業界なら業界で、  評価されるような仕事を自分がどれだけしているということが、  自分のネウチを確かめる、  暗黙の基準になっているということになります。                     つづく・・・    次回は    「 人は、自分のネウチを肯定したいのだ 《    をお送りいたします。        どうぞ、お楽しみに!    皆様のご意見ご感想をお寄せいただけたら幸いです。  self_counseling2000@yahoo.co.jp  セルフ・カウンセリングには、  通学講座、通信講座など様々な講座があります。  詳しい内容はこちらから →http://www.self-c.net/sutady/index.html  ご興味のある方は、下記の事務局までお問い合わせください。    生涯学習セルフ・カウンセリング学会    〒215-0003 神奈川県川崎市麻生区高石4-23-15  電話 044-966-0485 ファクシミリ 044-954-3516  電子メール  self_counseling2000@yahoo.co.jp      ************************************** **************************************