※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※                                            セルフ・カウンセリング          ♪ 自分の心に出会えるメルマガ ♪             ( ”イライラ””モヤモヤ”が解消できる!) ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※                     第 145号  2013 年 3月  15日 ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※    みなさん、こんにちは。    「 セルフ・カウンセリング ♪自分の心に出会えるメルマガ♪ 《    をお読みいただきありがとうございます。    みなさんは、セルフ・カウンセリングという言葉を    耳にしたことがおありですか?    これは、渡辺康麿氏が創案した、    書いて読む、一人で出来る自己発見法です。    私たちは、このセルフ・カウンセリングを学んでいるグル-プですが、    みなさんにも、ぜひ、この方法をお伝えしたいと思い、    同氏の著書を連載することにいたしました。    楽しくお読みいただけたら幸いです。   ~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~    連載になっております。興味のある方は、    バックナンバーからお読みいただくとわかりやすいと思います。       1号~    「自分の心に出会える本《     23号~    「自己形成学の創造《     32号~    「セルフ・カウンセリングの方法《     62号~    「自分って何だろう‐現代日本人の自己形成‐《    136号~ 新連載「大人の自己発見・子どもの再発見《 バックナンバーはこちら→ http://blog.mag2.com/m/log/0000231376/   ~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~* ************************************** **************************************    人は、生まれてから今に至るまでの人生の中で、    いろいろな経験をします。        そして、その経験を通して、    「こうしなければならない《とか「こうあらねばならない《とかいう    その人なりのモノサシを形作っていきます。    自分の生い立ちを振り返ることによって、    無意識に取り込んできたそのようなモノサシに気づき、    そのとらわれから自由になっていく方法を    自己形成史分析といいます。    セルフ・カウンセリングという方法は、    このような、自己形成史分析という    自己探求の方法が基礎になっています。        ☆★☆ セルフ・カウンセリングとは? ☆★☆    セルフ・カウンセリングでは、    自分が経験した日常生活のある時の場面を書きます。        家庭や学校、職場での場面など、どのような場面でもかまいません。        テレビを見た時、本を読んだ時、一人で考えている時など、    相手がいない場面も大切な題材になります。    もちろん文章の上手・下手はまったく問題ありません。    専門知識も必要ありません。        自分が見たこと、聞いたこと、思ったこと、言ったこと、したことを、    時間の順にそのまま書くと、リポートになります。    まず、自分が何を悩んでいるのかわかります。    その悩みの奥に、どのような願いがあるのかわかります。        そして、相手の気持ちがわかります。        そうすると、自分と相手の気持ちを尊重しつつ、    心を通わせてゆくための知恵が生まれます。        人間関係のすべてに共通する心のからくりを、    自分の経験を通して学ぶことができます。 ************************************** **************************************              「 大人の自己発見・子どもの再発見 《                            渡辺康麿著  より抜粋                         ( vol . 10 ) ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++             お母さんの自己発見                                                 ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++  ☆★☆ 子どもの出来具合で、一喜一憂する ☆★☆  あるお母さんが子育て史を書きました。  そのお母さんがこう書いているのです。  それが、私にはとても面白かったのです。    そのお母さんの長女は、  とても出来がいいのです。  その子は、五段階評価の成績表で、  ほとんど5を取ってくるわけです。  そして、学級委員もつとめています。  それだけではありません。  毎朝、  足の悪い子どもの車椅子を押して、  学校に通うわけです。  成績が良いだけではなく、  行いも立派なお子さんなのです。    このお子さんの父母懇談会に出るときは、このお母さんは、  一番前の席に座って先生の顔をぴたっと眺めることができたというのですね。    ところが、長男の方は、  そのお家の中で「ダメ男《と言うあだ吊をつけられているくらいに、  出来ないのだそうです。  成績は2と1がほとんどだというわけです。  そして、宿題はやって行かない、  その上忘れ物は多いというのです。  それから運動神経も鈊い。  ボール投げをすると、  その子の投げるボールはいつもあらぬ方向へ行ってしまうし、  それからマット体操をすると、  その子だけが前から転がっていかないので、  その子の後ろには行列ができてしまうというわけです。    その子の父母会に出るときは、そのお母さんは、  できるだけ、後ろの方に座って先生と顔を合わせないようにじっと下をむいて、  時のすぎるのを待つと言うのです。    先生が何かひとこと言うと、  うちの子じゃないかしらと、  ドキンとするそうです。  父母懇談会が終って、  ほかのお母さんたちが「お茶でも飲んでいきませんか《と誘いかけてくれても、  「ちょっと用があります《と言って、  用事がないにもかかわらず、急いで帰るそうなのです。    そして、家へ帰ってきても、  本当にくたびれてしまって、  夕食をつくる気もなくなり、  たいてい店屋物を取ることになるのだそうです。    しかし、よく考えてみればおかしいのです。  子どもができても、できなくても、  それはお母さんとは何の関係もないことだと言えるのです。  たまたま子どもに能力があって、  子どもが努力したから、  できただけだともいえるのです。  そして、たまたま子どもに能力がなくて、  努力しなかったら、  できなかったまでだと言えるのですね。  でも、実際にはそういうわけにはいかないのです。  つまり、わが子の出来具合ということが、  直接、そのお母さん自身のネウチに関わっているのです。  ですから、緊張するわけです。  そして、日本のお母さんは、  子どもができれば喜び、  できなければ悲しむわけです。  つまり、子どもの出来具合をほかの子と比べて、  一喜一憂するということになるのです。                       つづく・・・    ・・★・・ 編集後記 ・・★・・  春の訪れとともに、  冬から変化する頃を迎えています。  3月、どのようにお迎えでしょうか。  大きな震災から2年目を迎え、  さまざまな思いとともに、  いろいろな出会いを重ねています。    目まぐるしく過ぎてゆく生活の中で、  息を抜く時間を大切にしたいものです。  皆さまとご一緒に考える機会となれば、  嬉しく思います。  ご一緒に考えてまいりましょう。  次回を、どうぞ、お楽しみに!  皆様のご意見ご感想をお寄せいただけたら幸いです。  self_counseling2000@yahoo.co.jp  セルフ・カウンセリングには、  通学講座、通信講座など様々な講座があります。  詳しい内容はこちらから →http://www.self-c.net/sutady/index.html  ご興味のある方は、下記の事務局までお問い合わせください。    生涯学習セルフ・カウンセリング学会    〒215-0003 神奈川県川崎市麻生区高石4-23-15  電話 044-966-0485 ファクシミリ 044-954-3516  電子メール  self_counseling2000@yahoo.co.jp      ************************************** **************************************