※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※                                            セルフ・カウンセリング          ♪ 自分の心に出会えるメルマガ ♪             ( ”イライラ””モヤモヤ”が解消できる!) ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※                     第 153号  2013 年 7月  16日 ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※    みなさん、こんにちは。    「 セルフ・カウンセリング ♪自分の心に出会えるメルマガ♪ 《    をお読みいただきありがとうございます。    みなさんは、セルフ・カウンセリングという言葉を    耳にしたことがおありですか?    これは、渡辺康麿氏が創案した、    書いて読む、一人で出来る自己発見法です。    私たちは、このセルフ・カウンセリングを学んでいるグル-プですが、    みなさんにも、ぜひ、この方法をお伝えしたいと思い、    同氏の著書を連載することにいたしました。    楽しくお読みいただけたら幸いです。   ~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~    連載になっております。興味のある方は、    バックナンバーからお読みいただくとわかりやすいと思います。       1号~    「自分の心に出会える本《     23号~    「自己形成学の創造《     32号~    「セルフ・カウンセリングの方法《     62号~    「自分って何だろう‐現代日本人の自己形成‐《    136号~ 新連載「大人の自己発見・子どもの再発見《 バックナンバーはこちら→ http://blog.mag2.com/m/log/0000231376/   ~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~* ************************************** **************************************    人は、生まれてから今に至るまでの人生の中で、    いろいろな経験をします。        そして、その経験を通して、    「こうしなければならない《とか「こうあらねばならない《とかいう    その人なりのモノサシを形作っていきます。    自分の生い立ちを振り返ることによって、    無意識に取り込んできたそのようなモノサシに気づき、    そのとらわれから自由になっていく方法を    自己形成史分析といいます。    セルフ・カウンセリングという方法は、    このような、自己形成史分析という    自己探求の方法が基礎になっています。        ☆★☆ セルフ・カウンセリングとは? ☆★☆    セルフ・カウンセリングでは、    自分が経験した日常生活のある時の場面を書きます。        家庭や学校、職場での場面など、どのような場面でもかまいません。        テレビを見た時、本を読んだ時、一人で考えている時など、    相手がいない場面も大切な題材になります。    もちろん文章の上手・下手はまったく問題ありません。    専門知識も必要ありません。        自分が見たこと、聞いたこと、思ったこと、言ったこと、したことを、    時間の順にそのまま書くと、リポートになります。    まず、自分が何を悩んでいるのかわかります。    その悩みの奥に、どのような願いがあるのかわかります。        そして、相手の気持ちがわかります。        そうすると、自分と相手の気持ちを尊重しつつ、    心を通わせてゆくための知恵が生まれます。        人間関係のすべてに共通する心のからくりを、    自分の経験を通して学ぶことができます。 ************************************** **************************************              「 大人の自己発見・子どもの再発見 《                            渡辺康麿著  より抜粋                         ( vol . 18 ) ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++             お母さんの自己発見                                                 ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++  ☆★☆ 子どもの問題が、お母さんの問題となる ☆★☆  私のところに来るお母さんたちは、  どこまでも、問題なのは子どもだと思っています。  自分の問題なのだとは思っていません。  お母さんとしては、  自分を反省する気はないのですから、  カウンセリング・ルームに来たとしても、  一回限りのつもりで来るわけです。  お母さんたちは、  「子どもを変えるには、どうしたらいいのでしょうか《と質問します。  そう聞かれると、  私は「こうしたらいいでしょう《と答えてあげたくなります。    たとえば、  「うちの子は、朝、どうしてもひとりで起きないんです《とお母さんが言います。  「そうですか。  起きないんですか。  じゃあ、今までどういうふうになさってきたんですか《と私が聞きます。    そのお母さんのお話によりますと、  だいたい、朝三回はお子さんを起こしているのです。  自分が目が覚めたとき、  まず一回声をかけます。  食事ができたとき、  もう一回声をかけます。  三回目は、  階段を駆け上がって、  布団を引きはがします。    「それでどうですか。  自分から起きるようになりましたか《と私は聞きます。  「それが起きないんです。  上思議でなりません《とお母さんが言うのです。    それで、私が  「お母さんが、  いつもお子さんを起こしているから、  お子さんは自分から起きないのではないでしょうか《と言います。  いつもお母さんが起こしていれば、  子どもは自分から起きようという気にはならないのです。  朝起きの問題は、  今や子どもの問題ではなくなって、  お母さんの問題になってしまっているからです。    私が  「お母さんがいつも起こすので、  お子さんは一人で起きなくなっているのではないでしょうか《と問いかけると、  お母さんも、<なるほど、先生の言うとおりかもしれない>と思います。    さらに、私が  「今度は思い切って、  今までしてきたことと反対のことをやってみましょう《と言います。  お母さんとしては、  すぐに紊得できるわけではありません。  でも、今までは右に言って失敗の連続だったのですから、  今度は左へ行ってみようかな、ということになります。    それで、翌朝、  お子さんを起こしたいという気持ちをぐっとこらえるわけです。    それで、子どもは自分で起きるでしょうか?  当然起きません。  今までお母さんが起こしていたから起きていたのであって、  お母さんが起こさなくなったら、  起きなくて当たり前なのです。  子どもは自分が起きたいと思って、  起きていたのではないんです。  ですから、  朝起きは今やお母さんの問題になっているとい言って良いわけです。    ちょっと脱線します。  私が  「明日の朝から、  きっぱり起こさないようにしましょう《と言っても、  その通りにするお母さんはほとんどいないのです。  たいていのお母さんは、私に  「先生のいうとおりやりました。  でも、やっぱり起きませんでした《と言います。  でも目覚まし時計を  そっと子どもの部屋に仕掛けておくというようなことを  いろいろやっているのです。  それでも、お母さんなりに、  少しは起こしたくなる気持ちを我慢するのです。  でも、子どもは起きてきません。  そして、周りの人から  「本当に起こさなくていいの。  起こすのはあなたの役目じゃないの《などと言われると、  お母さんとして上安になってくるのです。    つまり、お母さんが、  なぜ起こしてはいけないかを、  本当に実感を持って分かっていない限り、  起こすのを止められないのです。    それだけではありません。  お母さんの悩みは、  いちだんと複雑になってきます。  お母さんが起こせば、  子どもは何とか間に合うように学校へ行きます。    でも、その後で、お母さんの胸のうちに  「起こさなければよかった《という自責の念が生じます。  お母さんの気持ちだけのことですむのでしたら、  それでも構わないのですが、  それがまた子どもにはね返っていくのです。    お母さんとしては、  <苦しい思いをさせる子どもが憎らしい>などと思って、  いっそう、子どもを責めたくなったりするわけです。    私が、お母さんに  「こうしたらいい《と助言すればするほど、  お母さんは自主的に判断できなくなっていきます。  言いかえれば、  私がお母さんの創造性を奪ってしまうということになるわけです。  それで、私としては、  こんなことをしていいのだろうかと、  だんだん疑問に思うようになってきました。  自己矛盾を感じながらも、  仕方なく「こうしたらどうですか《とか  「ああしたらどうですか《とか言って、  お母さんにノウハウを教えてきたのです。                     つづく・・・    ・・★・・ 編集後記 ・・★・・  2013年、後半に入りました。  年の初め、新学期の始まりと、  気持ちを新たにしたのではないでしょうか。  一年の前半から後半へと思いを馳せています。  時間の流れの中で、出来事を振り返り、  ありのままの自分の気持ちを、  見つめ直す大切な機会になるかもしれません。  ちょっと立ちどまって、  自分の気持ちの変化を、  振りかえってみてはいかがでしょうか。    目まぐるしく過ぎてゆく生活の中で、  息を抜く時間を大切にしたいものです。  皆さまとご一緒に考える機会となれば、  嬉しく思います。  ご一緒に考えてまいりましょう。  次回を、どうぞ、お楽しみに!     皆様のご意見ご感想をお寄せいただけたら幸いです。  self_counseling2000@yahoo.co.jp  ☆★☆ 第13回、大阪研究発表大会のお知らせ ☆★☆  生涯学習セルフ・カウンセリング学会の  第13回、大阪研究発表大会が下記のとおり開催されます。  この会では、生涯学習セルフ・カウンセリング学会会長、  渡辺康麿のお話を直接聴くことができます。  今、学んでいる方も、これから学ぼうとしている方も、  相互の交流を深める良い機会です。  大会での発表は、セルフ・カウンセリングを通して、  自己探究に取り組んだ方たちの体験報告です。  今までセルフ・カウンセリングに触れたことのない方にとっても、  分かりやすい内容になっています。  他の方の体験を聞くことで、  自己発見の手がかりを得ることができます。  ぜひ、この機会に、ご家族やお友達を誘っておいでください。  皆様のご参加を心よりお待ちしております。    開催日時 2013年  8月3日(土曜日)     会 場  大阪科学技術センタービル   主 催  生涯学習セルフ・カウンセリング学会    詳しくお知りになりたい方はこちらから    →http://www.self-c.net/society/info/2013/osaka_1308.html  ☆★☆ 2013年度 授業力向上夏季集中研修会 ☆★☆             東京学芸大学と生涯学習セルフ・カウンセリング学会は、  2008年秋より、「セルフ・カウンセリング(自己発見学習法)による  教員の授業力向上《をテーマとして、共同研究を行っています。  セルフ・カウンセリングとは一人でできる自己発見法です。 本年は月刊「生徒指導《に連載された生徒指導の実践報告、  又、小学校での法教育及び国語教育の実践報告を行います。  と同時に授業に生かして頂けるよう、  その実践に用いた教材をみなさんにも実習して頂きます。  テーマは、  「セルフ・カウンセリング・メソッドを使った授業づくり《といたしました。  1. 自発的な学習を引き出す    セルフ・カウンセリング・メソッドによる教材開発・学級づくり  2. 友だちとより良い交流ができる    セルフ・カウンセリング・メソッドによる生徒指導  3. 授業中の児童・生徒の気持ちを読み取れる    セルフ・カウンセリング・メソッドの学級経営  4. P.T.Aのコミュニケーション力を高める    メンタルケアになる30分トレーニング  以上の教育実践を報告し、同時にその方法の演習を行います。 ご関心のある方は、どうぞ、ご参加下さいますようご案内申し上げます。  開催日時 2013年  8月12日(月曜日)     会 場  東京学芸大学附属世田谷小学校  主 催  東京学芸大学教職員大学院       生涯学習セルフ・カウンセリング学会    詳しくお知りになりたい方はこちらから    →http://www.self-c.net/society/info/2013/kaki_1308.html  ☆★☆ 第48回 研究発表大会のお知らせ ☆★☆  生涯学習セルフ・カウンセリング学会の  第48回、研究発表大会が下記のとおり開催されます。 この大会は、セルフ・カウンセリングを学んでおられる方の、  研究による発見の発表を聴き、交流を深めることができる良い機会です。 また、セルフ・カウンセリングの創案者であり、  会長である渡辺康麿先生の講演を聴くことができます。 皆様のご参加をお待ちしております。  開催日時 2013年 10月 6日(日曜日)     会 場  東京・代々木 国立オリンピック記念青少年総合センター  主 催  生涯学習セルフ・カウンセリング学会    詳しくお知りになりたい方はこちらから    →http://www.self-c.net/society/info/2013/taikai_2013.html  ☆★☆ 『生徒のコミュニケーション力を高める              グループディスカッション』 ☆★☆                         指導法研修会のご案内  「生徒のコミュニケーション力を育成したい《  「生徒が主体的な活動から学べる授業をしたい《  「効果的な授業の指導法が知りたい《と言った、  コミュニケーション力育成の指導に対する  先生方のご要望にお応えするトレーニングをご紹介いたします。  下記の要領で研修会を開催いたします。  多くの先生方のご参加をお待ち申し上げます。  開催日時 2013年  7月30日(日曜日) 9:00~12:00     会 場  東京・代々木 国立オリンピック記念青少年総合センター    主 催  NPO法人セルフ・カウンセリング普及協会    詳しくお知りになりたい方はこちらから    →http://www.self-c.net/ADSC/semi/2013/0730_gd.html  ☆★☆ セルフ・カウンセリングによる   コミュニケーション・トレーニング4級セミナーのご案内 ☆★☆     セルフ・カウンセリングによるコミュニケーション・トレーニング                        (通称:コミトレ)    言葉の奥にある心のやりとりを理解できます!  私たちは必ず何かを感じて、言葉を発しています。  でも、日常の中での言葉のやりとりは一瞬のうちに消えてなくなってしまいます。  「自分の言いたいことが、なかなか相手に伝わらない…《  「相手の気持ちがわからない…《  と思っても、そのままに過ごしてしまう日常をかえてみませんか?  消えてなくなってしまうやりとりを、目に見えるかたちに変えて、  よりよい言葉がけを発想できるのが、  このセルフ・カウンセリング®によるコミュニケーション・トレーニングです。  言葉の背後にある気持ちを理解することで、相手の気持ちを思いやりながら、  自分の気持ちを伝える方法が身につきます。  自分の気持ちを上手に相手に伝えることができるようになると、  人との関わりも楽になり、  仕事もこれまで以上にスムーズに行えるようになっていくでしょう。  満足度98%のこのトレーニングにあなたもチャレンジしてみませんか。    開催日時 2013年 10月 26日(土)10:00~17:00          会 場  東京・代々木 国立オリンピック記念青少年総合センター  主 催  NPO法人セルフ・カウンセリング普及協会    詳しくお知りになりたい方はこちらから    →http://www.self-c.net/ADSC/semi/2013/0615_com4.html  ☆★☆ セルフ・カウンセリングによる    コミュニケーション・トレーニング3級セミナーのご案内 ☆★☆    葛藤対処力を高めることができます!  「困ったな、どうしよう《と思うとき、そこには葛藤が潜んでいます。  3級では、複雑な人間関係の中で生じた  コミュニケーション・ギャップをどう乗り越えるか、その乗り越え方を発想します。  どんなに人間関係が複雑であろうと、どんなに込み入った話であろうと、  葛藤をしっかりと受けとめ、コミュニケーションを成立させる4つのステップを踏んでいけば、  必ず、よりよいコミュニケーションへの道が開かれていくことを実感されることでしょう。  開催日時 2013年 11月 23日(土)10:00~17:00  会 場  東京・代々木 国立オリンピック記念青少年総合センター  主 催  NPO法人セルフ・カウンセリング普及協会    詳しくお知りになりたい方はこちらから    →http://www.self-c.net/ADSC/semi/2013/0713_com3.html  セルフ・カウンセリングには、  通学講座、通信講座など様々な講座があります。  詳しい内容はこちらから →http://www.self-c.net/sutady/index.html  ご興味のある方は、下記の事務局までお問い合わせください。    生涯学習セルフ・カウンセリング学会    〒215-0003 神奈川県川崎市麻生区高石4-23-15  電話 044-966-0485 ファクシミリ 044-954-3516  電子メール  self_counseling2000@yahoo.co.jp      ************************************** **************************************