※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※                                            セルフ・カウンセリング          ♪ 自分の心に出会えるメルマガ ♪             ( ”イライラ””モヤモヤ”が解消できる!) ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※                     第 160号  2013 年 11月   1日 ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※    みなさん、こんにちは。    「 セルフ・カウンセリング ♪自分の心に出会えるメルマガ♪ 《    をお読みいただきありがとうございます。    みなさんは、セルフ・カウンセリングという言葉を    耳にしたことがおありですか?    これは、渡辺康麿氏が創案した、    書いて読む、一人で出来る自己発見法です。    私たちは、このセルフ・カウンセリングを学んでいるグル-プですが、    みなさんにも、ぜひ、この方法をお伝えしたいと思い、    同氏の著書を連載することにいたしました。    楽しくお読みいただけたら幸いです。   ~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~    連載になっております。興味のある方は、    バックナンバーからお読みいただくとわかりやすいと思います。       1号~    「自分の心に出会える本《     23号~    「自己形成学の創造《     32号~    「セルフ・カウンセリングの方法《     62号~    「自分って何だろう‐現代日本人の自己形成‐《    136号~ 新連載「大人の自己発見・子どもの再発見《 バックナンバーはこちら→ http://blog.mag2.com/m/log/0000231376/   ~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~* ************************************** **************************************    人は、生まれてから今に至るまでの人生の中で、    いろいろな経験をします。        そして、その経験を通して、    「こうしなければならない《とか「こうあらねばならない《とかいう    その人なりのモノサシを形作っていきます。    自分の生い立ちを振り返ることによって、    無意識に取り込んできたそのようなモノサシに気づき、    そのとらわれから自由になっていく方法を    自己形成史分析といいます。    セルフ・カウンセリングという方法は、    このような、自己形成史分析という    自己探求の方法が基礎になっています。        ☆★☆ セルフ・カウンセリングとは? ☆★☆    セルフ・カウンセリングでは、    自分が経験した日常生活のある時の場面を書きます。        家庭や学校、職場での場面など、どのような場面でもかまいません。        テレビを見た時、本を読んだ時、一人で考えている時など、    相手がいない場面も大切な題材になります。    もちろん文章の上手・下手はまったく問題ありません。    専門知識も必要ありません。        自分が見たこと、聞いたこと、思ったこと、言ったこと、したことを、    時間の順にそのまま書くと、リポートになります。    まず、自分が何を悩んでいるのかわかります。    その悩みの奥に、どのような願いがあるのかわかります。        そして、相手の気持ちがわかります。        そうすると、自分と相手の気持ちを尊重しつつ、    心を通わせてゆくための知恵が生まれます。        人間関係のすべてに共通する心のからくりを、    自分の経験を通して学ぶことができます。 ************************************** **************************************              「 大人の自己発見・子どもの再発見 《                            渡辺康麿著  より抜粋                         ( vol . 25 ) ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++             お母さんの自己発見                                                 ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++  ☆★☆ 見れども見えず、聞けども聞こえず  ☆★☆  ここで一つの例を挙げましょう。  お勉強の場面がいいでしょう。  お母さんたちの最大の関心事ですから・・・。    子どもの欄に  “子どもは、やっぱり勉強していなかった”と書くお母さんが多いのです。    私が  「子どもが勉強していない、という事実は、  世界中のどこにも存在していないんですよ《というと、  若いお母さんたちは、ムキになって  「いや、そんなことはありません。  私はこの目で見たんですから《とか  「もし、嘘だと思うのなら、  私の家まで来て見て下さい《とか言って私に反論するわけです。  私が  「そうですか、  じゃあ、お子さんは一体全体何をしていたんですか《と聞くと、  若いお母さんたちは  「それが、テレビなんか見ているんですよ《とか  「マンガなんか見ているんですよ。    寝転がって・・・。《とか言うのです。  でも、子どもの事実は  “テレビを見ていた”  あるいは  “マンガを見ていた”と言うことなのです。  もし、このルールにしたがって書くと、  たとえばこういうふうになります。    私は、子どもに「勉強しなさい《と言った(右側)    子どもは「はあーい《と言った(左側)    私は、子ども部屋のドアをバタンと閉めた(右側)    私は階段を下りた。(右側)    私は台所に行った。(右側)    私はお皿を洗った。(右側)    私は、<そろそろ、勉強を始めているかな>と思った。(右側)    私は、子ども部屋のドアを開けた。(右側)    子どもは、テレビを見ていた。(左側)    私は<やっぱり勉強していない>と思った。(右側)  ということになるわけです。    子どもが勉強していない。というのは、  勉強してほしい、という自分の気持ちから見た相手の姿があって、  子どもの事実そのものではないのです。  少なくとも、子どもは、  “自分は勉強していない”と思っていないのです。  子どもは、ただ  “テレビの番組が面白い”と思っているだけなのです。  私にそう言われて、  若いお母さんたちは、  “勉強していなかった”のではなく、  “テレビを見ていた”という事実をしぶしぶ認めます。  でも、その“テレビを見ていた”という事実を書くときには、  一言つけ加えるのです。  たとえば、  子どもは“平然と”テレビを見ていたというようにです。    自分の思いを子どもの事実につけ加えてしまうわけです。  お母さんとしては、  何度も子どもに勉強しなさいと言っているのに、  まだ勉強をはじめていない、  という思いがあるから、  子どもが“平然と”テレビを見ているように感じられるわけです。    もし、このルールにしたがって書くと、  右側のお母さんの欄に、  たとえば  “<勉強しなさいとあれほど言ったのに、  テレビを平然と見ているわ>と思った”と書くことになります。  子どもの事実と  それに対する自分の思いが真ん中の線できれいに分けられるわけです。  分けたところで、  左側の子どもの欄だけを読めば、  子どもの心が見えてくるのです。    これが子どもの再発見になります。  ふつう、お母さんは、  期待という吊の欲の目で子どもを見ています。  欲の目で見ている間は、  子どもを見ているようでも、  実は見ていないのです。  “見れども見えず、聞けども聞こえず”というのが  通常の私たちの状態なのです。  欲の目で見ると、  相手の一面しか見えなくなってしまいます。  もし、お母さんが子どもに勉強してほしいという強い欲求を持っていると、    子どもが勉強しているか、  していないかという面だけしか見えてこないのです。  それ以外の面は全部見落とされてしまいます。  文字通り、欲に目がくらむわけです。    しかも、  本人は自分が盲目になっていることに気がつかないのです。  いずれにしても、  このお母さんの自己発見法で大切なことは、  子どもとお母さんとのくいちがいをはっきりさせることです。  左側だけたどると、  事実に即して子どもの感情や欲求が見えてきます。  それから次に、右側だけをたどって見ると、  お母さん自身が持っている感情や欲求が見えてきます。  かりに、  お母さんが自分の欲にとらわれていない状態にあったとします。  その場合には、  お母さんの目に子どもはどう映るのでしょうか。                        つづく・・・    次回は    「 自分のモノサシで子どもを見る 《    をお送りいたします。        どうぞ、お楽しみに!    皆様のご意見ご感想をお寄せいただけたら幸いです。  self_counseling2000@yahoo.co.jp  ☆★☆ 就活に役立つ! 就活生のための      コミュニケーション力向上セミナーのご案内 ☆★☆  NPO法人セルフ・カウンセリング普及協会は、  厳しい就職活動に臨んでいる学生の皆さんを対象に、  就活セミナーを無料開催いたします。  就活に役立つ本当のコミュニケーション力をつけてみませんか?  ~~~ トレーニングの内容 ~~~  (1) 自己分析    過去から現在までの自分の歴史    今現在の自分の気持ちの振り返り  (2) 面接におけるコミュニケーション    面接官の意図をくみとり、    自分の考えを適切に伝えるトレーニング (3) 人事担当者からの就活の心構え、アドバイス  対象:就職活動前・就職活動中の学生(学年は問いません)  開催日時 1)2013年  11月23日(土曜日)        2)2013年  11月24日(日曜日)  *1)、2)は同じ内容です。   お申し込みの際はご都合の良い日をお選びください。  会 場  東京・代々木 国立オリンピック記念青少年総合センター  参加費  無料  主 催  NPO法人セルフ・カウンセリング普及協会    詳しくお知りになりたい方はこちらから    →http://www.self-c.jp/みなさまへのお知らせ/  ☆★☆ セルフ・カウンセリングによる    コミュニケーション・トレーニング3級セミナーのご案内 ☆★☆    葛藤対処力を高めることができます!  「困ったな、どうしよう《と思うとき、そこには葛藤が潜んでいます。  3級では、複雑な人間関係の中で生じた  コミュニケーション・ギャップをどう乗り越えるか、その乗り越え方を発想します。  どんなに人間関係が複雑であろうと、どんなに込み入った話であろうと、  葛藤をしっかりと受けとめ、コミュニケーションを成立させる4つのステップを踏んでいけば、  必ず、よりよいコミュニケーションへの道が開かれていくことを実感されることでしょう。  開催日時 2013年 11月 23日(土)10:00~17:00  会 場  東京・代々木 国立オリンピック記念青少年総合センター  主 催  NPO法人セルフ・カウンセリング普及協会    詳しくお知りになりたい方はこちらから    →http://www.self-c.net/ADSC/semi/2013/0713_com3.html  セルフ・カウンセリングには、  通学講座、通信講座など様々な講座があります。  詳しい内容はこちらから →http://www.self-c.net/sutady/index.html  ご興味のある方は、下記の事務局までお問い合わせください。    生涯学習セルフ・カウンセリング学会    〒215-0003 神奈川県川崎市麻生区高石4-23-15  電話 044-966-0485 ファクシミリ 044-954-3516  電子メール  self_counseling2000@yahoo.co.jp      ************************************** **************************************