※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※                                            セルフ・カウンセリング          ♪ 自分の心に出会えるメルマガ ♪             ( ”イライラ””モヤモヤ”が解消できる!) ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※                     第 169号  2014 年 3月  15日 ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※    みなさん、こんにちは。    「 セルフ・カウンセリング ♪自分の心に出会えるメルマガ♪ 《    をお読みいただきありがとうございます。    みなさんは、セルフ・カウンセリングという言葉を    耳にしたことがおありですか?    これは、渡辺康麿氏が創案した、    書いて読む、一人で出来る自己発見法です。    私たちは、このセルフ・カウンセリングを学んでいるグル-プですが、    みなさんにも、ぜひ、この方法をお伝えしたいと思い、    同氏の著書を連載することにいたしました。    楽しくお読みいただけたら幸いです。   ~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~    連載になっております。興味のある方は、    バックナンバーからお読みいただくとわかりやすいと思います。       1号~    「自分の心に出会える本《     23号~    「自己形成学の創造《     32号~    「セルフ・カウンセリングの方法《     62号~    「自分って何だろう‐現代日本人の自己形成‐《    136号~ 新連載「大人の自己発見・子どもの再発見《 バックナンバーはこちら→ http://blog.mag2.com/m/log/0000231376/   ~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~* ************************************** **************************************    人は、生まれてから今に至るまでの人生の中で、    いろいろな経験をします。        そして、その経験を通して、    「こうしなければならない《とか「こうあらねばならない《とかいう    その人なりのモノサシを形作っていきます。    自分の生い立ちを振り返ることによって、    無意識に取り込んできたそのようなモノサシに気づき、    そのとらわれから自由になっていく方法を    自己形成史分析といいます。    セルフ・カウンセリングという方法は、    このような、自己形成史分析という    自己探求の方法が基礎になっています。        ☆★☆ セルフ・カウンセリングとは? ☆★☆    セルフ・カウンセリングでは、    自分が経験した日常生活のある時の場面を書きます。        家庭や学校、職場での場面など、どのような場面でもかまいません。        テレビを見た時、本を読んだ時、一人で考えている時など、    相手がいない場面も大切な題材になります。    もちろん文章の上手・下手はまったく問題ありません。    専門知識も必要ありません。        自分が見たこと、聞いたこと、思ったこと、言ったこと、したことを、    時間の順にそのまま書くと、リポートになります。    まず、自分が何を悩んでいるのかわかります。    その悩みの奥に、どのような願いがあるのかわかります。        そして、相手の気持ちがわかります。        そうすると、自分と相手の気持ちを尊重しつつ、    心を通わせてゆくための知恵が生まれます。        人間関係のすべてに共通する心のからくりを、    自分の経験を通して学ぶことができます。 ************************************** **************************************              「 大人の自己発見・子どもの再発見 《                            渡辺康麿著  より抜粋                         ( vol . 34 ) ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++             先生の自己発見                                                 ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++  ☆★☆ 第一の転機 ☆★☆  「私はこのA君を注意深く見守ることにした。  6年生全員の合同体育のときだ。  よその組の男の子が模範演技をした。  すると、後ろの方でそれを見ていたA君が  そばにいる男の子に向かって何か言っている。  よく聞いてみると  『あいつ、すげえ目立ちたがり屋だぜ』と言っているのだ。  このときハッと思い当たることがあった。  私は自分のクラスの子たちが私に対して  防衛的な態度をとっている理由の一つがわかったような気がした。  私のクラスの子が何かを積極的にやろうとすると、  A君がこのことばを浴びせてきたのではないか。  事実、男の子だけでなく女の子同士の間でも  『ぶりっ子』ということばがはやっている。  まじめにふるまう子が軽蔑の対象にされてしまうのだ《。  今日の子どもたちの「ぶりっ子批判《という大きな問題です。  まじめにやるということが、  あざ笑いの対象になってしまうのですから。  本当は、まじめにやりたい子も、やれなくなってしまうのです。    「私がさらによくA君を見続けていると、  A君は必ずと言っていいほどほかの男の子と  違う態度をとっていることに気がついた《。  たとえ先生が「さあ、みんな座りなさい《と言うと、  A君はみんなの座ったのを見届けてからゆっくり座るのです。  先生が「立ち上がりなさい《と言うと、  A君はみんなが立ち上がるのを見届けてから、  ゆっくり立ち上がるのです。  みんなが休み時間で騒いでいるときも  腕組みをして宙の一点をにらんでいるという感じなのです。  ですから、子どもながら、  何かしらすごみを感じさせるのです。  でも「あいつ、目立ちたがり屋なんだぜ《と言っているのを聞いたときに、  K先生は、ハッと思い当たったのです。    この子は目立ちたいのだ、と。  他の子をA君が目立ちたがり屋だぜと言っている背後には、  A君自身が格好をつけたいというモチーフがあるのだ、と。  そう思ったのです。  考えてみると、  自分だって他の先生に比べて、  一味違うと言われたいのです。  格好をつけたいのです。  そういう、荒れたクラスを引き受けたのも、  いい格好をしたかったからです。  とすれば、オレとAとは同じじゃないか。  ただ、程度が少し違うというだけのことじゃないか。  そう思えたのです。  そうしたら、  急にこの子がかわいく見えてきたのです。  かわいいという側面がヒョイと現れたのです。  ここが第一の転機です。                     つづく・・・  ・・★・・ 編集後記 ・・★・・  木々が芽吹き、花が咲いて、  春の訪れを感じています。    今週、3月11日、  東日本大震災から3年を迎えました。  日々の中で、記憶にとどめて、  何を大切に考えていくべきか、  改めて考える機会になっています。  情報化社会の中にあって、  忘れてはいけないことを、  思い巡らせています。    目まぐるしく過ぎてゆく生活の中で、  息を抜く時間を大切にしたいものです。  皆さまとご一緒に考える機会となれば、  嬉しく思います。  ご一緒に考えてまいりましょう。  次回を、どうぞ、お楽しみに!    皆様のご意見ご感想をお寄せいただけたら幸いです。  self_counseling2000@yahoo.co.jp ☆★☆ 2014年度 やすまろ先生の呼びかけ塾 ☆★☆                  全自己形成史学コース  全自己形成史学の講座が開かれて、3年目にはいりました。  やすまろ先生が長い間あたためてきた方法を用いて、  引き続き自己探求を進めてゆきます。    実習コースと理論聴講コースに分けられています。    やすまろ先生の講義から、全自己形成史学の理論と方法の意味を学びます。    今年度は、誰でもが、すぐに参加できる新しいカリキュラムを用意しています。     継続の方はもちろん、  新入生(記述とその発見を一回書いたことのある方なら、参加可能です)も   このチャンスをお見逃しなく!!     ご一緒に学んでゆきましょう。  詳しくお知りになりたい方はこちらから    →http://www.self-c.net/society/info/2014/yasu_jiko1.html  ☆★☆ 昭和女子大学オープンカレッジの講座       セルフ・カウンセリングへの招待  ☆★☆     2014年度、4月~6月、受講生募集のお知らせ  セルフ・カウンセリングは、かけがえのない人生を、  よりよく生きることを願っている人のための、 一人でできる自己発見法です。  セルフ・カウンセリングは書くカウンセリングです。   書くことによって、  自分の思い込み(既成概念)から自由になることが可能になります。  開催日時 2014年 4月 ~ 6月(全5回)     会 場  昭和女子大学オープンカレッジ  詳しくお知りになりたい方はこちらから    →http://www.self-c.net/society/info/2014/syowa4.html  ☆★☆ セルフ・カウンセリングによる    コミュニケーション・トレーニング4級セミナーのご案内 ☆★☆    言葉の奥にある気持ちのやりとりに気づく  私たちは必ず何かを感じて、言葉を発しています。  でも、日常の中での言葉のやりとりは  一瞬のうちに消えてなくなってしまいます。    消えてなくなってしまうやりとりを、目に見えるかたちに変えて、  よりよい言葉がけを発想できるのが、  このセルフ・カウンセリング®によるコミュニケーション・トレーニングです。  4級では、言葉の背後にある気持ちを理解すること、  コミュニケーション・ギャップに気づくこと、  ギャップを活かし、相手の気持ちを思いやりながら、  自分の気持ちを伝える方法について学びます。  開催日時 2014年  6月 14日(土)10:00~17:00          会 場  東京・代々木 国立オリンピック記念青少年総合センター  主 催  NPO法人セルフ・カウンセリング普及協会    詳しくお知りになりたい方はこちらから    →http://www.self-c.jp/みなさまへのお知らせ/コミトレセミナー日程/  セルフ・カウンセリングには、  通学講座、通信講座など様々な講座があります。  詳しい内容はこちらから →http://www.self-c.net/sutady/index.html  ご興味のある方は、下記の事務局までお問い合わせください。    生涯学習セルフ・カウンセリング学会    〒215-0003 神奈川県川崎市麻生区高石4-23-15  電話 044-966-0485 ファクシミリ 044-954-3516  電子メール  self_counseling2000@yahoo.co.jp      ************************************** **************************************