※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※                                            セルフ・カウンセリング          ♪ 自分の心に出会えるメルマガ ♪             ( ”イライラ””モヤモヤ”が解消できる!) ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※                     第 188号  2015 年 1月   1日 ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※    みなさん、こんにちは。    「 セルフ・カウンセリング ♪自分の心に出会えるメルマガ♪ 《    をお読みいただきありがとうございます。    みなさんは、セルフ・カウンセリングという言葉を    耳にしたことがおありですか?    これは、渡辺康麿氏が創案した、    書いて読む、一人で出来る自己発見法です。    私たちは、このセルフ・カウンセリングを学んでいるグル-プですが、    みなさんにも、ぜひ、この方法をお伝えしたいと思い、    同氏の著書を連載することにいたしました。    楽しくお読みいただけたら幸いです。   ~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~    連載になっております。興味のある方は、    バックナンバーからお読みいただくとわかりやすいと思います。       1号~    「自分の心に出会える本《     23号~    「自己形成学の創造《     32号~    「セルフ・カウンセリングの方法《     62号~    「自分って何だろう‐現代日本人の自己形成‐《    136号~    「大人の自己発見・子どもの再発見《 176号~ 新連載「自分を見つける心理分析《 バックナンバーはこちら→ http://blog.mag2.com/m/log/0000231376/   ~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~* ************************************** **************************************    人は、生まれてから今に至るまでの人生の中で、    いろいろな経験をします。        そして、その経験を通して、    「こうしなければならない《とか「こうあらねばならない《とかいう    その人なりのモノサシを形作っていきます。    自分の生い立ちを振り返ることによって、    無意識に取り込んできたそのようなモノサシに気づき、    そのとらわれから自由になっていく方法を    自己形成史分析といいます。    セルフ・カウンセリングという方法は、    このような、自己形成史分析という    自己探求の方法が基礎になっています。        ☆★☆ セルフ・カウンセリングとは? ☆★☆    セルフ・カウンセリングでは、    自分が経験した日常生活のある時の場面を書きます。        家庭や学校、職場での場面など、どのような場面でもかまいません。        テレビを見た時、本を読んだ時、一人で考えている時など、    相手がいない場面も大切な題材になります。    もちろん文章の上手・下手はまったく問題ありません。    専門知識も必要ありません。        自分が見たこと、聞いたこと、思ったこと、言ったこと、したことを、    時間の順にそのまま書くと、リポートになります。    まず、自分が何を悩んでいるのかわかります。    その悩みの奥に、どのような願いがあるのかわかります。        そして、相手の気持ちがわかります。        そうすると、自分と相手の気持ちを尊重しつつ、    心を通わせてゆくための知恵が生まれます。        人間関係のすべてに共通する心のからくりを、    自分の経験を通して学ぶことができます。 ************************************** **************************************                「 自分を見つける心理分析 《          セルフ・カウンセリング入門                            渡辺康麿著  より抜粋                         ( vol . 13 ) ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++       ― プロローグ ―  日常生活を書くカウンセリング       3 なぜ、日常生活を取り上げるのか?                                                 ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++  ☆★☆ モノサシにとらわれて全体が見えなくなってしまう ☆★☆  それでは、どうしたら、相手や自分の見方が変わるのでしょうか。    私たちは、たいてい、  自分が知らず知らずに  身につけてきた既成の価値概念(モノサシ)にあてはめて、  物事を見たり、聞いたり、値踏みしたりしています。  言いかえると、  私たちは、自分の既成のモノサシにもとづいて、    物事の一側面だけ捉えて、  それを全面だと思い込んだり、  出来事の一局面だけを捉えて、  それを全過程だと思い込んだりしています。    先ほどの  「夫の自分勝手な振るまいに、長年苦しめられてきた《と訴える妻の例を  考えてみましょう。    妻の中には、  ひょっとしたら、  “仕事よりも家族を大事にすること”をよしとする  モノサシがあるのかもしれません。  夫が、  家族の予定をキャンセルして休日出勤すると、  そのモノサシで、  夫を“自分勝手な人”とマイナスに評価することになります。  その評価は、絶対化し、  いつもどんな時でも、その夫が、  “自分勝手な”振るまいをするかのように思えてしまうのです。    実際には、  夫は、いつでもどこでも、  “自分勝手な”振るまいをしているわけではないことでしょう。  職場では、  同僚たちを気づかうやさしさを持っている人かもしれません。  また、家庭においても、  家族が楽しく過ごせるように心を配るようなことも、  きっとあったことでしょう。    けれども、妻が、自分の中にある  “仕事より家族を大事にすること”をよしとする  モノサシから離れて夫を見ない限り、  夫の違う側面は見えてこないのです。    私たちが自分のモノサシに気づかずに、  思い込みにとらわれていると、  相手と自分の関わりをリアルに認識できなくなってしまうのです。  そうなると、私たちは、  相手に即して、  つまり、相手の対場を考えて  適切に振るまうこともできなくなってしまいます。    このいき詰まりを打ち破るためには、  相手と自分との関わりを、  自分のモノサシから離れて、  できる限り具体的に認識できるようになることが必要です。     セルフ・カウンセリングによる自己探求は、  ある日、ある時の日常生活の一場面を選択することから始まります。  あるがままの日常生活をそのままに見つめることが、  物事をより具体的に見ることにつながるからです。                        つづく・・・    次回は    「 どんな場面を選べばいいんだろう 《    をお送りいたします。        どうぞ、お楽しみに!    皆様のご意見ご感想をお寄せいただけたら幸いです。  self_counseling2000@yahoo.co.jp  セルフ・カウンセリングには、  通学講座、通信講座など様々な講座があります。  詳しい内容はこちらから →http://www.self-c.net/sutady/index.html  ご興味のある方は、下記の事務局までお問い合わせください。    一般社団法人生涯学習セルフ・カウンセリング学会    〒215-0003 神奈川県川崎市麻生区高石4-23-15  電話 044-966-0485 ファクシミリ 044-954-3516  電子メール  self_counseling2000@yahoo.co.jp      ************************************** **************************************