※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※                                            セルフ・カウンセリング          ♪ 自分の心に出会えるメルマガ ♪             ( ”イライラ””モヤモヤ”が解消できる!) ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※                     第 191号  2015 年 2月  15日 ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※    みなさん、こんにちは。    「 セルフ・カウンセリング ♪自分の心に出会えるメルマガ♪ 《    をお読みいただきありがとうございます。    みなさんは、セルフ・カウンセリングという言葉を    耳にしたことがおありですか?    これは、渡辺康麿氏が創案した、    書いて読む、一人で出来る自己発見法です。    私たちは、このセルフ・カウンセリングを学んでいるグル-プですが、    みなさんにも、ぜひ、この方法をお伝えしたいと思い、    同氏の著書を連載することにいたしました。    楽しくお読みいただけたら幸いです。   ~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~    連載になっております。興味のある方は、    バックナンバーからお読みいただくとわかりやすいと思います。       1号~    「自分の心に出会える本《     23号~    「自己形成学の創造《     32号~    「セルフ・カウンセリングの方法《     62号~    「自分って何だろう‐現代日本人の自己形成‐《    136号~    「大人の自己発見・子どもの再発見《    176号~ 新連載「自分を見つける心理分析《 バックナンバーはこちら→ http://blog.mag2.com/m/log/0000231376/   ~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~* ************************************** **************************************    人は、生まれてから今に至るまでの人生の中で、    いろいろな経験をします。        そして、その経験を通して、    「こうしなければならない《とか「こうあらねばならない《とかいう    その人なりのモノサシを形作っていきます。    自分の生い立ちを振り返ることによって、    無意識に取り込んできたそのようなモノサシに気づき、    そのとらわれから自由になっていく方法を    自己形成史分析といいます。    セルフ・カウンセリングという方法は、    このような、自己形成史分析という    自己探求の方法が基礎になっています。        ☆★☆ セルフ・カウンセリングとは? ☆★☆    セルフ・カウンセリングでは、    自分が経験した日常生活のある時の場面を書きます。        家庭や学校、職場での場面など、どのような場面でもかまいません。        テレビを見た時、本を読んだ時、一人で考えている時など、    相手がいない場面も大切な題材になります。    もちろん文章の上手・下手はまったく問題ありません。    専門知識も必要ありません。        自分が見たこと、聞いたこと、思ったこと、言ったこと、したことを、    時間の順にそのまま書くと、リポートになります。    まず、自分が何を悩んでいるのかわかります。    その悩みの奥に、どのような願いがあるのかわかります。        そして、相手の気持ちがわかります。        そうすると、自分と相手の気持ちを尊重しつつ、    心を通わせてゆくための知恵が生まれます。        人間関係のすべてに共通する心のからくりを、    自分の経験を通して学ぶことができます。 ************************************** **************************************                「 自分を見つける心理分析 《          セルフ・カウンセリング入門                           渡辺康麿著  より抜粋                         ( vol . 16 ) ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++      ― プロローグ ―  日常生活を書くカウンセリング      3 なぜ、日常生活を取り上げるのか?                                           ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++  ☆★☆ 日常を超えた出来事は記憶に残る ☆★☆  ところが、私たちの日常生活の中では、  この習慣を超える事態が起こることがあります。  過去にくり返されてきた  生活習慣を超えるような予想外なことが起こると、  その時、初めてその出来事が、  意識されることになります。  それが、  “印象に残っている出来事”なのです。    たとえば、職場で毎日くり返されている通常業務は、  “習慣”的に処理する業務だと言ってよいでしょう。  そのような業務の内容は、特に、  記憶に残らないことと思います。  ところが、  その業務を処理している途中で、  突然トラブルが起こったとしたら、  どうでしょうか。  これまでのやり方では、  その業務は処理できないことでしょう。  いつもと違った対処が、  その人に求められます。  その経験は、  日常を超えた出来事となり、  その人の記憶に残るはずです。    このようなはっきりした“事件”でなくとも、  普段とはちょっと違ったことが起こった場合も、  それが“習慣”を超えた出来事として、  私たちの記憶に残ることになります。    たとえば、  いつも通る道筋が工事のため通れなくなっていた、とか、  いつも買っているたばこが売り切れて、  別のたばこを買った、とかいうようにです。    また、これまでは、私たちが暗黙のうちに持っていた欲求が、  阻まれた場合を例に取ってきましたが、  逆に、  いつも充足できないような欲求が  思わぬ形でかなえられた時のことも、  私たちの記憶に残ります。    たとえば、  いつも混んでいて座れない通勤電車で座ることができた、とか、  ほしいと思っていたものを人からプレゼントされた、  とかいうようなことです。    このような、印象に残っている出来事を取り上げることで、  私たちは、あらためて、  自分自身の中の欲求に目を向けることができます。  ちょっと立ちどまって、  自分がいったいどのような欲求を抱いていたのかについて、  思い巡らすことができるのです。  このような、  習慣的な行動を超えた状況を取り上げて見つめることで、  逆に、  自分が無自覚的に持っている欲求を発見することが可能になるのです。    自分にとって自明の欲求ほど、  自分では気づきにくいものです。  そのような自分にとって気づきにくい欲求ほど、  私たちを強く拘束しています。    記憶に残っている出来事を取り上げることで、  そのような欲求に気づき、  その束縛から自由になる可能性が生まれてくるのです。                     つづく・・・  ・・★・・ 編集後記 ・・★・・  寒さの厳しい時を過ごし  陽射しは、眩しくなっていきます。  芽吹きの時を迎え、気持ちを新たに、  春の訪れが待たれます。  身体の変化に目を向けつつ  自分と自分の周りを  見つめ直す機会になるかもしれません。  目まぐるしく過ぎてゆく生活の中で、  息を抜く時間を大切にしたいものです。  皆さまとご一緒に考える機会となれば、  嬉しく思います。  ご一緒に考えてまいりましょう。  次回を、どうぞ、お楽しみに!    皆様のご意見ご感想をお寄せいただけたら幸いです。  self_counseling2000@yahoo.co.jp  セルフ・カウンセリングには、  通学講座、通信講座など様々な講座があります。  詳しい内容はこちらから →http://www.self-c.net/sutady/index.html  ご興味のある方は、下記の事務局までお問い合わせください。    一般社団法人生涯学習セルフ・カウンセリング学会    〒215-0003 神奈川県川崎市麻生区高石4-23-15  電話 044-966-0485 ファクシミリ 044-954-3516  電子メール  self_counseling2000@yahoo.co.jp      ************************************** **************************************