※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※                                            セルフ・カウンセリング          ♪ 自分の心に出会えるメルマガ ♪             ( ”イライラ””モヤモヤ”が解消できる!) ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※                     第 203号  2015 年 8月  15日 ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※    みなさん、こんにちは。    「 セルフ・カウンセリング ♪自分の心に出会えるメルマガ♪ 《    をお読みいただきありがとうございます。    みなさんは、セルフ・カウンセリングという言葉を    耳にしたことがおありですか?    これは、渡辺康麿氏が創案した、    書いて読む、一人で出来る自己発見法です。    私たちは、このセルフ・カウンセリングを学んでいるグル-プですが、    みなさんにも、ぜひ、この方法をお伝えしたいと思い、    同氏の著書を連載することにいたしました。    楽しくお読みいただけたら幸いです。   ~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~    連載になっております。興味のある方は、    バックナンバーからお読みいただくとわかりやすいと思います。       1号~    「自分の心に出会える本《     23号~    「自己形成学の創造《     32号~    「セルフ・カウンセリングの方法《     62号~    「自分って何だろう‐現代日本人の自己形成‐《    136号~    「大人の自己発見・子どもの再発見《 176号~ 新連載「自分を見つける心理分析《 バックナンバーはこちら→ http://blog.mag2.com/m/log/0000231376/   ~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~* ************************************** **************************************    人は、生まれてから今に至るまでの人生の中で、    いろいろな経験をします。        そして、その経験を通して、    「こうしなければならない《とか「こうあらねばならない《とかいう    その人なりのモノサシを形作っていきます。    自分の生い立ちを振り返ることによって、    無意識に取り込んできたそのようなモノサシに気づき、    そのとらわれから自由になっていく方法を    自己形成史分析といいます。    セルフ・カウンセリングという方法は、    このような、自己形成史分析という    自己探求の方法が基礎になっています。        ☆★☆ セルフ・カウンセリングとは? ☆★☆    セルフ・カウンセリングでは、    自分が経験した日常生活のある時の場面を書きます。        家庭や学校、職場での場面など、どのような場面でもかまいません。        テレビを見た時、本を読んだ時、一人で考えている時など、    相手がいない場面も大切な題材になります。    もちろん文章の上手・下手はまったく問題ありません。    専門知識も必要ありません。        自分が見たこと、聞いたこと、思ったこと、言ったこと、したことを、    時間の順にそのまま書くと、リポートになります。    まず、自分が何を悩んでいるのかわかります。    その悩みの奥に、どのような願いがあるのかわかります。        そして、相手の気持ちがわかります。        そうすると、自分と相手の気持ちを尊重しつつ、    心を通わせてゆくための知恵が生まれます。        人間関係のすべてに共通する心のからくりを、    自分の経験を通して学ぶことができます。 ************************************** **************************************                「 自分を見つける心理分析 《          セルフ・カウンセリング入門                            渡辺康麿著  より抜粋                         ( vol . 28 ) ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++      ― 第一ステップ ―  場面記述      2 記述の三原則                                                 ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++  ☆★☆ 彼の別の面が見えてきた ☆★☆  ここまで思い起こして、  Aさんは、はっとしました。  自分の中に、  “威圧的でない上司でありたい”  “部下が自由にものを言える雰囲気を作りたい”  という強い欲求があることに気づいたのです。    これまで、そのAさんの自己実現への欲求は満たされていました。    ところが、この部下が現れたことで、  その欲求が満たされなくなってしまったのです。    そんな自分の心のからくりに気づくと、  上思議なことが起こりました。  あんなに気になって仕方なかった部下のことが、  あまり気にならなくなったのです。  部下の態度は、以前と変わりありません。  今でも、時々、  上目遣いでAさんを見ては、控えめに話します。  けれども、そんな部下の姿を見ても、  Aさんはイライラしなくなってきたのです。    それだけではありません。  部下の別の面も見えてきました。  彼は、あまり社交的ではありません。  けれども、友人は少ないながら、  その一人一人と誠実につきあっていることが、  Aさんにも見えてきたのです。    仕事のうえでも、  積極的に営業成績を伸ばすタイプの人間ではないのですが、  一人一人の顧客を、大切に扱っていることがよくわかりました。    顧客にも、彼の誠意が通じるのでしょうか。  彼が担当した顧客は、  何度も彼を指吊してくるのです。    部下に対してイライラしていた時、Aさんは、  彼のこんな面に気づくことができませんでした。  それは、Aさんが無意識的に  自分の関心事で彼のことを見ていたからです。  Aさんは、自分の欲求が満たされるかどうか、  という関心で、彼を見ていました。  自分の関心から相手を見ていると、  相手の一面しか見えなくなります。  そして、その一面が、  その人物のすべてであるかのように思えてしまうのです。    自分の気持ちを抽象的に捉えているうちは、  そのことに気がつくことはできません。  自分が、誰の、  どのような様子に対して、  どのような思いを持っているのかを、  具体的に表現することができた時、  初めて、  自分の欲求にもとづく関心事から離れて、  あるがままの相手の姿を見ることができるようになります。  Aさんも、相手と自分のことを具体的に書くことで、初めて、  あるがままの相手の姿を発見することができたのです。                        つづく・・・    ・・★・・ 編集後記 ・・★・・  残暑お見舞い申し上げます。    一般社団法人生涯学習セルフ・カウンセリング学会と  東京学芸大学の産学共同研究「夏期研修会《が  8月18日に今年も開催されます。  子どもたちを取り巻く教育環境を  深く考えることの大切さを日々感じています。  大人も子どもも  一人ひとりがありのままの気持ちを表現できるように、  改めて丁寧な関係を築いていきたいと思っています。  夏を吊残惜しむように、蝉の声が響いています。  目まぐるしく過ぎてゆく生活の中で、  息を抜く時間を大切にしたいものです。  皆さまとご一緒に考える機会となれば、  嬉しく思います。  ご一緒に考えてまいりましょう。  次回を、どうぞ、お楽しみに!    皆様のご意見ご感想をお寄せいただけたら幸いです。  self_counseling2000@yahoo.co.jp  ☆★☆ 2015年度 授業力向上夏季集中研修会 ☆★☆             東京学芸大学と一般社団法人生涯学習セルフ・カウンセリング学会は、  2008年秋より、「セルフ・カウンセリング(自己発見学習法)による  教員の授業力向上《をテーマとして、共同研究を行っています。  セルフ・カウンセリングとは一人でできる自己発見法です。  本年は日本道徳教育学会会長になられました、押谷由夫先生をお招きして、 “これからの道徳教育が目ざすこと”、というテーマでお話し頂きます。 又、中学校での生徒指導や、小学校での学級経営、  教材開発、学級づくりなどを実践された 生生方が報告を行います。   同時に、ご参加の皆様が授業にすぐに活かすことが出来るような教材を使って  演習を行います。  テーマは、  「セルフ・カウンセリング・メソッドを使った授業力向上《といたしました。  1. 自発的な学習を引き出す    セルフ・カウンセリング・メソッドによる教材開発・学級づくり  2. 友だちとより良い交流ができる     セルフ・カウンセリング・メソッドによる生徒指導  3. 授業中の児童・生徒の気持ちを読み取れる    セルフ・カウンセリング・メソッドの学級経営    以上の教育実践を報告し、同時にその方法の演習を行います。 ご関心のある方は、どうぞ、ご参加下さいますようご案内申し上げます。  開催日時 2015年  8月18日(火曜日)     会 場  東京・代々木 国立オリンピック記念青少年総合センター  主 催  東京学芸大学教職員大学院       一般社団法人生涯学習セルフ・カウンセリング学会  後 援  NPO法人セルフ・カウンセリング普及協会     詳しくお知りになりたい方はこちらから    →http://www.self-c.net/society/info/2015/kaki_1508.html  ☆★☆ セルフ・カウンセリングによる    コミュニケーション・トレーニング4級セミナーのご案内 ☆★☆    言葉の奥にある気持ちのやりとりに気づく  私たちは必ず何かを感じて、言葉を発しています。  でも、日常の中での言葉のやりとりは  一瞬のうちに消えてなくなってしまいます。    消えてなくなってしまうやりとりを、目に見えるかたちに変えて、  よりよい言葉がけを発想できるのが、  このセルフ・カウンセリング®によるコミュニケーション・トレーニングです。  4級では、言葉の背後にある気持ちを理解すること、  コミュニケーション・ギャップに気づくこと、  ギャップを活かし、相手の気持ちを思いやりながら、  自分の気持ちを伝える方法について学びます。  開催日時 2015年 10月 17日(土)10:00~17:00  会 場  東京・代々木 国立オリンピック記念青少年総合センター  主 催  NPO法人セルフ・カウンセリング普及協会    詳しくお知りになりたい方はこちらから    →http://www.self-c.jp/お知らせ/コミトレセミナー日程/  セルフ・カウンセリングには、  通学講座、通信講座など様々な講座があります。  詳しい内容はこちらから →http://www.self-c.net/sutady/index.html  ご興味のある方は、下記の事務局までお問い合わせください。    一般社団法人生涯学習セルフ・カウンセリング学会    〒215-0003 神奈川県川崎市麻生区高石4-23-15  URL  http://www.self-c.net  電話 044-966-0485 ファクシミリ 044-954-3516  電子メール  self_counseling2000@yahoo.co.jp      ************************************** **************************************