※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※                                            セルフ・カウンセリング          ♪ 自分の心に出会えるメルマガ ♪             ( ”イライラ””モヤモヤ”が解消できる!) ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※                     第 205号  2015 年 9月  15日 ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※    みなさん、こんにちは。    「 セルフ・カウンセリング ♪自分の心に出会えるメルマガ♪ 《    をお読みいただきありがとうございます。    みなさんは、セルフ・カウンセリングという言葉を    耳にしたことがおありですか?    これは、渡辺康麿氏が創案した、    書いて読む、一人で出来る自己発見法です。    私たちは、このセルフ・カウンセリングを学んでいるグル-プですが、    みなさんにも、ぜひ、この方法をお伝えしたいと思い、    同氏の著書を連載することにいたしました。    楽しくお読みいただけたら幸いです。   ~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~    連載になっております。興味のある方は、    バックナンバーからお読みいただくとわかりやすいと思います。       1号~    「自分の心に出会える本《     23号~    「自己形成学の創造《     32号~    「セルフ・カウンセリングの方法《     62号~    「自分って何だろう‐現代日本人の自己形成‐《    136号~    「大人の自己発見・子どもの再発見《 176号~ 新連載「自分を見つける心理分析《 バックナンバーはこちら→ http://blog.mag2.com/m/log/0000231376/   ~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~* ************************************** **************************************    人は、生まれてから今に至るまでの人生の中で、    いろいろな経験をします。        そして、その経験を通して、    「こうしなければならない《とか「こうあらねばならない《とかいう    その人なりのモノサシを形作っていきます。    自分の生い立ちを振り返ることによって、    無意識に取り込んできたそのようなモノサシに気づき、    そのとらわれから自由になっていく方法を    自己形成史分析といいます。    セルフ・カウンセリングという方法は、    このような、自己形成史分析という    自己探求の方法が基礎になっています。        ☆★☆ セルフ・カウンセリングとは? ☆★☆    セルフ・カウンセリングでは、    自分が経験した日常生活のある時の場面を書きます。        家庭や学校、職場での場面など、どのような場面でもかまいません。        テレビを見た時、本を読んだ時、一人で考えている時など、    相手がいない場面も大切な題材になります。    もちろん文章の上手・下手はまったく問題ありません。    専門知識も必要ありません。        自分が見たこと、聞いたこと、思ったこと、言ったこと、したことを、    時間の順にそのまま書くと、リポートになります。    まず、自分が何を悩んでいるのかわかります。    その悩みの奥に、どのような願いがあるのかわかります。        そして、相手の気持ちがわかります。        そうすると、自分と相手の気持ちを尊重しつつ、    心を通わせてゆくための知恵が生まれます。        人間関係のすべてに共通する心のからくりを、    自分の経験を通して学ぶことができます。 ************************************** **************************************                「 自分を見つける心理分析 《          セルフ・カウンセリング入門                            渡辺康麿著  より抜粋                         ( vol . 30 ) ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++      ― 第一ステップ ―  場面記述      2 記述の三原則                                                 ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++  ☆★☆ <2> 継起性の原則 ☆★☆  第二の原則は、  継起性の原則です。    継起性の原則は、  できる限り、時間の経過に沿って書くというルールです。  言いかえると、  ある一つの出来事を、  起こった通りに、  時間の順序にしたがって書くということです。    ある男性が、  “妻のいつもの愚痴が始まったので、うんざりした”という文を書きました。  この文を、時間の順序にしたがって書くと、  どうなるでしょうか。    時間の順序を守って書くためには、まず、  相手や自分の言ったことやしたこと、  また、自分の思ったことを、  できるだけ具体的に表現する必要があります。  抽象的な表現の中には、  たくさんの具体的なことが含まれています。    たとえば、  “身支度をする”というのは、抽象的な表現です。  この一言の中に、  顔を洗う、  歯を磨く、  髪をとかす、  洋朊を着替える、  というような具体的な行動がすべて含まれます。  “身支度をする”というように、  総括して抽象的な表現をすると、  具体的な行動がどのような順序でなされたかはわかりません。    それ故、時間の順に書き表すためには、  まず、その時の行動や思いを具体的に表現する必要があるのです。    先ほど例にあげた男性は、  自分と妻との関わりを、  「妻はいつものように愚痴をこぼし、私はうんざりする《と捉えています。  そのことを、具体的に時間の順に書き表してみたら、  次のようになりました。  妻は  「お義母様のことだけど、  親戚の人たちに、  もう少しあなたがちゃんと説明してくれないと困ります!《と言った。  私は  <参ったなぁ。  また、いつものが始まっちゃったよ>と思った。  妻は  「病院に入れたって言うだけで、  まるで私が冷たい嫁みたいの言われてるんですよ…《と言った。  私は  <言いたいヤツには言わせておけばいいじゃないか。  年寄りと一緒に暮らした人にしか、わからないんだよ。  家で親を看ることがが、  どんなに大変かなんて。  でも、気持ちはわかるが、  出勤間際のこの時間に言い出されてもなぁ。  簡便してほしいよ>と思った。  私は  「じゃあ行って来る《と言った。  私は玄関のドアを開けた。                        つづく・・・    ・・★・・ 編集後記 ・・★・・  朝晩の風に秋を感じ、  季節の変化を感じています。  夏の暑さから  涼やかな秋に身体を休め  静かなひとときを迎えています。  このような機会に  自分を振り返ってみると、  今までと違った景色が見えてくるかもしれません。     目まぐるしく過ぎてゆく生活の中で、  息を抜く時間を大切にしたいものです。  皆さまとご一緒に考える機会となれば、  嬉しく思います。  ご一緒に考えてまいりましょう。  次回を、どうぞ、お楽しみに!    皆様のご意見ご感想をお寄せいただけたら幸いです。  self_counseling2000@yahoo.co.jp  ☆★☆ セルフ・カウンセリングによる    コミュニケーション・トレーニング4級セミナーのご案内 ☆★☆    言葉の奥にある気持ちのやりとりに気づく  私たちは必ず何かを感じて、言葉を発しています。  でも、日常の中での言葉のやりとりは  一瞬のうちに消えてなくなってしまいます。    消えてなくなってしまうやりとりを、目に見えるかたちに変えて、  よりよい言葉がけを発想できるのが、  このセルフ・カウンセリング®によるコミュニケーション・トレーニングです。  4級では、言葉の背後にある気持ちを理解すること、  コミュニケーション・ギャップに気づくこと、  ギャップを活かし、相手の気持ちを思いやりながら、  自分の気持ちを伝える方法について学びます。  開催日時 2015年 10月 17日(土)10:00~17:00  会 場  東京・代々木 国立オリンピック記念青少年総合センター  主 催  NPO法人セルフ・カウンセリング普及協会    詳しくお知りになりたい方はこちらから    →http://www.self-c.jp/お知らせ/コミトレセミナー日程/  セルフ・カウンセリングには、  通学講座、通信講座など様々な講座があります。  詳しい内容はこちらから →http://www.self-c.net/sutady/index.html  ご興味のある方は、下記の事務局までお問い合わせください。    一般社団法人生涯学習セルフ・カウンセリング学会    〒215-0003 神奈川県川崎市麻生区高石4-23-15  URL  http://www.self-c.net  電話 044-966-0485 ファクシミリ 044-954-3516  電子メール  self_counseling2000@yahoo.co.jp      ************************************** **************************************