※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※                                            セルフ・カウンセリング          ♪ 自分の心に出会えるメルマガ ♪             ( ”イライラ””モヤモヤ”が解消できる!) ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※                     第 217号  2016 年 3月  15日 ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※    みなさん、こんにちは。    「 セルフ・カウンセリング ♪自分の心に出会えるメルマガ♪ 《    をお読みいただきありがとうございます。    みなさんは、セルフ・カウンセリングという言葉を    耳にしたことがおありですか?    これは、渡辺康麿氏が創案した、    書いて読む、一人で出来る自己発見法です。    私たちは、このセルフ・カウンセリングを学んでいるグル-プですが、    みなさんにも、ぜひ、この方法をお伝えしたいと思い、    同氏の著書を連載することにいたしました。    楽しくお読みいただけたら幸いです。   ~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~    連載になっております。興味のある方は、    バックナンバーからお読みいただくとわかりやすいと思います。       1号~    「自分の心に出会える本《     23号~    「自己形成学の創造《     32号~    「セルフ・カウンセリングの方法《     62号~    「自分って何だろう‐現代日本人の自己形成‐《    136号~    「大人の自己発見・子どもの再発見《 176号~ 新連載「自分を見つける心理分析《 バックナンバーはこちら→ http://blog.mag2.com/m/log/0000231376/   ~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~* ************************************** **************************************    人は、生まれてから今に至るまでの人生の中で、    いろいろな経験をします。        そして、その経験を通して、    「こうしなければならない《とか「こうあらねばならない《とかいう    その人なりのモノサシを形作っていきます。    自分の生い立ちを振り返ることによって、    無意識に取り込んできたそのようなモノサシに気づき、    そのとらわれから自由になっていく方法を    自己形成史分析といいます。    セルフ・カウンセリングという方法は、    このような、自己形成史分析という    自己探求の方法が基礎になっています。        ☆★☆ セルフ・カウンセリングとは? ☆★☆    セルフ・カウンセリングでは、    自分が経験した日常生活のある時の場面を書きます。        家庭や学校、職場での場面など、どのような場面でもかまいません。        テレビを見た時、本を読んだ時、一人で考えている時など、    相手がいない場面も大切な題材になります。    もちろん文章の上手・下手はまったく問題ありません。    専門知識も必要ありません。        自分が見たこと、聞いたこと、思ったこと、言ったこと、したことを、    時間の順にそのまま書くと、リポートになります。    まず、自分が何を悩んでいるのかわかります。    その悩みの奥に、どのような願いがあるのかわかります。        そして、相手の気持ちがわかります。        そうすると、自分と相手の気持ちを尊重しつつ、    心を通わせてゆくための知恵が生まれます。        人間関係のすべてに共通する心のからくりを、    自分の経験を通して学ぶことができます。 ************************************** **************************************                「 自分を見つける心理分析 《          セルフ・カウンセリング入門                            渡辺康麿著  より抜粋                         ( vol . 42 ) ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++      ― 第一ステップ ―  場面記述       読み返すことの意味                                                 ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++  ☆★☆ 葛藤を抱えて生き抜く ☆★☆  セルフ・カウンセリングが目指していることは、  問題がなくなることではなく、  問題を問題として  しっかり認識し、  理解し、  受容できるようになることなのです。  自分が問題を抱えていることを、  全面的に受けとめられるようになることなのです。  問題を抱えている自分自身を  ありのままに受けとめることができるようになると、  外面的には問題は解決しないにもかかわらず、  内面的に解決していくのです。  このことを鋭く言い表すと  “解決しないままに解決する”と言うことができるでしょう。  言いかえると、  外面的な現実は変わらなくても、  内面的な現実が変わるのです。  この外面的現実を事実と呼び、  内面的現実を真実と呼ぶならば、  事実は変わらなくても、  事実を意味づけている真実が変わるのです。    また、ただ、問題を受けとめるだけではなく、  その問題をくり返し捉え直していくことで、  私たちは、  自分の問題をより深く理解することができます。  くり返し記述を読み返すことで、  私たちは、  自分の問題を、  くり返し捉え直すこともできるのです。  先ほど例にあげた女性は、  はじめは自分の問題を、  “彼と結婚できないこと”と捉えていました。  けれども、  自分の気持ちを振り返ることで、  “父親に受け入れられなかったこと”というように、  問題を捉え直しました。  その女性が記述を書き、  それをくり返し読むことで、  ひょっとしたら、  さらに深い捉え直しができるようになるかもしれません。  たとえば、  <父親と上仲だった母親の手前、  自分だけ父親に甘えることはできなかったんだ。  本当は父親に甘えたかったのに・・・。  私の問題は、  私自身の中にあった、  父親に甘えたいけれど甘えられない、  という葛藤があったのかもしれない>というように。    内面的葛藤が解消することは、  たしかに大事なことです。  けれども、  内面的葛藤を持つことは、  さらに大事なことだと私は思っています。  本能のままに行動する動物には、  何の葛藤もないことでしょう。  そして、  すべてを超越した神にも葛藤はないことでしょう。  けれども、  私たちが望んでいることは、    動物のようになることでもなく、  神のようになることでもありません。  私たちがほんとうに望んでいることは、  人間として持つべき葛藤を抱えて生き抜く、  ということではないでしょうか。  そうすることで、  私たちは人間として成長していくのではないでしょうか。                        つづく・・・    ・・★・・ 編集後記 ・・★・・  寒暖の変化を肌に感じながら   陽射しに春の訪れを感じています。    3月11日には  東日本大震災から5年を迎えました。  日々の生活の中で、  季節の変化、身体の変化に目を向けつつ  何を大切にしていくか、  考えながら生活したいと思います。  目まぐるしく過ぎてゆく生活の中で、  息を抜く時間を大切にしたいものです。  皆さまとご一緒に考える機会となれば、  嬉しく思います。  ご一緒に考えてまいりましょう。  次回を、どうぞ、お楽しみに!  皆様のご意見ご感想をお寄せいただけたら幸いです。  self_counseling2000@yahoo.co.jp  ☆★☆ ココロに届く言葉を発想するレッスン ☆★☆      ~ セルフ・カウンセリング®による        コミュニケーション・トレーニング          4級資格取得セミナーのご案内 ~  コミュニケーションの基本となる、  言葉の奥にある気持ちのやりとりについて、  どのような視点で理解すればよいのかを学びます。  日常に活かせるコミュニケーション法を  習得するためのトレーニングを行います。  消えてなくなってしまうやりとりを、目に見えるかたちに変えて、  よりよい言葉がけを発想できるのが、  このセルフ・カウンセリング®によるコミュニケーション・トレーニングです。  開催日時 2016年  6月 11日(土)10:00~17:00          会 場  東京・代々木 国立オリンピック記念青少年総合センター  主 催  NPO法人セルフ・カウンセリング普及協会    詳しくお知りになりたい方はこちらから    →http://www.self-c.jp/お知らせ/コミトレセミナー日程/  セルフ・カウンセリングには、  通学講座、通信講座など様々な講座があります。  詳しい内容はこちらから →http://www.self-c.net/sutady/index.html  ご興味のある方は、下記の事務局までお問い合わせください。    一般社団法人生涯学習セルフ・カウンセリング学会    〒215-0003 神奈川県川崎市麻生区高石4-23-15  URL  http://www.self-c.net  電話 044-966-0485 ファクシミリ 044-954-3516  電子メール  self_counseling2000@yahoo.co.jp      ************************************** **************************************