※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※                                            セルフ・カウンセリング          ♪ 自分の心に出会えるメルマガ ♪             ( ”イライラ””モヤモヤ”が解消できる!) ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※                     第 225号  2016 年 7月  15日 ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※    みなさん、こんにちは。    「 セルフ・カウンセリング ♪自分の心に出会えるメルマガ♪ 《    をお読みいただきありがとうございます。    みなさんは、セルフ・カウンセリングという言葉を    耳にしたことがおありですか?    これは、渡辺康麿氏が創案した、    書いて読む、一人で出来る自己発見法です。    私たちは、このセルフ・カウンセリングを学んでいるグル-プですが、    みなさんにも、ぜひ、この方法をお伝えしたいと思い、    同氏の著書を連載することにいたしました。    楽しくお読みいただけたら幸いです。   ~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~    連載になっております。興味のある方は、    バックナンバーからお読みいただくとわかりやすいと思います。       1号~    「自分の心に出会える本《     23号~    「自己形成学の創造《     32号~    「セルフ・カウンセリングの方法《     62号~    「自分って何だろう‐現代日本人の自己形成‐《    136号~    「大人の自己発見・子どもの再発見《 176号~ 新連載「自分を見つける心理分析《 バックナンバーはこちら→ http://blog.mag2.com/m/log/0000231376/   ~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~* ************************************** **************************************    人は、生まれてから今に至るまでの人生の中で、    いろいろな経験をします。        そして、その経験を通して、    「こうしなければならない《とか「こうあらねばならない《とかいう    その人なりのモノサシを形作っていきます。    自分の生い立ちを振り返ることによって、    無意識に取り込んできたそのようなモノサシに気づき、    そのとらわれから自由になっていく方法を    自己形成史分析といいます。    セルフ・カウンセリングという方法は、    このような、自己形成史分析という    自己探求の方法が基礎になっています。        ☆★☆ セルフ・カウンセリングとは? ☆★☆    セルフ・カウンセリングでは、    自分が経験した日常生活のある時の場面を書きます。        家庭や学校、職場での場面など、どのような場面でもかまいません。        テレビを見た時、本を読んだ時、一人で考えている時など、    相手がいない場面も大切な題材になります。    もちろん文章の上手・下手はまったく問題ありません。    専門知識も必要ありません。        自分が見たこと、聞いたこと、思ったこと、言ったこと、したことを、    時間の順にそのまま書くと、リポートになります。    まず、自分が何を悩んでいるのかわかります。    その悩みの奥に、どのような願いがあるのかわかります。        そして、相手の気持ちがわかります。        そうすると、自分と相手の気持ちを尊重しつつ、    心を通わせてゆくための知恵が生まれます。        人間関係のすべてに共通する心のからくりを、    自分の経験を通して学ぶことができます。 ************************************** **************************************                「 自分を見つける心理分析 《          セルフ・カウンセリング入門                            渡辺康麿著  より抜粋                         ( vol . 50 ) ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++      ― 第一ステップ ―  場面記述        読み方のルール                                                 ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++  ☆★☆ あらゆる規範や目的を超える反省 ☆★☆  Fさんは、  はじめの記述を読み返した時、  自分の思いを責めるような気持ちや、  自分の言ったことを悔いるような気持ちになってしまいました。  それは、  知らず知らずのうちに、Fさんが、  規範にもとづく反省や、  目的にもとづく反省をしていたからです。    規範にもとづく反省は、  自分の思ったことや言ったことやしたことが  特定の規範に適っているかどうかで、  自分を裁く反省法です。  Fさんの場合で言えば、  “自己中心的であるべきはない”というような規範で、  自分を裁いていた、  ということができるでしょう。    目的にもとづく反省とは、  自分の言ったことやしたことが、  自分の立てた目的を達成するのに  役立ったかどうかを振り返る反省法です。  Fさんの場合で言えば、  “Kさんと上手につきあっていく”  という目的を達成するためには、  どう振るまえばよかったのか、  という観点から自分の行動を反省していたと言えるでしょう。    セルフ・カウンセリングも、  自分自身を振り返る、という意味では、  一つの反省法だと言えるでしょう。  けれども、  セルフ・カウンセリングが目指している反省は、  規範にもとづく反省でも、  目的にもとづく反省でもありません。  規範にもとづく反省や  目的にもとづく反省から  自由になることを目指した反省なのです。  言いかえれば、  あらゆる規範と、  あらゆる目的を超えて、    相手を相手として、  また、  自分を自分としてあるがままに受けとめることによって  相手と自分との内面的な交流を可能にすることを  目指した反省なのです。  吊づければ、  自己超越的な反省といえるかもしれません。  “自己超越的”という言葉に、  <なんだか、難しそうだな。  私には、できないかもしれない>  と感じる人もいるでしょう。  けれども、  Fさんの体験記を読んでみてください。  Fさんは、  規範にもとづく反省から引き起こされた自分を責める気持ちや、  目的にもとづく反省から引き起こされた後悔する気持ちを、  ちょっと脇において、  その時の自分の気持ちや、  相手の気持ちを、  読み方のルールにしたがって、  そのまま読み取ろうと試みました。  その結果、  特定の規範や目的を超えて、  あるがままの相手と自分との気持ちを受けとめることができたのです。  セルフ・カウンセリングの書き方のルールや読み方のルールは、  このような自己超越的な反省が可能になるように考えられています。  書き方のルールや読み方のルールにしたがって、  自分を振り返ることで誰でもが、  自己超越的な反省をすることができるのです。                         つづく・・・    ・・★・・ 編集後記 ・・★・・  夏を待ちながら  梅雨の中、蝉が声が聞こえてきます。  今年も半年を過ぎ  一年の後半へと思いを馳せています。  日常の流れの中で、出来事を振り返り、  ありのままの自分の気持ちを、  見つめ直す大切な機会になるかもしれません。  毎日、同じような時を過ごしているようで  ちょっと立ちどまって、振り返ってみると、  意外な変化に気づきます。  季節の変化、気候の変化とともに  夏に向けて、自分、自分の周りを見つめ  心身の備えを考えてまいりましょう。  目まぐるしく過ぎてゆく生活の中で、  息を抜く時間を大切にしたいものです。  皆さまとご一緒に考える機会となれば、  嬉しく思います。  ご一緒に考えてまいりましょう。  次回を、どうぞ、お楽しみに!  皆様のご意見ご感想をお寄せいただけたら幸いです。  self_counseling2000@yahoo.co.jp  ☆★☆ 2016年度 教職員夏期研修会 ☆★☆  ~ セルフ・カウンセリング・メソッドによる       生徒のコミュニケーション力を高め         学習意欲を引き出す授業づくり ~               本年も、セルフ・カウンセリング・メソッドによる、授業力向上の研修会を  開催いたします。  2008年より東京学芸大学と共同研究を行ってきた、セルフ・カウンセリング  による授業力向上の実践報告を行います。  また、中学校での生徒指導や、小学校での学級経営、教材開発、学級づくり  などを実践された先生方からの報告を行います。と同時に、ご参加の皆様が  授業に活かすことができるよう、実践で用いた教材を使って演習を行います。  開催日時 2016年  8月14日(日曜日)     会 場  東京・代々木 国立オリンピック記念青少年総合センター  主 催  東京学芸大学教職員大学院       一般社団法人生涯学習セルフ・カウンセリング学会  後 援  NPO法人セルフ・カウンセリング普及協会     詳しくお知りになりたい方はこちらから    →http://www.self-c.net/society/info/2016/kaki_1608.html   セルフ・カウンセリングには、  通学講座、通信講座など様々な講座があります。  詳しい内容はこちらから →http://www.self-c.net/sutady/index.html  ご興味のある方は、下記の事務局までお問い合わせください。    一般社団法人生涯学習セルフ・カウンセリング学会    〒215-0003 神奈川県川崎市麻生区高石4-23-15  URL  http://www.self-c.net  電話 044-966-0485 ファクシミリ 044-954-3516  電子メール  self_counseling2000@yahoo.co.jp      ************************************** **************************************