※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※                                            セルフ・カウンセリング          ♪ 自分の心に出会えるメルマガ ♪             ( ”イライラ””モヤモヤ”が解消できる!) ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※                     第 238号  2017 年 2月   1日 ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※    みなさん、こんにちは。    「 セルフ・カウンセリング ♪自分の心に出会えるメルマガ♪ 《    をお読みいただきありがとうございます。    みなさんは、セルフ・カウンセリングという言葉を    耳にしたことがおありですか?    これは、渡辺康麿氏が創案した、    書いて読む、一人で出来る自己発見法です。    私たちは、このセルフ・カウンセリングを学んでいるグル-プですが、    みなさんにも、ぜひ、この方法をお伝えしたいと思い、    同氏の著書を連載することにいたしました。    楽しくお読みいただけたら幸いです。   ~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~    連載になっております。興味のある方は、    バックナンバーからお読みいただくとわかりやすいと思います。       1号~    「自分の心に出会える本《     23号~    「自己形成学の創造《     32号~    「セルフ・カウンセリングの方法《     62号~    「自分って何だろう‐現代日本人の自己形成‐《    136号~    「大人の自己発見・子どもの再発見《    176号~ 新連載「自分を見つける心理分析《 バックナンバーはこちら→ http://blog.mag2.com/m/log/0000231376/   ~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~* ************************************** **************************************    人は、生まれてから今に至るまでの人生の中で、    いろいろな経験をします。        そして、その経験を通して、    「こうしなければならない《とか「こうあらねばならない《とかいう    その人なりのモノサシを形作っていきます。    自分の生い立ちを振り返ることによって、    無意識に取り込んできたそのようなモノサシに気づき、    そのとらわれから自由になっていく方法を    自己形成史分析といいます。    セルフ・カウンセリングという方法は、    このような、自己形成史分析という    自己探求の方法が基礎になっています。        ☆★☆ セルフ・カウンセリングとは? ☆★☆    セルフ・カウンセリングでは、    自分が経験した日常生活のある時の場面を書きます。        家庭や学校、職場での場面など、どのような場面でもかまいません。        テレビを見た時、本を読んだ時、一人で考えている時など、    相手がいない場面も大切な題材になります。    もちろん文章の上手・下手はまったく問題ありません。    専門知識も必要ありません。        自分が見たこと、聞いたこと、思ったこと、言ったこと、したことを、    時間の順にそのまま書くと、リポートになります。    まず、自分が何を悩んでいるのかわかります。    その悩みの奥に、どのような願いがあるのかわかります。        そして、相手の気持ちがわかります。        そうすると、自分と相手の気持ちを尊重しつつ、    心を通わせてゆくための知恵が生まれます。        人間関係のすべてに共通する心のからくりを、    自分の経験を通して学ぶことができます。 ************************************** **************************************                「 自分を見つける心理分析 《          セルフ・カウンセリング入門                           渡辺康麿著  より抜粋                         ( vol . 63 ) ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++      ― 第二ステップ ―  場面洞察        心ってなんだろう                                           ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++  ☆★☆ 感情を受け止めることが問題解決につながる ☆★☆    けれども、  感情を抑えつけることが問題だからと言って、  その時、その場の感情のままに振るまえばよいのかというと、  そんなことはありません。  それでは、  自分が感情に振り回されて、  自分でもわけがわからなくなり、  より一層、  自分の心を見失ってしまいます。  これでは、  かえって問題は深まるばかりです。    こんな時には、  生じてきた感情を、    内に押し込むのでもなく、  外に吐き出すのでもなく、  その感情を、  このまま受けとめて、  その感情の正体を、  しっかりと自覚することが大切です。  どのような対象に対して、  どのような感情を抱いているのかを自覚することで、  私たちは、  その感情に対して、  少し距離をとることができます。  そのことによって、  自分の感情に巻き込まれずに、  対象を見つめることができます。  そして、  現実の世界と、  世界に対する自分の感情とを  切り離して考えることができるようになります。    先ほどのAさん例で考えてみましょう。  Aさんが、  ちょっと立ち止まって  自分の心の中を見つめたとしましょう。  Aさんが、  自分の中に生じている  “こわい”という感情に気づき、  その感情が、実は、  過去の父親に向かっているものであることに  気づいていたとしたらどうでしょうか。  目の前にいるお客様と、  “こわい”という自分の感情とを  切り離してみることができるかもしれません。  現実のお客様を  そのままに受けとめることができるようになった時、  Aさんの中に、  おのずから、  どう関わっていけばよいか、  という知恵がうまれてくるのではないでしょうか。    どのような感情も、  必ず、  私たちにとって、  意味を持っています。  それは、  私たちのうちに、  生まれるべくして生まれてきた、  と言ってもよいでしょう。  言いかえれば、  ある感情が生ずるには、  生ずるわけがあるのです。  そのわけを理解することが、  心の問題を解決する第一歩となることでしょう。                        つづく・・・  次回は    「 感情の奥には、欲求が潜んでいる 《    をお送りいたします。        どうぞ、お楽しみに!    皆様のご意見ご感想をお寄せいただけたら幸いです。  self_counseling2000@yahoo.co.jp  セルフ・カウンセリングには、  通学講座、通信講座など様々な講座があります。  詳しい内容はこちらから →http://www.self-c.net/sutady/index.html  ご興味のある方は、下記の事務局までお問い合わせください。    一般社団法人生涯学習セルフ・カウンセリング学会    〒215-0003 神奈川県川崎市麻生区高石4-23-15  URL  http://www.self-c.net  電話 044-966-0485 ファクシミリ 044-954-3516  電子メール  self_counseling2000@yahoo.co.jp      ************************************** **************************************