※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※                                            セルフ・カウンセリング          ♪ 自分の心に出会えるメルマガ ♪             ( ”イライラ””モヤモヤ”が解消できる!) ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※                     第 261 号  2018 年 1月  15日 ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※    みなさん、こんにちは。    「 セルフ・カウンセリング ♪自分の心に出会えるメルマガ♪ 《    をお読みいただきありがとうございます。    みなさんは、セルフ・カウンセリングという言葉を    耳にしたことがおありですか?    これは、渡辺康麿氏が創案した、    書いて読む、一人で出来る自己発見法です。    私たちは、このセルフ・カウンセリングを学んでいるグル-プですが、    みなさんにも、ぜひ、この方法をお伝えしたいと思い、    同氏の著書を連載することにいたしました。    楽しくお読みいただけたら幸いです。   ~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~    連載になっております。興味のある方は、    バックナンバーからお読みいただくとわかりやすいと思います。       1号~    「自分の心に出会える本《     23号~    「自己形成学の創造《     32号~    「セルフ・カウンセリングの方法《     62号~    「自分って何だろう‐現代日本人の自己形成‐《    136号~    「大人の自己発見・子どもの再発見《 176号~ 新連載「自分を見つける心理分析《 バックナンバーはこちら→ http://blog.mag2.com/m/log/0000231376/   ~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~*~・~* ************************************** **************************************    人は、生まれてから今に至るまでの人生の中で、    いろいろな経験をします。        そして、その経験を通して、    「こうしなければならない《とか「こうあらねばならない《とかいう    その人なりのモノサシを形作っていきます。    自分の生い立ちを振り返ることによって、    無意識に取り込んできたそのようなモノサシに気づき、    そのとらわれから自由になっていく方法を    自己形成史分析といいます。    セルフ・カウンセリングという方法は、    このような、自己形成史分析という    自己探求の方法が基礎になっています。        ☆★☆ セルフ・カウンセリングとは? ☆★☆    セルフ・カウンセリングでは、    自分が経験した日常生活のある時の場面を書きます。        家庭や学校、職場での場面など、どのような場面でもかまいません。        テレビを見た時、本を読んだ時、一人で考えている時など、    相手がいない場面も大切な題材になります。    もちろん文章の上手・下手はまったく問題ありません。    専門知識も必要ありません。        自分が見たこと、聞いたこと、思ったこと、言ったこと、したことを、    時間の順にそのまま書くと、リポートになります。    まず、自分が何を悩んでいるのかわかります。    その悩みの奥に、どのような願いがあるのかわかります。        そして、相手の気持ちがわかります。        そうすると、自分と相手の気持ちを尊重しつつ、    心を通わせてゆくための知恵が生まれます。        人間関係のすべてに共通する心のからくりを、    自分の経験を通して学ぶことができます。 ************************************** **************************************                「 自分を見つける心理分析 《          セルフ・カウンセリング入門                            渡辺康麿著  より抜粋                         ( vol . 86 ) ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++      ― 第二ステップ ―  場面洞察       洞察ってなんだろう 〈2〉感情を言い表す ――― 感情                                                 ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++  バックナンバー256号から     お読みいただくとわかりやすくなっています。  ☆★☆ “愛情”としか捉えられなかった ☆★☆    Wさんは、  この記述をもとに、  洞察を試みました。  記述の自分欄を洞察している時のことです。  Wさんは、  すべての感情欄に  “愛情”という言葉を書き入れました。  Wさんは、  <息子のことを思って厳しく叱ったんだから、  この時、  私の中には息子に対する愛情しかなかったはずだ>。  Wさんは、  そう考えました。    Wさんは洞察の自分欄に、  “私 → 息子   愛情 まっすぐに育ってほしい”と、  くり返し書いていきました。  けれども、  書いているうちに、  Wさんは疑問を感じ始めました。  <あの時、  私は、  頭にカーッと血が上るような感じや、  ドキドキするような感じを味わった。  そして、  最後には、  何とも言えないイヤな感じが残った。  それを、  すべて“愛情”という一言で表してよいのだろうか>。    ☆★☆  さまざまな感情が取り出せた  ☆★☆  Wさんは、  もう一度、  記述を読み返し、  その時の実感を思い起こしてみました。  そして、  記述の一文一文の奥にあった自分の心の波立ちに、  一つずつ言葉を与えてみました。    さまざまな感情を表す言葉が、  書き込まれていました。  息子に対しては、  “怒り”という感情がくり返し取り出されました。  初めて、  “怒り”という感情を取り出した時、  Wさんは、  ショックを受けました。  Wさんは、  冷静に息子のためを思って叱っていた、  と思っていたからです。  息子さんを殴ったのも、  理性的に、  この時をこうすることが息子に必要だ、  と判断して殴っていた、  とWさんは思っていました。  けれども、  “怒り”という感情が取り出された、  ということは、  自分が息子に対して、  感情的になって腹を立てていたことになります。    Wさんは、  この“怒り”という感情を洞察用紙に、  なかなか書き込むことができませんでした。    自分の中に  “怒り”があったと認めてしまうと、  今までの父親としての自信が  すべて音をたてて崩れてしまうようで、  こわかったのです。                         つづく・・・    ・・★・・ 編集後記 ・・★・・  2018年、今年もメルマガをご購読頂き、  ありがとうございます。  新しい年の始まり、  どのようにお迎えでしょうか。  春を待ちながら  昨年を振り返り、今年の過ごし方を考え  身の回りのことに目を向けつつ  思いを巡らせてみてはいかがでしょうか。  家庭で、学校で、仕事先で  どのようなエピソードを思い起こされるでしょうか。  いたるところ考えるきっかけはありそうです。  ちょっと立ち止まって、自分の気持ちを、  出来事を通して振りかえってみてはいかがでしょうか。  目まぐるしく過ぎてゆく生活の中で、  息を抜く時間を大切にしたいものです。  皆さまとご一緒に考える機会となれば、  嬉しく思います。  ご一緒に考えてまいりましょう。  お身体お大切に、  今年もよろしくお願いいたします。  次回を、どうぞ、お楽しみに!  皆様のご意見ご感想をお寄せいただけたら幸いです。  self_counseling2000@yahoo.co.jp  セルフ・カウンセリングには、  通学講座、通信講座など様々な講座があります。  詳しい内容はこちらから →http://www.self-c.net/sutady/index.html      →https://www.self-c.jp/学ぶ-セミナー紹介/通信講座で学ぶ/  ご興味のある方は、下記の事務局までお問い合わせください。    一般社団法人生涯学習セルフ・カウンセリング学会    〒215-0003 神奈川県川崎市麻生区高石4-23-15  URL  http://www.self-c.net  電話 044-966-0485 ファクシミリ 044-954-3516  電子メール  self_counseling2000@yahoo.co.jp      ************************************** **************************************