セルフ・カウンセリング
自分の心に出会えるメルマガ


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セルフ・カウンセリング
♪ 自分の心に出会えるメルマガ ♪
( ”イライラ””モヤモヤ”が解消できる!)
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第 306 号 2019年 12月 1日
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みなさん、こんにちは。

「セルフ・カウンセリング ♪自分の心に出会えるメルマガ♪」をお読みいただきありがとうございます。

みなさんは、セルフ・カウンセリングという言葉を耳にしたことがおありですか?

これは、渡辺康麿氏が創案した、書いて読む、一人で出来る自己発見法です。

私たちは、このセルフ・カウンセリングを学んでいるグル-プですが、みなさんにも、ぜひ、この方法をお伝えしたいと思い、 同氏の著書を連載することにいたしました。
楽しくお読みいただけたら幸いです。


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連載になっております。興味のある方は、バックナンバーからお読みいただくとわかりやすいと思います。
  1号〜「自分の心に出会える本」
 23号〜「自己形成学の創造」
 32号〜「セルフ・カウンセリングの方法」
 62号〜「自分って何だろう‐現代日本人の自己形成‐」
136号〜「大人の自己発見・子どもの再発見」
176号〜「自分を見つける心理分析」
286号〜 新連載「避けられない苦手な人とつきあう方法」

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人は、生まれてから今に至るまでの人生の中で、いろいろな経験をします。

そして、その経験を通して、「こうしなければならない」とか「こうあらねばならない」とかいう その人なりのモノサシを形作っていきます。

自分の生い立ちを振り返ることによって、無意識に取り込んできたそのようなモノサシに気づき、 そのとらわれから自由になっていく方法を自己形成史分析といいます。

セルフ・カウンセリングという方法は、このような、自己形成史分析という自己探究の方法が基礎になっています。


☆★☆ セルフ・カウンセリングとは? ☆★☆


セルフ・カウンセリングでは、自分が経験した日常生活のある時の場面を書きます。

家庭や学校、職場での場面など、どのような場面でもかまいません。

テレビを見た時、本を読んだ時、一人で考えている時など、相手がいない場面も大切な題材になります。

もちろん文章の上手・下手はまったく問題ありません。
専門知識も必要ありません。

自分が見たこと、聞いたこと、思ったこと、言ったこと、したことを、時間の順にそのまま書くと、リポートになります。

まず、自分が何を悩んでいるのかわかります。
その悩みの奥に、どのような願いがあるのかわかります。

して、相手の気持ちがわかります。

そうすると、自分と相手の気持ちを尊重しつつ、心を通わせてゆくための知恵が生まれます。

人間関係のすべてに共通する心のからくりを、自分の経験を通して学ぶことができます。

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「避けられない苦手な人とつきあう法」
渡辺康麿著  より抜粋
( vol . 21 )
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― 第三章 ―
避けられない家庭の人間関係
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ー 妻 → 夫 ー
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澤田房子 [50代女性]

☆★☆黙ってしまった私☆★☆

定年退職後の夫とのかかわりが、私には、とても煩わしく思えるのです。
夫が外で働いている間は、私は自由にさせてもらっていました。
夫が家にいるようになり、あれこれと指図されると、それだけで、もう嫌な気がします。
他方、いままで働いてくれた夫に対して感謝の気持ちもあります。
記述を読んでみて、まず、気づいたことは、 私が言葉を、あまり口に出していないということでした。
私は、玄関のベルを押す前から、夫に対して、また文句を言われるのではないかと身構えています。
それで、夫が何か言っても、まただと思い、一つ一つの言葉に夫を安心させるような対応をしていません。
心のセリフを見ますと、嫌だなあ、うるさいなあ、どこが悪いのよ、情けない、ボケたのかなあ、などなど、
否定的な思いばかりが流れています。
夫はどうでしょうか。

夫のセリフを見ると、何時だと思っているんだ、誰と行っていたんだ、どういうことだ、好き勝手する奴は離縁だ、などと言っています。

夫は、私が外出している間、どのように過ごしていたのかが想像できず、気持ちが落ち着かなかったではないでしょうか。
そのうえ、私がちゃんと答えないために、夫はますます不信感を募らせ、苛立ったのではないでしょうか。


☆★☆ 夫の寂しさと欲求 ☆★☆

私の気持ちの奥の感情や欲求を探ってみました。
夫に対して、一貫して煩わしいと感じています。
そして、自由にさせてほしい、寂しい気持ちは分かるけれども、我慢してほしいという欲求を抱いています。
夫の気持ちはどうでしょうか。
夫は、私に対して苛立ち、腹立ちの感情を抱いていたにちがいありません。
しかし、その奥には、夫自身、寂しい、落ち着かないというような感情を抱いていたのではないでしょうか。
私に対して、家にいてほしい、早く帰ってきてほしい、ちゃんと説明してほしいという欲求を抱いていたことと思います。
その奥には、一人でいたくない、妻と一緒にいたいというような欲求があったのではないでしょうか。


☆★☆ 対立を越えて ☆★☆

私は、自由にしたい、夫は、一緒にいたいというのでは、お互いに対立したままで、解決の糸口はないのではないでしょうか。
私はもう一度記述を読み直しました。
そして、自分の気持ちをもう一度見つめてみました。
私は、一人で自由にしたいだけなのでしょうか。
そうではありません。
夫とともに、子供たちのこと、町内のこと、テレビを見た感想でも、何でも、ざっくばらんに話したいのです。
では、夫はいつも一緒にいたいのでしょうか。
記述の最後に、夫は「おれのほうが別れたいのだ。
離婚を考えておけ!」と言っています。
本当に離婚したいのでしょうか。
もしかすると、夫の心の中にも、私と同じように、相反する気持ちがあって、葛藤しているのかもしれません。
自分なりに、何か自信をもってやっていけるものを見つけたい、妻とは別の世界(場)を得たいと願っているのかもしれません。
ここまで気づいてから、私は、夫と一度、思い切り本音を出し合って、話してみようと思いました。
そして、私は、自分が気づいたことをまず話し、次に、この記述を夫にも読んでもらいました。
すると、夫も、ありのままの気持ちを話してくれたのです。
本当は自分も、妻のように、生き生きと自分の世界を持ってやっていきたいと願っていると、 けれども、まだ見出せずに、苛立っていたのだと話してくれました。
私は、講演会で聞いた話もしてみました。
夫は「そうかもしれない」と言って、自分の気持ちを見つめているようでした。
そして「自分がやりたいことを、いろいろやりながら探してみるよ」とはなしてくれました。
私は、これからも、セルフ・カウンセリングを続け、夫の気持ちを汲み取るゆとりを持ちたいと思いました。
そして、どんなことも、対立を恐れずに、二人でどのようにしていったらよいか、話し合っていけば良いのだなあと思いました。

つづく・・・

次回は「避けられない家庭の人間関係つづき」をお送りいたします。

どうぞ、お楽しみに!


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