※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※                                            セルフ・カウンセリング          ♪ 自分の心に出会えるメルマガ ♪             ( ”イライラ””モヤモヤ”が解消できる!) ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※                     第 336 号  2021 年 3月  1日 ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※    新型コロナウィルス感染症の影響で苦しみのうちにあるすべての皆さまへ    心よりお見舞い申し上げます。    またその方々のために献身的に働いておられる医療関係者の皆さまへ    そして社会のライフラインを維持するために働かれている皆さまへ    感謝申し上げますとともに一日も早く元の平穏な日々に戻りますことを    心よりお祈りいたします。     **************************************    みなさん、こんにちは。    「 セルフ・カウンセリング ♪自分の心に出会えるメルマガ♪ 」    をお読みいただきありがとうございます。    みなさんは、セルフ・カウンセリングという言葉を    耳にしたことがおありですか?    これは、渡辺康麿氏が創案した、    書いて読む、一人で出来る自己発見法です。    私たちは、このセルフ・カウンセリングを学んでいるグル-プですが、    みなさんにも、ぜひ、この方法をお伝えしたいと思い、    同氏の著書を連載することにいたしました。    楽しくお読みいただけたら幸いです。   〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜    連載になっております。興味のある方は、    バックナンバーからお読みいただくとわかりやすいと思います。       1号〜    「自分の心に出会える本」     23号〜    「自己形成学の創造」     32号〜    「セルフ・カウンセリングの方法」     62号〜    「自分って何だろう‐現代日本人の自己形成‐」    136号〜    「大人の自己発見・子どもの再発見」 176号〜    「自分を見つける心理分析」 286号〜    「避けられない苦手な人とつきあう方法」    334号〜 新連載「わかっていてもイライラするお母さんへ」 バックナンバーはこちら→ http://www.self-c.net/mg/index.html   〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜* ************************************** **************************************    人は、生まれてから今に至るまでの人生の中で、    いろいろな経験をします。        そして、その経験を通して、    「こうしなければならない」とか「こうあらねばならない」とかいう    その人なりのモノサシを形作っていきます。    自分の生い立ちを振り返ることによって、    無意識に取り込んできたそのようなモノサシに気づき、    そのとらわれから自由になっていく方法を    自己形成史分析といいます。    セルフ・カウンセリングという方法は、    このような、自己形成史分析という    自己探究の方法が基礎になっています。        ☆★☆ セルフ・カウンセリングとは? ☆★☆    セルフ・カウンセリングでは、    自分が経験した日常生活のある時の場面を書きます。        家庭や学校、職場での場面など、どのような場面でもかまいません。        テレビを見た時、本を読んだ時、一人で考えている時など、    相手がいない場面も大切な題材になります。    もちろん文章の上手・下手はまったく問題ありません。    専門知識も必要ありません。        自分が見たこと、聞いたこと、思ったこと、言ったこと、したことを、    時間の順にそのまま書くと、リポートになります。    まず、自分が何を悩んでいるのかわかります。    その悩みの奥に、どのような願いがあるのかわかります。        そして、相手の気持ちがわかります。        そうすると、自分と相手の気持ちを尊重しつつ、    心を通わせてゆくための知恵が生まれます。        人間関係のすべてに共通する心のからくりを、    自分の経験を通して学ぶことができます。 ************************************** **************************************              「わかっていてもイライラするお母さんへ」       幼児の心が見えてくるセルフ・カウンセリング                                  渡辺康麿著  より抜粋                         ( vol . 3 ) ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++          ─ わかっていてもイライラするお母さんへ ─             ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++ 子育ての知識がお母さんたちを不安にしている   ─ どうすれば子育てを楽しむことができるのだろう ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++     前号からの続きですので、 バックナンバー335号から     お読みいただくとわかりやすくなっています。   ☆★☆ 抑え込んだ思いは、必ずどこかに顔を出す ☆★☆  それでは、ホンネとタテマエの葛藤の問題は、どう解決したらよいのでしょうか。    一つの解決方法は、どちらかを我慢して、抑え込んでしまう、という方法です。  再び、先ほどの二人のお母さんたちのお話を例にとるなら、  初めのお母さんは、  タテマエがホンネに押しきられて、子どもに口出しをしています。  そして、二人目のお母さんは、  ホンネをタテマエで抑え込んで、子どもの気持ちを聞いてやろうとしています。  私たちが、普通、日常生活の中で行っている葛藤の解決方法は、  ほとんどがこのような方法なのではないでしょうか。    けれども、この方法は、最終的な解決方法にはなりません。  なぜなら、私たちの思いというものは、抑えても抑え切れるものではないからです。  抑え込んだつもりでも、どこかで、あきらめ切れずに、その思いが顔を出してしまうのです。    ホンネでタテマエを押しきったお母さんは、  <また、やってしまった。どうして同じことをくり返してしまうんだろう>と後悔をしています。  タテマエの思いがあきらめ切れずに、後々まで、尾を引いてしまうのです。    ホンネをタテマエで抑え込んだお母さんの場合はどうでしょうか。  このお母さんの場合、  自分では、自分のホンネを完全に抑えていたつもりであっても、気がつかないうちに、  それが、その表情や言い方やふるまいの中に表現されてしまっていたのではないでしょうか。    このお母さんに、気持ちを聞かれた子どもは「わかんない」と答えています。  子どもは、親から自分のネウチをまもるために、  自分の気持ちを言わずに「わかんない」と言うことが良くあります。  お母さんが「怒らないから何でも言ってごらん」と言っても、  その表情や声の調子に怒りが感じられるなら、  子どもは、本当のことを言えば叱られるだろうと予想し、  「わかんない」と言って、答えることを避けようとします。  ☆★☆ その人なりの知恵が働いている ☆★☆  ホンネとタテマエの葛藤のもう一つの解決方法は、二つの思いを統合する道を探る、と言う方法です。    そのためには、  まず、葛藤によって引き起こされる不安に気づき、ちょっと立ち止まってみることです。  そして、ありのままの自分の気持ちをできるだけくわしく具体的に見つめてみることが大切です。  さらに、自分の中で、  どのような気持ちとどのような気持ちが葛藤しているのかを、しっかりと自覚するのです。  自分の気持ちを具体的につきとめられないと、  自分が納得できる具体的な解決策は、見えて来ません。  抽象的にとらえている間は、  “あれか、これか”という二者択一の発送しかできなくなってしまうのです。  逆に、二者択一の解決方法しか思いつかない時、というのは、  自分の気持ちを抽象的にとらえている時、と考えても良いでしょう。    まず、自分の関心を、自分の心の動きに向けてみましょう。  そして、自分のありのままの気持ちを見つめてみましょう。  それをできるかぎり、やさしいことばで言い表してみましょう。  そうすると、自分の気持ちが落ち着いてきます。  自分の気持ちが落ち着いてくると、  どうしたらよいかという知恵もひとりでに湧いてくるのです。  セルフ・カウンセリングは、  誰でもが、  このようなことを実現できるように考えられた方法なのです。    この本には、セルフ・カウンセリングを実践したお母さんたちが、  自分の中の葛藤に気づいていった体験が報告されています。  お母さんたちは、この方法で自分の中の葛藤の存在に気づいたばかりでなく、  どうすれば葛藤を統合できるか、その解決方法まで、発見しています。    お母さんの中の、タテマエも、ホンネも、  かけがえのないお母さん自身の気持ちであることに変わりはありません。  どちらも、そのお母さん自身にとって大切な意味があります。  セルフ・カウンセリングをすることで、  その両方の気持ちを生かした解決方法が、  お母さん自身の中から自然と生まれてきているのです。    私は、お母さんたちが、自分の気持ちをしっかりと受けとめ、  気持ちにゆとりを持って、事態に臨めば、  そのお母さんなりの子育ての知恵がその人の中から自然に働いてくるに違いない、と信じています。  どのお母さんも、  自らの力で子ども達との新しいかかわり方を創造していくことができるのです。    この本がきっかけとなって、セルフ・カウンセリングに興味をお持ちいただければ幸いです。  そして、この方法によって、  ひとりでも多くのお母さんが、  子育ての楽しさを発見してくださることを、私は心から願っています。                               つづく・・・  次回は    「 セルフ・カウンセリングって何だろう 」    をお送りいたします。        どうぞ、お楽しみに!    皆様のご意見ご感想をお寄せいただけたら幸いです。  self_counseling2000@yahoo.co.jp  セルフ・カウンセリングには、  通学講座、通信講座など様々な講座があります。  詳しい内容はこちらから →http://www.self-c.net/sutady/index.html              →https://www.self-c.jp/学ぶ-セミナー紹介/通信講座で学ぶ/  ご興味のある方は、下記の事務局までお問い合わせください。    一般社団法人生涯学習セルフ・カウンセリング学会    〒215-0003 神奈川県川崎市麻生区高石4-23-15  URL  http://www.self-c.net  電話 044-966-0485 ファクシミリ 044-954-3516  電子メール  self_counseling2000@yahoo.co.jp      ************************************** ************************************** ◎このメルマガに返信すると発行者さんにメッセージを届けられます ※発行者さんに届く内容は、メッセージ、メールアドレスです ◎セルフカウンセリング♪自分の心に出会えるメルマガ♪ の配信停止はこちら ⇒ https://www.mag2.com/m/0000231376.html?l=got179cddb