※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※                                            セルフ・カウンセリング          ♪ 自分の心に出会えるメルマガ ♪             ( ”イライラ””モヤモヤ”が解消できる!) ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※                     第 337 号  2021 年 3月  15日 ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※    新型コロナウィルス感染症の影響で苦しみのうちにあるすべての皆さまへ    心よりお見舞い申し上げます。    またその方々のために献身的に働いておられる医療関係者の皆さまへ    そして社会のライフラインを維持するために働かれている皆さまへ    感謝申し上げますとともに一日も早く元の平穏な日々に戻りますことを    心よりお祈りいたします。     **************************************    みなさん、こんにちは。    「 セルフ・カウンセリング ♪自分の心に出会えるメルマガ♪ 」    をお読みいただきありがとうございます。    みなさんは、セルフ・カウンセリングという言葉を    耳にしたことがおありですか?    これは、渡辺康麿氏が創案した、    書いて読む、一人で出来る自己発見法です。    私たちは、このセルフ・カウンセリングを学んでいるグル-プですが、    みなさんにも、ぜひ、この方法をお伝えしたいと思い、    同氏の著書を連載することにいたしました。    楽しくお読みいただけたら幸いです。   〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜    連載になっております。興味のある方は、    バックナンバーからお読みいただくとわかりやすいと思います。       1号〜    「自分の心に出会える本」     23号〜    「自己形成学の創造」     32号〜    「セルフ・カウンセリングの方法」     62号〜    「自分って何だろう‐現代日本人の自己形成‐」    136号〜    「大人の自己発見・子どもの再発見」 176号〜    「自分を見つける心理分析」 286号〜    「避けられない苦手な人とつきあう方法」 334号〜 新連載「わかっていてもイライラするお母さんへ」 バックナンバーはこちら→ http://www.self-c.net/mg/index.html   〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜* ************************************** **************************************    人は、生まれてから今に至るまでの人生の中で、    いろいろな経験をします。        そして、その経験を通して、    「こうしなければならない」とか「こうあらねばならない」とかいう    その人なりのモノサシを形作っていきます。    自分の生い立ちを振り返ることによって、    無意識に取り込んできたそのようなモノサシに気づき、    そのとらわれから自由になっていく方法を    自己形成史分析といいます。    セルフ・カウンセリングという方法は、    このような、自己形成史分析という    自己探究の方法が基礎になっています。        ☆★☆ セルフ・カウンセリングとは? ☆★☆    セルフ・カウンセリングでは、    自分が経験した日常生活のある時の場面を書きます。        家庭や学校、職場での場面など、どのような場面でもかまいません。        テレビを見た時、本を読んだ時、一人で考えている時など、    相手がいない場面も大切な題材になります。    もちろん文章の上手・下手はまったく問題ありません。    専門知識も必要ありません。        自分が見たこと、聞いたこと、思ったこと、言ったこと、したことを、    時間の順にそのまま書くと、リポートになります。    まず、自分が何を悩んでいるのかわかります。    その悩みの奥に、どのような願いがあるのかわかります。        そして、相手の気持ちがわかります。        そうすると、自分と相手の気持ちを尊重しつつ、    心を通わせてゆくための知恵が生まれます。        人間関係のすべてに共通する心のからくりを、    自分の経験を通して学ぶことができます。 ************************************** **************************************              「わかっていてもイライラするお母さんへ」       幼児の心が見えてくるセルフ・カウンセリング                                   渡辺康麿著  より抜粋                         ( vol . 4 ) ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++          ─ わかっていてもイライラするお母さんへ ─     ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++   セルフ・カウンセリングって何だろう     ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++  ☆★☆ “親離れ子離れの線” ☆★☆  この本に収められている体験報告をお読みいただくに当たって、  セルフ・カウンセリングの方法について、ここで、簡単な説明をしておきたいと思います。  この方法を、知ってからお読みになったほうが、  よりリアルに、その方の体験をご理解いただけると思うからです。    セルフ・カウンセリングは、日常生活の一場面を取り上げ、  それを、特別な用紙に、一定のルールにしたがって書くことから始まります。    この用紙を、場面記述用紙と呼びます。  この用紙には、真ん中に一本の縦線が入っています。  この線の左側に相手の言ったこと、したことを書きます。  右側に自分の思ったこと、言ったこと、したことを書きます。    相手の欄には、言ったことと、したことだけを書き、思ったことは書き入れません。  なぜなら、相手が思ったこと、と言うのは、相手にしかわからないからです。  相手が、本当にどう思っているかは、相手に聞かない限りわからないのです。    けれども、たいていのお母さんは、そう思わないようです。  <子どもはこう思っているんだろうな>と自分が推察したことを、  無自覚のうちに、<子どもはこう思っている>と思い込んでしまうことが多いようです。     相手と自分の行動を、この縦線によって、きっぱりと分けて書くことで、  それが自分の思い込みであることに、気づくことができるのです。  それで、私は、この線を、“親離れ子離れの線”と呼んでいます。   ☆★☆ ありのままを、そのままに ☆★☆  また、この場面記述用紙に、書き入れるとき、守ってほしい書き方のルールがあります。    それは、できるだけ具体的に書くというルールです。    あるお母さんが、“子どもがいたずらした”と書いたとします。  この書き方は、とても抽象的な書き方です。     たとえば、  “子どもが人差し指をつっこんで障子に穴をあけた”と書いたとしたら、  “いたずらした”と言う表現よりは、具体的になったと言えるでしょう。    “いたずら”ととらえるのは、大人の見方です。  障子に穴をあけられたりすると、大人が困るわけです。  自分にとって、都合の悪い遊びだから、大人は“いたずら”と見るのです。  でも、子どもは自分がいたずらしているとは思っていません。  子どもはおもしろいからやっているだけなのです。  事実に即して、具体的に表現することで、  自分の思いから離れて、子どもの様子をありのままに見ることが可能になってくるのです。    また、そのお母さんが、“私は子どもを叱った”と書いたとします。  この“叱った”という書き方も、とても抽象的です。    たとえば、  “私は「そういういたずらは、しちゃいけないといったでしょ!  何度言ったらわかるの!」と言った”と書いたとしたら、  “叱った”という表現より、具体的になったと言えるでしょう。  この場合、言った内容は「  」の中に書き入れるようにします。    また、場面記述用紙の自分の欄には、  自分の言ったこと、したことの他にも、自分の思ったことを書くようになっています。    より具体的に書くためには、  このように言ったときの気持ちを思い起こして、書き加えることになります。     たとえば、  私は<この間、張り替えたばっかりなのに。なんていうことをしてくれたの!        明日は、お客様が見えるのに!>と思った。  私は「そういういたずらは、しちゃいけないと言ったでしょ!         何度言ったらわかるの!」と言った。  というようにです。  この場合、自分が思った内容は、< >の中に書き入れるようにします。   ☆★☆ 子どもの心が見えてくる ☆★☆  ここで、一つの実例をあげましょう。    あるお母さんが、場面記述用紙の相手の欄に、  “子どもはやっぱり勉強していなかった”と書いたとします。    こんな時、私は、お母さんに、  「子どもが勉強していない、というような事実は、世界中どこにも存在していないんですよ」  とお話します。                      以下、次号へつづく・・・    ・・★・・ 編集後記 ・・★・・  木々が芽吹き、花が咲いて、  気候の変化を肌に感じながら  陽射しに春の訪れを感じています。   3月11日には  東日本大震災から10年を迎えました。  新型コロナウィルス感染症による影響は  現在も続いています。  日々の生活の中で、  季節の変化、身体の変化に目を向けつつ  記憶をたどっています。  改めて、いま一度  何を大切にしていくか、  思い巡らせて、生活したいと思います。  ちょっと立ちどまり   深呼吸してみましょう。   自分の心の変化に  気づく機会になるかもしれません。  目まぐるしく過ぎてゆく生活の中で、  息を抜く時間を大切にしたいものです。  皆さまとご一緒に考える機会となれば、  嬉しく思います。  ご一緒に考えてまいりましょう。  次回を、どうぞ、お楽しみに!  皆様のご意見ご感想をお寄せいただけたら幸いです。  self_counseling2000@yahoo.co.jp  セルフ・カウンセリングには、  通学講座、通信講座など様々な講座があります。  詳しい内容はこちらから →http://www.self-c.net/sutady/index.html      →https://www.self-c.jp/学ぶ-セミナー紹介/通信講座で学ぶ/  ご興味のある方は、下記の事務局までお問い合わせください。    一般社団法人生涯学習セルフ・カウンセリング学会    〒215-0003 神奈川県川崎市麻生区高石4-23-15  URL  http://www.self-c.net  電話 044-966-0485 ファクシミリ 044-954-3516  電子メール  self_counseling2000@yahoo.co.jp      ************************************** ************************************** ◎このメルマガに返信すると発行者さんにメッセージを届けられます ※発行者さんに届く内容は、メッセージ、メールアドレスです