※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※                                            セルフ・カウンセリング          ♪ 自分の心に出会えるメルマガ ♪             ( ”イライラ””モヤモヤ”が解消できる!) ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※                     第 338 号  2021 年 4月  1日 ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※    新型コロナウィルス感染症の影響で苦しみのうちにあるすべての皆さまへ    心よりお見舞い申し上げます。    またその方々のため働いておられる医療関係者の皆さまへ    そして社会のライフラインを維持するために働かれている皆さまへ    感謝申し上げますとともに一日も早く元の平穏な日々に戻りますことを    心よりお祈りいたします。     **************************************    みなさん、こんにちは。    「 セルフ・カウンセリング ♪自分の心に出会えるメルマガ♪ 」    をお読みいただきありがとうございます。    みなさんは、セルフ・カウンセリングという言葉を    耳にしたことがおありですか?    これは、渡辺康麿氏が創案した、    書いて読む、一人で出来る自己発見法です。    私たちは、このセルフ・カウンセリングを学んでいるグル-プですが、    みなさんにも、ぜひ、この方法をお伝えしたいと思い、    同氏の著書を連載することにいたしました。    楽しくお読みいただけたら幸いです。   〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜    連載になっております。興味のある方は、    バックナンバーからお読みいただくとわかりやすいと思います。       1号〜    「自分の心に出会える本」     23号〜    「自己形成学の創造」     32号〜    「セルフ・カウンセリングの方法」     62号〜    「自分って何だろう‐現代日本人の自己形成‐」    136号〜    「大人の自己発見・子どもの再発見」 176号〜    「自分を見つける心理分析」 286号〜    「避けられない苦手な人とつきあう方法」    334号〜 新連載「わかっていてもイライラするお母さんへ」 バックナンバーはこちら→ http://www.self-c.net/mg/index.html   〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜* ************************************** **************************************    人は、生まれてから今に至るまでの人生の中で、    いろいろな経験をします。        そして、その経験を通して、    「こうしなければならない」とか「こうあらねばならない」とかいう    その人なりのモノサシを形作っていきます。    自分の生い立ちを振り返ることによって、    無意識に取り込んできたそのようなモノサシに気づき、    そのとらわれから自由になっていく方法を    自己形成史分析といいます。    セルフ・カウンセリングという方法は、    このような、自己形成史分析という    自己探究の方法が基礎になっています。        ☆★☆ セルフ・カウンセリングとは? ☆★☆    セルフ・カウンセリングでは、    自分が経験した日常生活のある時の場面を書きます。        家庭や学校、職場での場面など、どのような場面でもかまいません。        テレビを見た時、本を読んだ時、一人で考えている時など、    相手がいない場面も大切な題材になります。    もちろん文章の上手・下手はまったく問題ありません。    専門知識も必要ありません。        自分が見たこと、聞いたこと、思ったこと、言ったこと、したことを、    時間の順にそのまま書くと、リポートになります。    まず、自分が何を悩んでいるのかわかります。    その悩みの奥に、どのような願いがあるのかわかります。        そして、相手の気持ちがわかります。        そうすると、自分と相手の気持ちを尊重しつつ、    心を通わせてゆくための知恵が生まれます。        人間関係のすべてに共通する心のからくりを、    自分の経験を通して学ぶことができます。 ************************************** **************************************              「わかっていてもイライラするお母さんへ」       幼児の心が見えてくるセルフ・カウンセリング                                  渡辺康麿著  より抜粋                         ( vol . 5 ) ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++          ─ わかっていてもイライラするお母さんへ ─             ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++ セルフ・カウンセリングって何だろう ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++     前号からの続きですので、バックナンバー337号から     お読みいただくとわかりやすくなっています。  ☆★☆ 子どもの心が見えてくる ☆★☆  ここで、一つの実例をあげましょう。    あるお母さんが、場面記述用紙の相手の欄に、  “子どもはやっぱり勉強していなかった”と書いたとします。    こんな時、私は、お母さんに、  「子どもが勉強していない、というような事実は、世界中どこにも存在していないんですよ」  とお話します。    たいていのお母さんは、びっくりしたような顔をして  「いいえ、そんなことはありません。    私はこの目で見たんですから」と反論してきます。    けれども、私が  「そうですか。では、お子さんはいったい何をしていたんですか」と聞くと、  お母さんたちの口から、初めて「テレビなんか見てるんですよ」という、“事実”が語られます。    事実は、“テレビを見ていた”ということなのです。  もし、書き方のルールにしたがって書くなら、  この時のことは、次のように書けるでしょう。  私はお皿を洗っていた。  私は<そろそろ、勉強を始めているかな>と思った。  私は子ども部屋のドアを開けた。  子どもは、テレビを見ていた。  私は<やっぱり勉強していない>と思った。  というように。    子どもが勉強していない、と言うのは、  勉強してほしい、という自分の気持ちから見た相手の姿があって、  子どもの事実そのものではないのです。  少なくとも、子どもは  “自分は勉強していない”と思ってはいないのです。  子どもは、ただ“テレビの番組がおもしろい”と思っているだけなのです。    私に、そう指摘されると、お母さんたちは、  子どもが“勉強していなかった”のではなく、  “テレビを見ていた”という事実をしぶしぶ認めます。  でも、その“テレビを見ていた”と言う事実を書く時には、一言つけ加えるのです。    たとえば、“子どもは平然とテレビを見ていた”というようにです。    自分の思いを子どもの事実につけ加えてしまうわけです。    お母さんとしては、何度も子どもに勉強しなさいと言っているのに、  まだ勉強を始めていない、という思いがあるから、  子どもが“平然と”テレビを見ているように感じられるわけです。    もし、このルールにしたがって書くと、  右側の自分の欄に、たとえば、  “私は<勉強しなさい、とあれほど言ったのに、テレビを平然と見ているわ>と思った”  というように書くことになります。    子どもの事実とそれに対する自分の思いが真ん中の線できれいに分けられるわけです。  分けたところで、左側の相手の欄だけを読めば、子どもの心が見えてくるのです。  ☆★☆ お母さんたちから寄せられた体験報告 ☆★☆  現在、さまざまな公民館の家庭教育学級や女性学級などで、  セルフ・カウンセリング講座が開かれています。  最近は、生協でも講座が開かれるようになっています。    家庭教育学級では、幼児期の子を持つお母さんから、思春期の子を持つお母さんに至るまで、  実に多くのお母さんたちが、セルフ・カウンセリングを学んで来られました。  そして、自分の子育てを振り返ることによって、  子どもとの心の交流を取り戻し、  新しい、わが子とのかかわり方を創り出してゆかれたのです。    また、講座が終了した後に、  自主グループを作り、セルフ・カウンセリングを学び続けているお母さんたちもいます。  さらに、そのお母さんたちの中から、  新しいメンバーになったお母さんたちに、セルフ・カウンセリングを手ほどきする、  リーダーも育ち始めています。    私の手もとには、さまざまな形でセルフ・カウンセリングと関わっているお母さんたちから、  体験報告が、たくさん送られてきています。  この本には、その中から、幼児期のお子さんを持つお母さんたちの体験報告を選んで収録しています。                               つづく・・・  次回は    「 お母さんたちのセルフ・カウンセリング体験記 」    をお送りいたします。        どうぞ、お楽しみに!    皆様のご意見ご感想をお寄せいただけたら幸いです。  self_counseling2000@yahoo.co.jp  セルフ・カウンセリングには、  通学講座、通信講座など様々な講座があります。  詳しい内容はこちらから →http://www.self-c.net/sutady/index.html              →https://www.self-c.jp/学ぶ-セミナー紹介/通信講座で学ぶ/  ご興味のある方は、下記の事務局までお問い合わせください。    一般社団法人生涯学習セルフ・カウンセリング学会    〒215-0003 神奈川県川崎市麻生区高石4-23-15  URL  http://www.self-c.net  電話 044-966-0485 ファクシミリ 044-954-3516  電子メール  self_counseling2000@yahoo.co.jp      ************************************** ************************************** ◎このメルマガに返信すると発行者さんにメッセージを届けられます ※発行者さんに届く内容は、メッセージ、メールアドレスです