※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※                                            セルフ・カウンセリング          ♪ 自分の心に出会えるメルマガ ♪             ( ”イライラ””モヤモヤ”が解消できる!) ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※                     第 372 号  2022 年 9月  1日 ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※    新型コロナウィルス感染症の影響で苦しみのうちにあるすべての皆さまへ    心よりお見舞い申し上げます。    またその方々のために献身的に働いておられる医療関係者の皆さまへ    そして社会のライフラインを維持するために働かれている皆さまへ    感謝申し上げますとともに一日も早く元の平穏な日々に戻りますことを    心よりお祈りいたします。     **************************************    みなさん、こんにちは。    「 セルフ・カウンセリング ♪自分の心に出会えるメルマガ♪ 」    をお読みいただきありがとうございます。    みなさんは、セルフ・カウンセリングという言葉を    耳にしたことがおありですか?    これは、渡辺康麿氏が創案した、    書いて読む、一人で出来る自己発見法です。    私たちは、このセルフ・カウンセリングを学んでいるグル-プですが、    みなさんにも、ぜひ、この方法をお伝えしたいと思い、    同氏の著書を連載することにいたしました。    楽しくお読みいただけたら幸いです。   〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜    連載になっております。興味のある方は、    バックナンバーからお読みいただくとわかりやすいと思います。       1号〜    「自分の心に出会える本」     23号〜    「自己形成学の創造」     32号〜    「セルフ・カウンセリングの方法」     62号〜    「自分って何だろう‐現代日本人の自己形成‐」    136号〜    「大人の自己発見・子どもの再発見」 176号〜    「自分を見つける心理分析」 286号〜    「避けられない苦手な人とつきあう方法」    334号〜    「わかっていてもイライラするお母さんへ」    356号〜 新連載「小学生にわかっていてもイライラするお母さんへ」  バックナンバーはこちら→ https://secure02.red.shared-server.net/www.self-c.net/mg/index.html   〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜* ************************************** **************************************    人は、生まれてから今に至るまでの人生の中で、    いろいろな経験をします。        そして、その経験を通して、    「こうしなければならない」とか「こうあらねばならない」とかいう    その人なりのモノサシを形作っていきます。    自分の生い立ちを振り返ることによって、    無意識に取り込んできたそのようなモノサシに気づき、    そのとらわれから自由になっていく方法を    自己形成史分析といいます。    セルフ・カウンセリングという方法は、    このような、自己形成史分析という    自己探究の方法が基礎になっています。        ☆★☆ セルフ・カウンセリングとは? ☆★☆    セルフ・カウンセリングでは、    自分が経験した日常生活のある時の場面を書きます。        家庭や学校、職場での場面など、どのような場面でもかまいません。        テレビを見た時、本を読んだ時、一人で考えている時など、    相手がいない場面も大切な題材になります。    もちろん文章の上手・下手はまったく問題ありません。    専門知識も必要ありません。        自分が見たこと、聞いたこと、思ったこと、言ったこと、したことを、    時間の順にそのまま書くと、リポートになります。    まず、自分が何を悩んでいるのかわかります。    その悩みの奥に、どのような願いがあるのかわかります。        そして、相手の気持ちがわかります。        そうすると、自分と相手の気持ちを尊重しつつ、    心を通わせてゆくための知恵が生まれます。        人間関係のすべてに共通する心のからくりを、    自分の経験を通して学ぶことができます。 ************************************** **************************************              「小学生にわかっていてもイライラするお母さんへ」       わが子の心が見えてくるセルフ・カウンセリング                                  渡辺康麿著  より抜粋                         ( vol . 17 ) ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++          ─ お母さんたちのセルフ・カウンセリング体験記 ─             ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++         6 「あんな奴、先生じゃない!」               先生から「親の育て方が悪いから」と思われることを            恐れていたことに気づいて         安岡由利子            息子の力を信じて応援してゆけばいいんだ!              ( 体験記 6 ー 後半 )      前号からの続きですので、バックナンバー371号から      お読みいただくとわかりやすくなっています。  ☆★☆ 記述を何度も読み返してみよう ☆★☆  私の記述に、書かれていた添削の最後に、こんな一言がありました。 “記述を書き直したら、それを何度も読み返してみましょう。  記述の自分の欄だけを読み返すのを、自分読みと呼びます。  相手の欄だけを読み返すのを相手読みと呼びます。  記述の全体を読み返すのを全体読みと呼びます。  自分読みと相手読みと全体読みを組み合わせて、何度も読み返してみましょう”。  私は、最初は、<何度も読みかえすなんて、面倒くさいわ>と感じていました。  けれども、添削された問いかけに答えることで、  この時のことが、リアルによみがえってくる、ということを経験して、  <読み返しもやってみよう>と言う気持ちが起こってきました。  <添削に書かれていることの一つ一つを信じて、やってみよう>という気持ちが私の中に生まれて来たのです。    ☆★☆ 浩介をたしなめるようなことしか言っていなかった ☆★☆  私は、まず、自分の心のセリフの抜き読みをしてみました。  記述の自分読みをしてみて、浩介のことを心配する気持ちが、  記述の心のセリフの中にあふれているように思いました。  私は、浩介の一言一言に、はらはらし、どきどきしています。  けれども、私は、最終的には、浩介を怒らせてしまいました。  <何がいけなかったんだろう>。  私は、今度は、記述の自分の欄のセリフだけを拾い読みしてみました。  この時、実際に口にしたのは、セリフだけです。  心のセリフは、私が心の中でつぶやいたことですから、浩介には伝わっていません。  セリフだけを拾い読みすることで、  この時、私が浩介にどんなことを言っていたのかを確かめてみたいと思ったのです。  私の言った言葉だけを読み返してみて、私は<あれっ?>と思いました。  私の発言は、先生の側に立った発言か、浩介をたしなめる発言ばかりだったことに気づいたのです。  あの時、浩介は「ママも、僕が悪いって思ってるんだね!もういい!もうママには何も言わない。  もうママとは口をかきない!」と言いました。  その時は、<こんなに心配しているのに、なぜ、私の気持ちをわかってくれないの?>という思いで、  涙が出そうになりました。  けれども、今は、こうして、自分のセリフを読んでみて、  浩介がこう感じるのも当然だわ、と思えてきたのです。  ☆★☆ “自分は悪くない”ということだけ訴えていた ☆★☆  次に相手読みをしました。  浩介の側の記述だけを読んで、浩介が、訴えていたことは、  “自分は悪くないんだ”ということだけだったということにあらためて気づきました。  自分がやっていないことを、“やった”と決めつけられ、  浩介は、本当に悔しい思いをしたのだろうと思います。  その悔しさを、私にぶつけ、“自分は悪くなかったんだ”ということを、  認めてもらいたかったのだろうと思います。  その気持ちが、こうして読み返すと、ひしひしと伝わってきました。  あの時、「そう。悔しかったね」と私が、その気持ちを受けとめてあげられれば、  浩介の気持ちも落ち着いたに違いありません。  なぜ、この時に、そう言えなかったのでしょう。  また、浩介のためを思っていたはずなのに、なぜ、浩介を逆に責めるようなことを言ってしまったのでしょう。  自分のことながら、自分でも、良くわからなくなってしまいました。  ☆★☆ 事実を見る勇気がなかった ☆★☆  最後に全体を読み返してみました。  浩介は、ただひたすら、自分が悪くないことをわかってほしい、と私に訴えています。  それに対して、私の方の思いは複雑です。  浩介の訴えに対して、<よっぽど悔しかったのね>と受けとめながら、  <でも、そんなことってあるかしら>と浩介の訴えを疑ってもいます。  私は、浩介の気持ちを受け入れたいと思う一方で、  浩介が訴えていることは、浩介の思い込みにすぎない、  先生がそんな決めつけ方をするわけがない、と思いたい自分がいたことに気づきました。  私は、“先生が、やってもいないことを、やったと決めつけた”ということを知るのが怖かったのです。  もし、それが事実であるなら、先生の中には、  “浩介君は悪いことをしてしかるべき生徒だ”という認識が、  動かしがたいものとして、しっかりとでき上っているはずです。  そこまで、人間関係がこじれてしまっていたなら、これ以上、どうすることもできないのではないか。  そんなおそれが私の中にあったのだと思います。  記述全体を読み返してみて、私が浩介の問題に、どこか腰が引けた態度で対していることを感じました。  何とかしなければいけない、という強い思いがある一方で、事実をそのままに見る勇気が私にはなかったのです。  ☆★☆ 浩介の力を信じ、応援していけば良いんだ ☆★☆  それは、“こじれるだけこじれてしまった人間関係を修復することは不可能だ”  と言う私の思いからきているように思います。  私自身、かつて、友人との関係をこじらせてしまったことがありました。  何気ない一言が誤解を生み、一度、誤解されてしまうと、  そういう目で、すべて曲げて受け取られてしまい、とてもつらい思いをしました。  その時から、私は、ある人との関係がこじれそうになると、  自分の気持ちを抑え、その人とは、ちょっと距離を取るようになったのです。  ここまで、自分の経験を思い返していて、「はっ!」としました。  それが、私自身の経験であり、浩介の経験ではない、ということに気づいたからです。  当たり前のことなのですが、私と浩介では、性格が全く違います。  どちらかと言うと内向的な私に対して、浩介は、何でもはっきりと口にするタイプの子です。  また、同じ人間関係のこじれ、と言っても、  私が経験したのとまったく同じ状況に浩介が身を置くことは、あり得ないことでしょう。 「浩介は浩介の人生を生きているんだ。  浩介の力を信じて、浩介を応援していけば、浩介らしい解決が起こってくるかも知れない」  そんな思いが起こってきました。  ☆★☆ 自分のことで必死で、浩介のことが考えられなかったのかもしれない ☆★☆  私は、最後まで、“<ああ、私には、もう何も言えない>”という個所の、  心のセリフを詳しくできませんでした。  でも、今なら、新たなセリフをつけ加えられるような気がしました。  私は、その言葉の後に自分の思いを書き足して行きました。  <ああ、私には、もう何も言えない。浩介の気持ちはわかる。   でも、ここまでこじれてしまった先生と浩介の関係を、私にはどうすることもできない。   私は、人づき合いが上手ではない。いやむしろ、下手な方だ。   相手から、悪く思われているな、と思うと緊張してしまって、言いたいことも言えなくなってしまう。   こんな私に、浩介を助けることなんて、できっこない。どうしよう。   いったい、浩介は、どうなってしまうんだろう>  驚くほどたくさんの言葉が、すらすらと私の心の中から出てきました。  あらためて、この心のセリフを読みながら  <私は、浩介と先生の関係を、何とか上手に調整しなくてはいけない、と考えていたんだ。  けれども、それは、私にとって、荷が重すぎるし、逃げ出したい、そう感じていたんだ。  でも、親として、そんなことじゃいけない、と自分を励ましていたんだ。  心が揺れて、不安になっていたのは、浩介じゃなく、私の方だったんだ。  そんな不安な気持ちを無理やりに押し込めようとしていたんだ。  今にも逃げ出したい気持ちを、抑えるのに必死だったんだ。  それで手いっぱいで、浩介の気持ちを思いやるところまで、気がまわらなかったのかもしれない>と気づきました。  今まで、心の中でしこっていたものが、温かくほぐれていくのが感じられました。  不思議なことなのですが、急に、気持ちが楽になったのです。    ■最近の記述  【場面説明】  担任の先生から、電話連絡がありました。  友人三人と、浩介がゲームセンターで行ったことがわかったというのです。  浩介は、自分が行ったことは認めたらしいのです。  けれども、一緒に行った友人の名前は、どうしても教えなかったそうです。  先生はきつい調子で、 「本当に頑固で困ります。お母さんから聞き出しておいて下さい」  とおっしゃると、電話を切りました。  その日、浩介が学校から帰って来ると、浩介を呼び止め、居間で向き合って座りました。  【場面記述】   私は<まったく嫌な役を引き受けちゃったなぁ。まぁ、一応聞くだけ聞いてみよう>と思った。  私は「ゲームセンターには、誰と行ったの?ママに話して・・・」と言った。  浩介は下を向いた。  私は<友達の名前は言いたくないんだな。一度口をつぐんでしまうと、何もいわなくなってしまう。     きっと学校でもこんな様子だったんだろうな。先生は、この子に対して、あまり良い印象を抱いていない。     こんな態度じゃ、先生からガンコだ、反抗的だと言われても仕方がない>と思った。  私は「ねェ、誰と行ったの?ママに話してちょうだい」と言った。  私は<友達の名を聞き出すなんて、ホントにイヤなこと頼まれちゃったなあ。     何だか尋問しているみたいで、イヤだなあ>と思った。  私は浩介を見た。  浩介は下を向いて座っていた。  私は<長期戦になりそうだな。早くこんな状態を終わりにしたいなあ>と思った。 〜〜 二、三分過ぎて 〜〜  私は<なんだか、絶対に言うもんか!っていう感じだなあ。こうなると、口を開かせるのは難しいな。     弱っちゃったなあ。このままでは、先生にも報告できないしなあ>と思った。  私は「ねえ。お友達の名前、話してくれない?」と言った。  浩介は下を向いていた。  私は<だめか。やっぱり。言いにくいけれど、『聞けませんでした』って、先生に言おう。     あの先生のことだから、きっと、『そこを聞くのが、親じゃないですか!     そんなだから、浩介君はわがままになってしまうんです!』ぐらいは言いそうだな。     でも、浩介が言いたくない気持ちは、わかるような気がする。今日は、この辺りでやめておこう>と思った。  私は「もういいよ。今日はもう聞かないから、おやつ食べておいで」と言った。  浩介は顔を上げた。  私は<びっくりしたみたいな顔をしている。もうちょっとしぼられると思っていたのかしら>と思った。  浩介の目から涙がこぼれ落ちた。  私は<あら、どうしたのかしら?>と思った。  浩介は「だって・・・。だって・・・。ママだって、いつも言うじゃないか!      誰がやった、なんて言うなって。自分のやったことを人のせいにするなって!」と言った。  私は<エッ、どういうこと?>と思った。  浩介は「だから、ボクは言わなかったんだっ!誰と行ったかなんて、誰にも言わないって言ったんだ。      そうしたら、先生メチャメチャ怒ってた。僕は、僕が行きたいと思ったから行ったんだ。      友達のせいで行ったんじゃない。      告げ口するような、そんな卑怯なまねはできない。そう思ったんだ!」と言った。  私は<そうか。この子は、そんなこと考えてたのか。     この子はこの子なりに、自分のやったことには責任をとろうとしてたんだ。     ずい分、大人っぽい考え方をするようになったんだな。     そう言われれば、私はいつも、     口グセのように『人のせいにするんじゃありません』と言ってたっけ>と思った。  私は「そうか。そういうことだったの。浩介の気持ち、良くわかった。     自分のしたことの責任はとるけど、告げ口はしたくなかったんだね。     友達の名前を言えば、告げ口になってしまう。そう思ったんだね」と言った。  浩介は、肩を震わせながらうなずいた。  私は<なんだかいじらしいな。そういうことなら、浩介の思う通りにさせよう>と思った。  私は「ママはね、責任逃れのためではなく、自分で悪かったって認めて責任をとるなら、     その時一緒に悪いことした友達の名前を言うことは、必ずしも告げ口にならないと思う。     でも、浩介が言いたくないのなら、それでもいいよ。さ、この話はこれで終わりにしよう」と言った。  浩介はしばらくの間、すすり上げていた。  ☆★☆ 何で浩介は、自分の気持ちを話したんだろう ☆★☆  この出来事は、つい最近起こったことです。  先生から、浩介がゲームセンターに行っていた、と言うことを告げられた時は、さすがに動揺しましたが、  それでも、浩介を二人で向き合いっているうちに、気持ちが自然と落ち着いてゆきました。  そんなゆとりからでしょうか。  珍しく浩介は、自分の気持ちを私の前で話してくれたのです。  私は、一度この時のことを記述に書いてみようと思い立ちました。  何が、浩介に話そうという気持ちを起こさせたのかを知りたいと思ったからです。  ☆★☆ 先生からの評価にこだわっていた私 ☆★☆  記述を書いてみて、感じたのは、全体的に、私にゆとりが生まれてきている、ということです。  最初に書いた記述の心のセリフには、差し迫ったような緊張感がありました。  けれども、この時は、<だめだったら、だめで仕方がない>と思うだけのゆとりがあったのです。  そのゆとりは、どこから生まれてきていたのでしょうか。  私は記述をもう一度よく読みかえしてみました。  <あの先生のことだから、『そこを聞くのが、親じゃないですか!      そんなだから、浩介君はわがままになってしまうんです!』ぐらいは言いそうだな>  という心のセリフに目が止まりました。  <ああ、ここかな>と思いました。  今までの私には、ここまでの思いきりがなかったのです。  先生からだめな親だと思われたくない。  『親の育て方が悪いから』と言われたくない、とひるむ思いがありました。  けれども、この時は、<先生からどう思われようと構わない。そんなことより、今、大事なのは、浩介のことだ。  浩介にとって一番良いように考えてあげよう>と、素直に、浩介の立場に立つことができました。  その気持ちが、自然と浩介に伝わり、浩介も自分の気持ちを話す気になったのだと思います。  今回の記述を書いて、  これまでの自分が先生からどう評価されるかにこだわっていたために  浩介の立場に立つことができなくなってしまっていたんだ、ということに初めて気づきました。  ☆★☆ 「今度は、はっきり言ってやったよ」 ☆★☆  このことがあって数日後、浩介は私の所に来て、  「この間、ゲームセンターに一緒に行った子ね。謙吾君と洋平君と淳君だったんだよ」と言いました。  浩介の話では、謙吾君達は、あれからまたゲームセンターに遊びに行って、  結局先生にバレてしまったということでした。  もうバレてしまったので、黙っている必要がなくなったと言って、  浩介は、ゲームセンターに一緒に行った友達の名前を、私に教えてくれたのです。  そしてこの時、浩介は「でも、頭にくるよな。ボク、叱られたんだよ」と言いました。  私は「浩介は今度は行かなかったんでしょ?」と聞くと、  「そうじゃなくて、この間ボクがちゃんと皆の名前を言ってれば、   謙吾君達は同じ間違いを二回繰り返さないですんだって言うの!   謙吾君達が行ったのは、ボクのせいだって!」と言いました。  私は<あーあ、先生がそう言いたくなる気持ちはわからないではないけど・・・。     でも、そこまで言ってしまったら、浩介の気持ちはどうなるの!>と思いました。  先生に対して、怒りを覚えました。  私は「そうか。でも、ちょっとひどいよね。浩介は、全然悪くないじゃない」と言いました。  浩介は「うん。ボク、今度ははっきり言ってやったよ。ボクは告げ口はしたくなかったんだって。      友達の名前を言うことは告げ口になると思ってたんだって」と言いました。  浩介は、自分の気持ちを先生に伝えることができたのです。  私はとてもうれしく思いました。 「そう、よく言えたね」と言うと、  浩介は、「うん。やっぱり、言わなくちゃわからないよね。  でも、ちゃんと言ったのに、先生は、そこは何も言わないで、 『これからは、聞かれたことに正直に言いましょう』だってさ。かわいくないやつ」と言いました。  私には、そう言った時の先生のお気持ちもわかるような気がしました。  先生もバツがわるかったのかもしれません。  ☆★☆ 大事なことは気持ちを伝えること ☆★☆  今回のことで、先生と浩介との間が、すっかりうまくいくようになった訳ではありません。  けれども、私は、ゆとりを持って浩介に対応することができるようになりました。  また、そのことによって、浩介も、自分の気持ちを先生に伝えることができるようになったのです。  浩介に必要なことは、先生に反発することではなく、  自分の気持ちを繰り返し、先生に伝える、ということなのではないかと思います。  自分の気持ちを見つめるだけで、問題の解決になるだろうか、と疑いながら始めたセルフ・カウンセリングでした。  しかし、セルフ・カウンセリングは、私たち親子に、思いがけない、大きな変化をもたらせてくれました。  今は、セルフ・カウンセリングに出会えたことを、心から感謝しています。                           つづく・・・  次回は    「 お母さんたちのセルフ・カウンセリング体験記 7 」    をお送りいたします。        どうぞ、お楽しみに!    皆様のご意見ご感想をお寄せいただけたら幸いです。  self_counseling2000@yahoo.co.jp  セルフ・カウンセリングには、  通学講座、通信講座など様々な講座があります。  詳しい内容はこちらから →http://www.self-c.net/sutady/index.html              →https://www.self-c.jp/study/self-counseling/  ご興味のある方は、下記の事務局までお問い合わせください。    一般社団法人生涯学習セルフ・カウンセリング学会    〒215-0003 神奈川県川崎市麻生区高石4-23-15  URL  http://www.self-c.net  電話 044-966-0485 ファクシミリ 044-954-3516  電子メール  self_counseling2000@yahoo.co.jp      ************************************** ************************************** ◎このメルマガに返信すると発行者さんにメッセージを届けられます ※発行者さんに届く内容は、メッセージ、メールアドレスです ◎セルフカウンセリング♪自分の心に出会えるメルマガ♪ の配信停止はこちら ⇒ https://www.mag2.com/m/0000231376.html?l=got179cddb ━━━━━━━━━━━━ あなたにおすすめのメルマガ【Pickup!】 ━━━━━━━━[PR]━ ●川島和正の近未来対策メールマガジン https://regist.mag2.com/reader/Magrdadd?rdemail=info%40self-c.net&magid=0000181856®=pc_footer2&l=got179cddb ※ワンクリックで簡単に無料登録できます↑ 資産1億円はこうして作る。川島和正が教える、2022最新お金の増やし方 ━━━━━━━━━━━━ あなたの悩みに共感するby them ━━━━━━━━━━━━ 人妻と家でしている最中に夫が帰宅。殴られ続けた後に聞いた「絶望の一言」 https://i.mag2.jp/r?aid=a6302eab97ccde いま話題の「セカ活」とは?人生100年時代を生きるアラフィフ女性のこれからの生き方 https://i.mag2.jp/r?aid=a6302eab97ec1a なぜ人気?日本が大好きな韓国人たちが「絶対に行きたい!」と答えた意外な街の名前 https://i.mag2.jp/r?aid=a6302eab980f4d ━━━━━━━━━━━━ 注目の有料メルマガをご紹介 ━━━━━━━━━━━━ ●西野亮廣エンタメ研究所 (編)人気オンラインサロンが待望のメルマガ化!次々と新しいエンタメにチャレンジし続ける西野亮廣の考えや感じたことをほぼ毎日配信。 https://i.mag2.jp/r?aid=a630d87d61ee9c&e=info%40self-c.net ※ワンクリックで簡単にお試し登録↑(初月無料) ●喜多川泰のメルマガ「Leader’s Village」 著書「手紙屋」等ベストセラー多数。言葉の力で多くの人生を変えた著者が自分と人を前向きに導くヒントを毎週お届け。 https://i.mag2.jp/r?aid=a630d87d6211df&e=info%40self-c.net ※ワンクリックで簡単にお試し登録↑(初月無料) ●神樹兵輔の衰退ニッポンの暗黒地図──政治・経済・社会・マネー・投資の闇をえぐる! 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