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活動内容
職業選択とセルフ・カウンセリング (4/6)
 

Mさんの記述 その1

私は、まず、ノートに、『私が御社を選んだのは、御社の事業内容が、すばらしいからです』と書いた。

 私は<でも、これだけじゃあまりにも抽象的すぎるな。事業内容のどんな点が良いと感じたのかな。

 この会社の事業内容が、文化的で教育的な点が良いと思ったのかなぁ。確かに、ものを売って利益を得るのに一生懸命になっている企業より、人間的な企業だと思うな>と思った。

私は続けて、『御社の事業内容が、文化的で教育的な点が、よいと思ったからです』と書いてみた。

 私は<ダメダメ。こんな表現、まるで、その企業の宣伝文句のようだ。

 私が書こうとしていることは、一般論だ。あなたの会社は社会的にはこんな風に評価されていますよ、なんていう話を、わざわざその会社の人にしたって仕方がない。

私は、いったい会社に何を伝えたいんだろうか>と思った。

Mさんの発見

 心の中の思いを書いているうちに、Mさんは、自分が伝えたいことは、自分自身の経験だ、ということに気づきました。

 『音楽と出会うことで、どんなに充実した経験をすることができたか、ということ。そのきっかけを与えてくれた、この会社の音楽教室に心から感謝していること。

その会社で働くことができたら、嬉しい、ということ。私は、それを会社に伝えたいと思っていたのだ』と、Mさんは気づいたのです。

 思い迷う自分の気持ちを、そのまま心のセリフとして記述に書くことで、Mさんは、ようやく、自分が何を書けば良いのかをつかむことができました。

 私は、Mさんに、セルフ・カウンセリングの方法をフルに活用して、この文を完成させてみてはどうか、と言いました。

 Mさんは、会社説明のパンフレットの文の中で、特に心に残った箇所について、自分が感じたことを心のセリフの形で表現してゆきました。

 
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